風鈴を作ろう-構造編

「ふらのクリエイターズマーケット」への出展が決まりましたが、私は大きなプロジェクトの真っ只中で、五郎さんは大物のオーダーの依頼が入っているので、イベントに向けての制作はまだまだといった感じです。

今日は久々に先生のいる時間に教室に行くことができました。私と先生の師弟対決動画を待っている人もいるようなので、そろそろ何かやりたいな~と思っていますが、私の腕がかなり落ちているので、対決にならないかも。(^▽^;)

ゴールデンウィークが終わったら本格的に制作を始めるし、パソコンでの動画編集についてもかなり慣れてきたので、師弟対決を含めて、面白いものが作れるんじゃないかと思います。私の陶芸のスキルは大したことないけど、それ以外の分野では強みもあるので「私らしさ」を全面に押し出しながら、プロモーション活動していきたいと思います。

2週前から始めた風鈴作りですが、かなりゆっくりペースで進んでいます。今日は風鈴の音の鳴る部分を作っていきました。タタラで薄く伸ばしたものに穴を開けたり、クレイガンを使って、丸い棒状のものを作ってみたりと色々考えてみたんですけど、そもそも私は風鈴の構造がよく分かってなかったんです。棒状の金物をぶら下げた「ウィンドベル」のイメージが強くて、風で鳴り物同士がぶつかればいいのかな~みたいな考えをしていました。

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先週削った外側の部分と合わせてみたら、やっぱり間違ってる。ちが~う! これじゃ、音鳴らないよ~。これで鳴り物同士がぶつかって音が出るようなら、本体の意味が全くないよね。

いや~、おかしい。どう考えてもおかしいでしょ~。(笑)

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というわけで、構造を考え直しました。つーか、最初はここから考えるべきだよね。音の鳴る部分を「舌(ぜつ)」と呼ぶそうです。湯呑みをひっくり返したような「本体」とそれにぶつかる「舌」を作って、紐で結んで、短冊をつければいいんだよね。必要なパーツをきちんと把握するために展開図を描いてみました。最低限必要なのは、本体、舌、紐2本、短冊かな。その他に短冊の間に挟む錘もあった方がいいのかなと思いました。

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う~ん、先が思いやられるね。せっかくなので、これまでに作った分は全て乾燥棚に乗せておきました。

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風鈴を作ろう-削り編

大きなプロジェクトが進行中で陶芸活動はあまり出来ていませんが、忙しい時ほど自然と触れ合うアナログ時間を大切にしたいと思っています。自然なものに触れることで、心を落ち着かせ、感性を研ぎ澄ますことができます。

夏に向けて風鈴作りを始めましたが、これまでに風鈴を作った経験はなく、周りで作っている人を見たこともないので、初めての試みです。インターネットでノウハウを検索することもできますが、風鈴作りに関してはあまり情報が多くないように思います。なので、私の経験がこれから風鈴作りをする人の参考になればいいな~と思って記録しています。

粘土は「半磁器土」を使っています。大きさ・厚さはバラバラで挽いてあります。20個ありましたが、削りで2個失敗したので、18個残しておきます。

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ポンスで紐を通す穴を開けておきました。

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厚みのあるものも多かったので、鎬を入れていますが、それでも結構重いです。ぶら下げるものなのに、重いのはどうかな~。(^^;

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鳴り物は丸いものよりも棒状のものの方が音が出やすいようなので、色んな形のものを適当に用意してみました。紐を通す穴を開けますが、時間がなくなったので、今日はここまでです。ガタガタの部分を整えて、穴を開けるので、このまま発泡スチロールで保管しておきます。

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風鈴を作ろう-ロクロ成形編

昔から「光るもの」と「音の鳴るもの」が好きでした。冬はキラキラ光る「キャンドルポット」をたくさん作ったので、夏に向けてチリンチリン鳴る「風鈴」を作ろうと思っています。これまで風鈴を作った経験はないので、これが初めての試みです。

音色の好みはありますが、高い音色を求めるならば、高い温度で焼く必要があり、それに耐えられる粘土が必要になります。市販のものを見る限り、やはり石を原料にした磁器を使ったものが多いと思います。磁器は1,300度ぐらいの高温で焼くので、薄くて丈夫な仕上がりになります。私の環境では磁器の焼成が難しいので、半磁器を使ってみることにしました。まずは10kg仕入れてみました。半磁器はこれまでにも使ったことがありますが、焼き上がりは真っ白になります。発色が良く、絵付けにも向いています。

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どんな形がいいのかわからないので、色んな形で挽いてみました。ロクロは久しぶりで、かなり腕が落ちています。手を掛けすぎるとクニャクニャになってしまうので、少ない回数で仕上げなければいけません。

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なかなか調子が上がらず、20個で終了しました。色んなことが立て込んでいますが、陶芸の時間はキープしていきたいです。精度&スピードアップ目指して、がんばりましょう。

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美しい夜

「雪」と「灯り」というのは、とても素敵な組み合わせだと思います。雪の多い北海道では、あちこちでそれに絡めたイベントがありますが、タイミングが合わなくて滝川の紙袋ランターンも見に行けなかったし、他のイベントも見なかったような気がします。

私も雪があるうちにキャンドルナイトをやろうと思っていたのに、もう4月になってしまいます。つーか、まだ雪はあるんですけど、土が出てきてあまりキレイじゃなくなってきたんです。そもそも、外でやろうとするから億劫に感じるわけで...だったら、家の中でやればいいんだよね。というわけで、急に思い立って、在庫のポットの3分の1ぐらいに本物のキャンドルを使って、キャンドルナイトをやりました。

これまでに作ったポットの数は300個近いかもしれません。開けた穴を平均100とすると、3万穴...そう考えると、がんばったなぁ~と思います。

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五郎ライトと明るいLED電球を使ったランプシェードは、眩い光を放っています。照明は暖色が好きなので、私はキャンドルの炎の方が好きかな。柔らかくて暖かい。

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キャンドルポットの在庫はたくさんあるので、随時里親を募集しています。気に入ってくれる人に使ってもらえるのが一番嬉しいです。

鍋敷きの掻き落とし

ふらのクリエイターズマーケットの出展が決まったので、そろそろ本腰を入れて創作活動を始めようと思っていた矢先ですが、パソコン関係の仕事の依頼の他、結婚式のビデオ制作など、色んな依頼がドド~ッと入ってきて、飽和状態になってきました。やらなければならないことが沢山あるときは、とにかく一つずつ確実に終わらせるしかありません。昔は全部一人で抱え込んでしまう感じでしたが、今は協力してくれる仲間も増えてきたので、他の人に回せることはうまく回していきたいと思います。結婚式のビデオ制作については、色々思うことがあり、かなり大きなプロジェクトになりました。無事に完成したら、制作秘話などゆっくり書いていきたいと思います。

私はとても楽天的だし、ノリだけで生きているところがあるので、ちょっと大変だなと感じても「自分に解決できない問題は起こらない」と思っているので、すぐに開き直ります。命まで取られるわけじゃないし、何とかなるさ~。

パソコン関係のお話が増えてくると、どうしたってパソコンの前に向かうことになります。集中すると瞬きもせずに、モニタをずっと見ることも多くなり、目がギラギラして睡眠障害も起こります。なので、デジタル機器を使う時間が多くなるときは、粘土いじりをしたり、お山に登ったりして、デジタルとアナログのバランスを保つようにしています。

午後から少しだけ時間が取れたので、陶芸教室にビュ~ンと飛んできました。先週作っておいた器と鍋敷きの仕上げが残っています。これをあと1週間先延ばしにしてしまうと、カチンコチンになってしまいます。化粧土を掛けるならば、今日がベストタイミングです。

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粘土は赤粘土なので、黄色い化粧土と組み合わせれば、ひまわりっぽくなるんじゃないかという安易な考えです。手ロクロに乗せて、1枚ずつ刷毛で掛けていきました。少し乾いてから、もう一度掛けしてみました。

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全部で14枚あるので、順番に作業できていいですね。しかも、教室には他に誰もいなかったので、作業台を占領できて良かったです。

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化粧土が乾いてきたら、カンナで掻き落としていきました。パターンは適当ですが、ひまわりっぽくしたものもあれば、そうでもないものもありますが、キャンドルポットをたくさん作ったおかげで、こういうパターン作りには迷いがなくなってきました。全部終わってから気付いたことですが、掻き落とした部分は粘土の本来の「赤」が出てくるんですよね。なので、ひまわりの花をイメージして掻き落とした部分は「赤」になってしまうということです。あ~、ややこしい。

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こうやって粘土に触れる時間は、とても大切な時間です。来週からは夏に向けて「風鈴」作りを始めようと思います。

ひまわりの鍋敷き

すでにあちこちでお知らせ済みですが、今年の目標にしていた「ふらのクリエイターズマーケット」の出展が決まりました。私の作品だけでは審査を通ると思えなかったので、五郎さんの木工作品とコラボして「五郎さんち」でエントリーしました。第一関門であり、最難関の書類審査を通過したことは、本当に嬉しく、すでにやりきった感じがします。(笑)

ドミノも撮影に協力してくれました。良かったニャ~。

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エントリー用の作品はいくつか作ったものの、これから本腰を入れて制作に入ります。

定番のもの、夏に向けたもの、五郎さんとコラボするもの、色々考えています。

五郎さんが「ひまわりの鍋敷き」でコラボしたいというので、木型を作ってもらいました。私は絵を描くのが苦手なので、化粧土の掻き落とにしようと思います。10枚と言われたので、ロスを考えて14枚準備しました。

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楕円のお皿も作っておきました。素焼きまでは教室でお願いして、本焼きは「灯油窯」で行う予定です。

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私の半分は遊び心で出来てるので、楽しいイベントになるように準備していきたいと思います。よろしくお願いします。

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匠の技とふれあいながら里親探し

3月14日(土)の「匠の技とふれあう日」では、パソコン講座の他、作品の販売もします。私の器たち、五郎さんの木工作品、ピンさんのポストカードの予定です。これまで陶器の販売はなかったようですが、私の器たちが飛ぶように売れるとは思えないんですが、あまり数が少ないのもどうかと思うので、折りたたみコンテナ3箱分だけ持って行くことにしました。

今年窯出しした新作のマグたち。気に入っているものばかり厳選しました。

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お皿は新旧合わせて、このぐらい持って行くことにします。

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お茶碗も少しだけ持って行きます。最近、お茶碗挽くのが下手になってきました。

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そして、キャンドルポットとランプシェード。去年の個展で展示したものと今年窯出ししたものも何点か持って行きます。キャンドルポットをお買い上げの方には「手作りキャンドル」と「LEDキャンドル」をプレゼントします。五郎ライトはコード付きのタイプの在庫が3個あったので、こちらも持って行きます。

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里親見つかるといいな~。

匠の技とふれあう日
日時:2015年3月14日(土)10:00~15:00
会場:スキルアップセンター空知
(滝川市流通団地3丁目6番23号)
パソコンサークル【えびす】で参加します

「鍋焼きうどん」と「冷やし中華」

東日本大震災から4年が経ちましたね。滝川のスマイルビルで行われる「手づくりフェスタ in く・る・る」というイベントが毎年この時期に行われていますが、4年前に初めて出展しました。震災直後で日本中が大きな衝撃に包まれていた直後だったし、その翌日には義母が倒れ、病院に搬送されました。とても慌しく時間が過ぎていき、私もかなり動揺していましたが、無事に終了しました。それから毎年参加していましたが、3月上旬は天気が荒れることも多いし、今年の目標にしている「ふらのクリエイターズマーケット」のエントリー準備もあったので、今年は出展しないことにしました。

審査結果はまだ届いていませんが、この審査が通らなければ、今年の出展イベントはゼロになるところでした。(^^ゞ

そんな時、声を掛けてもらったのが「匠の技とふれあう日」です。これは空知管内の多くの企業や団体が協賛している振興事業で、個人が出展するようなものではないと思うのですが、何か企画をしてくれないかと話がありました。私がすぐに出来ることといえば、パソコン教室ぐらいなので、子供も参加でき、大人も楽しめて、家庭でも仕事でも役に立つようなものはないかな~?と考えました。

去年の個展の時に展示していた「言霊プレート」で使った「木に印刷する」という手法に興味を持つ人が多かったので、それをやってみることにしました。木に直接印刷しているわけではなく、特殊な用紙に印刷して水で転写するだけなので、パソコンとプリンタとこの用紙があれば、誰でも作れます。透明のシールを使うよりも転写シールの方が素材に馴染むので、墨で書いたようにも見えるし、焼印風にも見えます。凹凸のあるものにも転写できるので、用途は広いと思います。

私は印刷物に関しては結構こだわる方なので、手軽だけど、プロっぽい仕上がりになるよう追求していきました。

すでに何種類か見本を作っていますが、百均でよさそうな「すだれ」を見つけたので、新しいサンプルを作ってみることにしました。板も百均で入手したものですが、少し長かったので五郎さんにカットしてもらって、麻ひもでドッキングさせようと思います。イラストレーターを使ってデザインしていますが、プロっぽい仕上がりになりました。

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表が「鍋焼きうどん」ならば、裏は「冷やし中華」でしょう。(笑)

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当日、無料体験できます。教材に限りがあるので、予約を受け付けています。参加希望の方はコメント欄にメッセージをお願いします。

 

匠の技とふれあう日
日時:2015年3月14日(土)10:00~15:00
会場:スキルアップセンター空知
(滝川市流通団地3丁目6番23号)
パソコンサークル【えびす】で参加します

 

匠の技とふれあう日

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3月14日(土)スキルアップセンター空知(滝川市)で行われる振興事業「匠の技とふれあう日」というイベントがあります。空知管内のあらゆる企業の職人が技術を披露したり、技能体験したり、販売などが行われ、毎年多くの人が訪れるそうです。(パンフレットをクリックすると拡大します)

そこで何かやってくれないかというお話がありました。私はこちらの賛助会員になっているし、時々会場を借りてパソコン講座を開いているので、何かお役に立てることがあればと思い協力することにしました。あまり専門的なことではなく、子供も参加できるような内容の方が良さそうだったので、パソコンを使いながら手作りの良さを伝えられるようなことをしたいと思いました。そこで、五郎さんに協力してもらって木工作品にパソコンでデザインしたものを転写するのはどうかなと思い、準備を進めていました。

はがきサイズのミニアルバム、A5サイズのプレート、サイコロなどを用意しました。パソコンで好きな文字やイラストをデザインして、印刷したものをお好きな木工品に転写していきます。パソコンが使えないちびっこにはあらかじめキャラクターのシールを用意しているので、転写体験ができます。

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A5サイズのプレートで見本を作ってみました。木だけではなく、プラスチックやアクリル、肌や爪などにも転写できるので、色々な用途で応用できると思います。

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当日はえびすの仲間たちがお手伝いしてくれます。パソコン講座の他に、みっちぃの器、ピンさんのポストカード、五郎さんの木工作品も販売しますので、ぜひ遊びに来て下さい。

教材には限りがありますので、予約を受け付けています。コメント欄にどうぞ。

匠の技とふれあう日
日時:2015年3月14日(土)10:00~15:00
会場:スキルアップセンター空知
(滝川市流通団地3丁目6番23号)
パソコンサークル【えびす】で参加します

チタンマットの新作

窯入れした器たちがボチボチ焼き上がってきました。毎回写真は必ず撮っているんですけど、何にどの釉薬を掛けたかきちんと記録していなくて、焼き上がった頃にはすっかり忘れていることが多くなってきたので、釉薬の記録も合わせて載せることにします。

最近お気に入りの釉薬は「チタンマット」と「白鳳マット」なんですが、私が仕入れている「白鳳マット」は推奨の焼成温度が1,250~1,300℃と高めになっていて、教室の電気窯は1,225℃で焼成しているので、釉薬が完全に溶けきっていない気がするので、今回は「チタンマット」をメインに使っています。

窯出しした器たちの中で、気に入ったものから紹介しますね。

とてもシンプルですが、深くて長い器ができました。6点作ったんですけど、そのうちの1点は釉薬の塊が突起になって焼き上がってしまったので、自宅用で使うことにします。石膏型を使っているので、同じ形で量産できます。釉薬は内側に「チタンマット」を掛けて、外側には「ワラ灰マット」を掛けています。「ワラ灰マット」は単独で使うとあまり面白みはないんですけど、重ね掛けをすると動きが出てくるので、時々使っています。どちらも白系の釉薬ですが、赤粘土を使っているので、白系の釉薬と合わせても渋い色味が出ているので、どんなお料理にも合わせやすいと思います。

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キレイに重ね掛けをしたわけではなく、こんな風に適当にやっています。白いのが「チタンマット」で、肌色のが「ワラ灰マット」です。

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黒粘土に「チタンマット」を吹き付けたお茶碗も気に入りました。白いご飯が映えそうな色合いだと思います。黒系の器は、見た目で重量感があるので、手に持ったときに少しでも軽くなるように腰の部分に鎬(しのぎ)を入れました。鎬はデザインにもなるし、簡単なので私向きです。奥のお茶碗は「白萩」に「ワラ灰マット」を掛け合わせたものですが、ややピンクっぽくなりました。

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釉薬を掛けた時はこんな感じです。黒粘土に吹き付けるときは、少し濃いめにしないと釉薬の色が出てこないんですよね。少ないと焼き締めっぽくなります。

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マグの削りで底を抜いてしまうことが度々ありますが、その場合はランプシェードにしています。灯りが付くと雰囲気が一気に変わります。今年は雪が少なくて、どんどん融けているので、雪のあるうちにキャンドルナイトをやらなきゃね。

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内側は「呉須」を吹き付け、外側は「チタンマット」を吹き付けています。

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夏に向けて、ビアマグも作っているんですけど、ビールの泡が映えるように黒粘土を使っています。内側を無釉にするとビールを注いだ時にキメの細かい泡になりますが、底と口には釉薬を掛けています。まだ内容量を計っていませんが、250ccぐらい入るといいな。しかし、このサイズになると重さが気になります。

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胡蝶蘭を入れるための花器を頼まれているんですけど、こちらも同じ色で作ってみました。重さを量ってみたら、500gありました。もうちょっと軽く仕上げたいところです。

どちらも外側に「チタンマット」を吹き付けていて、内側は焼き締めです。ビアマグは、口当たりを考えて「ワラ灰マット」を口の部分に掛けています。

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夏に向けて、焼肉テーブルで使える仕切り皿を作ってみました。2枚とも同じ釉薬を使っていますが、ベースで使う釉薬と吹き付ける釉薬を変えてみました。反りが心配でしたが、思ったよりも安定していたので、石膏型を作って、量産体制に入ろうと思います。

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「黒釉」と「白萩」の組み合わせです。黒釉が強すぎて、白萩がほとんど出ていません。もうちょっと工夫しなきゃな~。

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こちらは「呉須」で絵付けをしてから、「白マット」を掛けたもので、シンプルですが私の好きな組み合わせです。釉薬の濃淡によって、印象が少し変わりますね。

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こちらは「呉須」で絵付けをしてから、「ワラ灰マット」を掛けたものです。呉須がうっすら出ていて、優しい印象です。

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予想と違ったのが「黒釉」に「ワラ灰マット」を掛け合わせたマグでした。白粘土に使うといい色が出るはずなんですが、黒粘土を使っていたので、真っ黒になりました。仙人に頼まれた燭台もありますが、これも微妙です。もう少し改善してみましょう。

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気に入ったものもあるし、ダメなものもありましたが、来週には他の器たちも出てくると思いますので、また紹介しますね。

何年経っても窯出しはワクワクしますね。