穴窯に挑戦-施釉編

今年の目標にしていた「えべつやきもの市」も無事に終わり、翌日からはすぐ新しい試みが始まっています。旭川の「一路窯」さんで8月に穴窯を炊くというので、私の作品も一緒に入れてもらって、焼成のお手伝いをさせてもらうことにしました。新しいことにチャレンジすることは、刺激があって楽しいし、プロのお話がじっくり聞けるので、とても勉強になります。

これまでに成形や削りのために3回通いましたが、化粧掛けや素焼き後の薬掛けのタイミングが合わなかったので、その後の作業はお願いしていました。

今回使用した粘土は全部で6キロほどになり、作品の数は8点ぐらいあり、余った粘土は箸置きにしました。作業をいつしたかを丁寧に記録してくれていたんですよ。いや~、忙しいのに大変お手数をお掛けしちゃいました。

初めての穴窯なので、色々な組み合わせで試してもらいました。素焼き前に「黄土」や「化粧土」を掛けてもらい、素焼き後に釉薬を掛けたものもあるし、無釉のものもあります。8月9日に素焼きが終わり、その後、穴窯へ窯詰めしてもらいました。作品を置く場所によって、火の当たり方や灰のかかり方が違うので、出してみなければわかりません。

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穴窯の火入れは、8月15日です。できる限りお手伝いしたいと思っています。

アウトドア&インドア生活

前日に釉薬を掛けられなかったものがいくつか残ったので、登山の後にサクッと陶芸教室にやってきました。登山の後の温泉はよくありますが、その後、陶芸という人はあまりいないですね。私は山と自然は好きですが、準備と片付けが面倒なので、キャンプとかバーベキューをしたいとは思わないんですよ。下山後→温泉→時間があったら陶芸というのが一番の幸せですね。

マグとフリーカップとお茶碗は、呉須で絵付けをして、透明の釉薬を掛けておきました。あれだけ描いた化け猫ニャンコがもう描けなくなって、なんだかイマイチなんです。フリーカップはドット柄にしたんですけど、この丸もうまく描けないんです。やっぱり目標がなくなるとモチベーションが下がっちゃうんですよね。

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ボート型の器は、いつも通り白マットを掛けておきました。定番のYukidokeシリーズです。この形も評判がいいんですけど、たこ焼きなら8個サイズなので、ちょっと小さめです。

他の方々薬掛けが終わったら本焼きしてくれるみたいです。焼き上がりは今月末ぐらいかな~。

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北海道の尾瀬でまったりカフェ

天気のいい日はお山へ行き、悪い日は陶芸に行く…というライフスタイルなので、天気予報にはかなり敏感になってきました。やっぱりね、天気が悪くなりそうな日にお山に行くと、景色は期待できないうえに、危険度が増すので、全然面白くないんです。今日は怪しい空模様でしたが、晴れマークがついていた近くの「雨竜沼湿原」に行ってきました。ここは「北海道の尾瀬」と呼ばれていて、1時間ちょっとの登山コースの後、高山植物が咲いている湿原内をぐるっとお散歩できます。お花が好きで、これから登山を始めようと思っている人にちょうどいい場所だと思います。低山で緑が多いので、夏場は虫も多いんですが、今日はしつこいスズメバチがまとわりついてきましたが、全体的にはそれほどでもなかったですね。

展望台から「南暑寒岳」へ登ることもできるので、今日は少し足を伸ばしてみました。全体的には曇りでしたが、時々、雲の隙間ができ、青空を見ることもできました。

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3時間ちょっとで南暑寒岳に着いたので、カフェタイムにしましたが、今日は過去に作ったカップ&ソーサーを持ってきました。ソーサーまで持ってくるのは、気合いが必要ですが、白マットとうっすら織部の優しいグリーンが案外可愛いかも。

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これは、東日本大震災(2011年3月11日)後に、出店したイベントにチャリティ協賛するために作ったものです。カップ&ソーサーの裏には、「Pray for Japan」のメッセージを入れていて、5セットほど作りましたが、ソーサーにヒビが入ってしまったので、自分用にしたものです。

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つーか、タタラなのに、なんでヒビが入るかな~。(。´・ε・`。)

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下山していると、ポツポツと小雨が降ってきました。蒸し暑くて、あまり歩きやすい気候ではなかったけど、今年も来られて良かったです。この後は温泉に入って陶芸教室に向かいます。

クロコダイル柄の器たち

新作のクロコダイル柄の器たちが焼き上がりました。タタラ作りで、レース柄の布地を押し付けて成形したものです。粘土は余っていた丈夫な「半磁器土」と軽い「軽量土」を合わせたものです。軽くて丈夫にならないかな~と思いましたが、7ミリのタタラ板を使っているので、軽量とはいきませんでした。

浮き出し効果のことを「レリーフ」とか「エンボス」といいますが、この場合は「レリーフ」なのかな? 彫ったわけでもなく、貼り付けたわけでもなく、布を押し付けただけですけどね。(^^ゞ

準備した釉薬を全て試してみましたが、どれもなかなか素敵なんですよ~。吹き付けたものは、ちょっとザラザラしているので、洗いにくいかもしれません。それ以外のものは窪みにもしっかり釉薬が入っていて、意外と大丈夫そうです。

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削りとロクロ挽きと施釉

私のお盆休みは15日だけなので、いつも通りの週末です。これからはイベントの出店予定もないし、天気もイマイチなので、午後からまったり陶芸です。先週の三連荘登山の余韻が残っていて、気持ちはまだお山の上にいる感じですね。つーか、疲れが残ってるだけなのかな。(^^ゞ

前に作った器の削りが残っていたので、まずは削りましょう。本当は新作のために挽いたものですが、もっと大きくしようと思っていたのに、なんだか普通のお茶碗サイズになってしまったので、お茶碗にしてしまいました。薄さを意識しすぎて、底に穴が空いたものもあり、最終的には4個残すことにしました。

落款を押して、乾燥棚に乗せておきます。お茶碗は好みが色々ありますね。なかなか軽い仕上がりになりました。

少し大きめの碗と湯呑みを挽いておきました。湯呑みは取っ手を付けて、マグにすると思います。集中して作業していたときよりは、かなり腕が落ちていて、結構時間がかかりました。

さらに残った時間で、素焼きが終わった器たちに釉薬を掛けておきます。すべて白マットにしました。受注品の八寸皿もありますが、平らなお皿というのは意外と難しいんです。反ったりすることもあるので、うまく焼き上がるといいな。

楕円のお皿は定番の形なので、在庫分として作っておきました。大きすぎず、小さすぎず、使いやすいサイズです。それなりに深さがあって、それなりに重ねられます。

この後は、陶友会の窯出しに行きます。レッツゴー!

 

クロコダイル柄の色見本

前回は私の器たちで窯を占領してしまい、他の方の作品があまり入らなかったので、1ヶ月ちょっとで窯入れとなりました。サイクルが早かったので、私の器はほんのちょっとです。クロコダイル柄の色見本を作るため、用意した釉薬を全部使ってみることにしました。

エンボス加工はどれぐらい出るのか楽しみです。全部埋まってしまうと面白味がなくなってしまうし、ボコボコ過ぎると使い物にならないかもしれません。

半分ずつ色を掛けてみたり、吹き付けをしたりと、色々試してみましたが、釉薬を掛けてしまうと色が似ているので、何を掛けたのかはもう覚えてないんですよ。

焼き上がったらわかると思います。(^^ゞ

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窯出しは土曜日の夕方です。天気が悪そうなので、多分取りに来れると思います。

 

道東遠征3日目:斜里岳

道東遠征も3日目になりました。これまでどこかに泊まるときは「安くて良い宿」を探すことが多かったんですけど、今回は全行程「車中泊」なんです。道の駅などに駐車して、車で寝るんですよ。運転中に眠たくなって仮眠を取ることはありましたが、やろうと思って車中泊をしたことはなかったんです。

それがどうよ。3日も経つとすっかり慣れてきました。山用の道具はとても機能的なので、こういう時に大いに役立ちます。寝袋は私が普段使っている布団よりも格段に軽くて暖かいですね。(^^ゞ

道東遠征もこれで最後になりますが、今日はこの遠征をするきっかけになった「斜里岳」に登ることにしました。一番天気のいい日に照準を合わせましたが、ここも日本百名山の一座で「沢歩き」で有名な山です。私はこれまで「沢登り」はもちろんですが、「沢歩き」の経験もありません。「沢って川のことでしょ? つーことは、靴が水に濡れるんでしょ?」ぐらいの知識しかありませんでした。

山登りが楽しくなってきたら、今度は沢が楽しくなってくるという話も聞きます。登山コースもそれほど難易度が高いものではなさそうだったので、思い切って挑戦してみることにしました。朝から晴天ですばらしい雲海が広がっていました。

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山頂のマグは、1日目と同じものです。いつも違うマグで飲んでたから物足りないなぁ。早く新作作らなきゃ~。

噂の沢歩きは思ったよりも楽しかったです。苔で滑ったり、急なところもありましたが、私のレベルでも登れました。登りは緊張の連続だったので、疲れを感じる余裕もなかったんですけど、かなりひどい筋肉痛でした。山頂まではノンストップで来ていますが、本当にヘロヘロでしたね。去年は1日で12時間ほど歩いたこともありましたが、あの頃よりも今の方がレベルは上がっていると思いますが、今の私にはこれが限界だな~と思いました。4日目はムリですね。何日も筋肉痛を引きずってました。(^^ゞ

限界は超えて初めて気付くもの。

道東遠征2日目:羅臼岳

私は地理に疎くて、北海道の中のこともよくわかっていないし、方向音痴なので、時々市内でも道に迷うことがあります。地名を言われてもどの辺りかさっぱり分からないことも多いです。そんな私でも、道東で知っている地名と言えばやはり「知床」ですね。世界遺産に登録されているし、かなり前に日帰りでドライブしたこともあります。あの時は、一日で1,000kmほどを走るという過酷な内容でした。(^^ゞ

その日はとても天気が良くて、知床峠から「羅臼岳」を見た記憶がありますが、その頃は夏山に興味はなかったので、写真を数枚撮ってすぐに運転を再開しました。

2日目はその「羅臼岳」に登ることにしました。ここも日本百名山の一座で、過去に皇太子と雅子様も登ったそうです。登山道でヒグマと遭遇したという話もよく聞きますが、大きな熊が目の前に出てきたらビックリしちゃうね。まぁ、こちらが侵入者なので、慌てず騒がず、ゆっくり後ずさりするのがいいようです。熊よけのスプレーなどもありますが、自分が風下にいたらいけないし、熊に近づいてないといけないので、あまり現実的ではないかもしれません。

結果、週末で登山者が多かったので、ヒグマに遭遇することもなく、無事に生還できました。途中、雪渓がありますが、かなり歩きやすかったので、アイゼンなどの装備は必要ありませんでした。最後の岩場の登りは急ですが、それ以外は整備された登山道なので、とても登りやすいですね。山頂がかなり渋滞していたので、のんびり景色を見ながらという訳にはいかなかったですね。

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今日のマグもローテーションして使っているものです。ハネ品だったので、自分用に使っています。こうやってじっくり見ると、腰よりもかなり上まで削りってるので、ロクロ挽きがうまく出来てないですね。ヘタクソ~。

パソコンでも陶芸でも山でも、何でも同じだと思いますが、自分のレベルを上げるためには、自分よりもレベルが高い人や自分にない技術を持っている人と付き合うのがいいですね。レベルの高さは年齢に全く関係なく、年下でも年上でも「尊敬でき、自分に影響を与えてくれる人」というのはいるもので、その人とは必要な時に出会うと思います。

自分のレベルを上げるには、よりレベルの高い人と付き合うこと。

 

道東遠征1日目:雌阿寒岳と阿寒富士

つい1ヶ月前までは、えべつやきもの市への出店に向けて、急ピッチで作業をしていましたが、イベント終了と同時にすっかりお山モードに切り替わりました。このブログは陶芸の話題をメインにしているので、山の記録は詳しく書いていませんが、初めての道東、初めての三連荘、初めての沢歩きで、初めてづくしの山行ができました。マグの在庫がすっかりなくなってしまったので、山頂で使っているマグはローテーションしています。

山行については命に関わることもあるので(そんなにハードな山には登ってな~い)、きちんと記録を残して、今後に役立てようと思っているので、山行の記録と他の人と情報共有ができるサービスのヤマレコを使っています。

一日目は足寄の「雌阿寒岳&阿寒富士」に登ってきました。日本百名山の一座になっている「阿寒岳」というのは、この「雌阿寒岳」のことを指しています。整備された登山道でそれほどハードな個所もないので、天気のいい日は絶景を見ながらのハイキングが楽しめます。景色を見ながらのんびり歩くと山頂までは3時間ぐらいかかるかもしれません。雨が降っていたり、風が強い日はお勧めしません。天気が良くない日は一気に危険度が増すし、全然楽しくないですから~。

(画像をクリックするとヤマレコにリンクします)

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使っているマグは、細身の寸胴型で、ドリップコーヒーがセットしやすく、お湯の切れがいいです。色々試してみましたが、一杯ずつパックになっているドリップコーヒーは、お湯の量は140~180mlと少なめなので、このマグがとても使いやすいです。

最近は単独行が多かったんですけど、今回は最強の山ガールと一緒です。自然のいいところは、ベテランにも初心者にも平等であることです。歩くスピードや技術的なレベルが違ったとしても、山頂では素晴らしい景色を見せてくれます。

自然はベテランにも初心者にも平等である。

 

クロコダイル柄の大皿と銘々皿

毎週水曜日はサークルです。仕事が終わって、晩御飯を食べてから行くんですけど、晩御飯を食べた後に出かけるのって億劫になることが多々あります。イベントの予定がある訳でもないし、何か作らなきゃいけないものがあるわけでもないので、ソファに座ると面倒くさくなっちゃうんですよね。たしか、先週はサボったような気がします。

今日は買い物に行く用事もあったし、素焼きの予定も立っているようなので、がんばって来ましたぁ~!

サークルは粘土や焼成にかかるコストが一番安いので、試作品を作ることが多いですね。最近は、レースの布地を使ったクロコダイル柄のお皿を試しています。結構なボコボコ感があるんですけど、このエンボス効果がどうなるかが楽しみです。釉薬で完全に埋まってしまったら面白くないし、かといって、ボコボコしすぎると洗いづらいと思うので、釉薬の濃さや掛け方を工夫してみようと思います。

使用した粘土は残っていた「軽量土」と「半磁器土」を混ぜたものです。軽量土の割合が多かったかも。軽い粘土と丈夫な粘土を組み合わせるとどうなるのかな~?

7ミリのタタラを使って、大き目のお皿2枚と小さいお皿を4枚作っておきました。アクセサリーとかちょっとした小物を入れておくのにもいいかも。

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次の日曜日に素焼きをして、来週、薬掛けして窯入れです。色々な釉薬を試していきたいです。

コツコツ、続ける。

私のブログを古くから見てくれている人は知ってると思うんですけど、3年前の4月から「体脂肪を減らして貯金を増やす」ことをコンセプトに「ゆうちょダイエット」というのを考案したんです。やり方は簡単で、お昼休みに近くの郵便局まで走って「10円×日」を貯金して、月末になったら全額引き落とし、5千円ぴったりになるように差額を追加して定期預金に振り替えるだけです。最初は土日もやってたんですけど、今では平日のみで土日の分は月曜日にまとめて貯金しています。走ると膝に負担がかかるので歩く方が多くなりましたが、ただひたすらそれを繰り返すだけです。

結局のところ、毎月「5千円」貯めているので、これを1年間続ければ「6万円」貯まりますね。それが、今日で3年4ヶ月経ったんです。貯金額はなんと「20万円」になりました~。とっても地味な話ですが、毎日歩くだけじゃ20万貯まんないもんね。

とりあえず、10年間は続けようと思っていたんですけど、「10年後=60万円」になるので、何を買おうか、ご褒美を考えてたんです。最初の頃は「50万円の時計」と「10万円の靴」を買おうと思ってたんですけど、ハッキリした目標が見えてきました。

セブンサミッツの1つである、アフリカ最高峰の「キリマンジャロ」に登ることにしたんです。ガイドやポーターが付いたキリマンジャロツアーはだいたい60万ぐらいなんです。あと6年8ヶ月あるので、それまでに必要な体力と技術をつけることもできるし、最低限のコミュニケーションを取るために、それなりの英語力とスワヒリ語を覚えたいと思います。

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3年続けられたことは、10年でも続けられます。熱しやすく冷めやすくて、飽きっぽい性格なんですけど、こういうのはわりとコツコツしてるのよね。

目標とご褒美を決めるのは私のやり方です。