カチカチ粘土の再生

半年ほどサークルを休んでいましたが、週末の陶芸教室が混み合ってきたので、今月から復活することにしました。

半年も粘土を放置しておくと、石のように硬くなってしまいます。カチカチになった粘土を軟らかくするには、塊に何箇所か穴を開けて水を流して、1~2週間かけてじっくりと戻します。多少練れるぐらいの硬さならば、軽くまとめてロクロ挽きしています。もちろんまともな形にはならないので、何度も壊してやり直します。ロクロは水分を多く使うので、カチカチだった粘土も少しずつ軟らかくなっていきます。荒練り→菊練り→土殺し→成形→壊して練り直し。ひたすらこれを繰り返します。1時間もやっていると粘土のバランスもよくなってきて、やっとこれだけできたので、一輪挿しだけ残しておきます。

リニューアル

「ブログ全然更新してないね~」と言われることも多かったのですが、やらなければならない状況に追い込まれてきたし、それなりに気分も乗ってきたし、準備も進んできたので、ブログもキレイさっぱりリニューアルすることにしました。

私が陶芸を始めたのは、2006年の5月でした。丸7年経つことになるのかな? 月日が経つのは早いものです。あれから陶芸にすっかりはまって、山と陶芸を愛するアナログ人間になりました。パソコンインストラクターという肩書きはどこかにいってしまいました。ははは~。

陶芸が好きといっても、何か作りたいものがあるかといえばそんなこともないし、料理にも興味はありません。芸術的なセンスもありませんが、ロクロを挽くのが好きで、粘土と釉薬と窯の組み合わせで無限に広がる世界が面白いのです。

過去に焼き上がった器たちを大量に処分したことがありますが、あんなことはもうしたくありません。技術的に進歩しなければ同じことの繰り返しです。3年前から屯田窯の清水先生の手ほどきを受け、未熟ながらもお茶碗ぐらいは作れるようになってきたので、地元の手作りイベントに出展したり、さらにfacebookを通じて里親が見つかるようになりました。

今年こそは北海道最大級のイベント「えべつやきもの市」に出店しようと決意しました。去年はギリギリで申し込みましたが、キャンセル待ちで縁がなかったので、今年は案内が来たらすぐに申し込もうと思っています。道内の多くの作家さんが一箇所に集まるイベントで、私も毎年お客として足を運んでいます。好きな作家さんと直接話ができるし、色々な感性に出会えます。売れるなんて、ちっとも思っていませんが、そこで得られるものはとても大きいと思います。

そうと決めたのだから、それなりに数を揃えなければいけません。4月中は成形中心、5月から絵付けをしていこうと思っています。

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3度目の「手づくりフェスタ in く・る・る」

滝川のスマイルビルで行われている「手づくりフェスタ in く・る・る」に出店しました。今年で3度目の出店になりますが、毎年天気はバラバラですが、今年は雪がとても多くて、来客も少なかったような気がします。私の器はそんなに売れないんですけど、去年買ってくれた人が気に入ってくれて、また来てくれるかもしれないので、一度出店したイベントにはその後も出た方がいいかな~と思っています。毎年、新しいシリーズを出すので、その反応も見たいしね。

さすがに3年目なので、搬入作業には慣れてきました。持ってくる器たちの数も減らしているので、ダンボールも少なくなりました。1回に2つぐらいしか運べないので、何度も往復するので、結構な運動量がありますね。(笑)それでも最初の年に比べたら、大したことはありません。

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1区画は会議テーブル1台分なので、高さのあるディスプレイをする人もいますが、私は最初の年に作ったネストテーブルを組み合わせる程度です。新聞紙で包んだ器たちを出すのに結構な時間がかかるんです。今年は7月の「えべつやきもの市」に出店する予定なので、このあたりをもう少し改善していきたいと思っています。

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あまり重ねずに並べています。

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会場内をぐるっと一回りして、他のブースを覗いてみることにします。

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新十津川の陶房大谷さんです。

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あまり告知をしていなかったんですが、まつりさんが応援に駆けつけてくれました。記念撮影♪

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使ったときのイメージがしやすいように食器セットを作ってレイアウトしてみたり・・・

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売り物で、コーヒーをいただくという暴挙に出たり・・・と、気ままに店番をしています。このカップ&ソーサーは地味ですけど、実際に使うと案外いい雰囲気になります。

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終了間際には、お客さんもまばらになってきました。

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毎年思いますが、皆さん手先が本当に器用ですな~。やっぱり手づくりっていいですね。

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フレンドシップキルトは、去年・一昨年と作りましたが、今年は作っていません。だんだん増えてきました。

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ステップアップ

facebookでリアルな友達を中心にした気軽なやり取りをしていると、表に見せるほどのことをしていないせいか、あえてブログに書く必要性が感じられなくなります。facebookとブログの使い分けってホント難しいなぁ~と感じます。しかも、インストラクターとしてのスキルは止まったままなので、(つーか、退化してるかも?)Tipsを載せるほどの知識もなくなって、中途半端な状態です。

でも、自分の中では色々進んでいるんですよ。今年はWeb系の勉強に重きを置いているので、札幌には月に1~2回通って、勉強会に参加していますが、言ってることの半分ぐらいはわかりません。ここ数年は、アナログよりのライフスタイルだったせいか、完全に浦島太郎みたいな状態ですが、自分にないスキルを持った人たちとの交流も楽しいし、新しい話が聞けて、とてもいい刺激を受けています。

さらに週末になれば気持ちは山へと引っぱられてしまうので、雨が降ったら「陶芸」、降らなかったら「登山」という状態です。7月の江別やきもの市の話も書いてなかったな~。

今年は江別やきもの市に出店しようと思って、申し込みをしたんですけど、定員オーバーでキャンセル待ちでした。なので、今年も客として見に行ってきましたが、毎年通っているだけあり、顔見知りになった作家さんも増えてきました。色んなアドバイスをもらったり、出店に向けて背中を押してくれる方もいて、やっと決心がつきました。

しかし、何事も経験を積めば積むほど自分が何も分かっていなかったことに気付かされます。趣味で始めた陶芸だし、プロになりたいと思っているわけでもないんですが、とにかくロクロを挽くのが好きだし、色々なものを作ってみたいという気持ちは変わりません。すると、鬼のように焼き上がるんですよ。自分で使う器なんて、たかがしれています。現在のスキルでは私自身も納得できないので、さらに練習&研究をしようと決意して、これまで使った在庫の器たちは原価で処分することにしたんです。里親探しのためにfacebookで希望者を募集したところ、予想以上の反響がありました。驚いたのは希望者の中にはプロの料理人さんがいたのです。

手伝りの器にこだわる小料理屋さんなどはありますが、実際には丈夫で安定している量産品を使うお店の方が多いと思います。ほんと、続けててよかったな~と思える瞬間でした。人との繋がりと諦めないで続けることの大切さを実感しました。facebookってすごいな~。

実際にお店のメニューで使ってくれていて、写真もアップしてくれました。器に命が注がれた感じがして感動しました~。気に入って使ってくれるだけでも嬉しいのに、私には到底作れないお料理が盛り付けられた写真を見た時は、号泣モンでした。

深川産朝採り野菜の盛り合わせ滝川産合鴨とフォワグラと共に
深川産朝採り野菜の盛り合わせ滝川産合鴨とフォワグラと共に

このお店は深川にある人気のレストラン「空音」さんです。創作フレンチっていうのかな?ランチメニューでもコースで出てきます。地産地消で、美味しいのに、しかも安いんです。ひょっとすると私の器でお料理が出てるかもしれません。人気のお店なので、平日でも予約が必要だと思います。おすすめのお店です。

1年間の成果

仕事ではもちろんパソコンを使いますが、プライベートでは完全にスマホで事足りるようになってきたので、自宅でパソコンを使わない日が1ヶ月続きました。すると、体の調子がとてもよく、朝はスッキリ目が覚めるようになりました。やはり電磁波の影響ってあるんでしょうね。

スキー場が営業している間は、毎週山に行ってたので、陶芸教室は休み気味でしたが、雪も解けてきたので、また真面目に通い始めました。陶芸は7年目ぐらいになりますが、昨年の4月から今の教室に通い始めて、師匠が変わり、環境が変わりました。ロクロの挽き方も今までの方法ではなく、より早く挽ける方法を覚えることになり、去年のGWはロクロの猛特訓をしていました。

しばらくロクロを挽いていなかったので、腕が落ちているんじゃないかと思いましたが、それほどでもないようです。時間をかけて何度も繰り返し身に付けた技術は、急激に落ちるということはないようです。上達もしませんが。(笑)

去年と今年の比較をしてみることにしました。

(2011年5月8日)大きさにバラつきがあり不安定。30分で20個挽いています。
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(2012年5月4日)1時間半で28個。大きさが安定し、全体的にキレイになったかも。
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削りはまだ苦手なので、とにかく練習。半分ぐらいは壊してしまいます。
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取っ手をつけてみて、さらに良さそうなものだけ残すことに。28個→10個になりました。
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たこ焼き

陶芸を始める前は陶器に全く興味がなかったし、そもそも食べることにもさほど興味がなかったので、「欠けた茶碗+割り箸」という荒んだ時期もありました。独身の頃は外食ばかりでしたが、結婚してからはそうもいかなくなるので、頂き物の食器や某家具店のセットものを使っていましたね。

大量生産のものは、形が揃っているし、石を原料とした磁器が多いので、丈夫で長持ちするんですよね。

陶芸を始めて、陶器に興味を持ち始めてからは、もちろん自分の作品を使うことが多いんですが、陶芸市などに出向いて作家モノを買うことも多くなりました。形、色、絵などを見て選ぶことが多いんですが、実際に料理を盛り付けてみると、とてもお料理が映えるものと、そうでないものがあったりします。

私の器を使ってくれている人から「あの器、とても使いやすかった」と言われることがあります。シンプルな色合いで、比較的地味なものが多いかもしれません。小さすぎず、大きすぎず、ほどよい深さのものですね。

実際の使用例を紹介します。

2010年に作った作品です。黒粘土を使い、化粧土をスポンジで掛けて、適当に絵を描いたものです。四角いお皿は焼き魚などによく合うし、色々な形があると食卓も変化が出てくるので、人気があります。深さはないので、汁物には弱いです。たこ焼きなら10~12個ぐらいでしょうか。ちなみにマグは長畑ふみ子さん(極楽とんぼ)のものです。

四角いお皿

こちらも2010年に作った作品です。大きなタタラを半分に重ねてフォルムをつけたものです。黒粘土+白マットを組み合わせて、油滴天目を刷毛で塗ったものです。重たくて手づくり感満点ですが、お刺身や焼き鳥などを盛り付けてもいいんです。我が家でヘビロテの器です。たこ焼き12個でいい感じです。

たたらタタミ皿

実際に盛り付けた写真を撮っておくと、使った時のイメージがしやすいな~と思ったので、これからも色々撮ってみようと思います。

手づくりフェスタ in く・る・る

昨年に引き続き、2度目の出店となるイベント「手づくりフェスタ in く・る・る」が無事に終了しました。たくさんの方が応援に駆けつけてくれました。ありがとうございました。

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最初はネタとしか思えないほどの不器用さで、笑うしかないほどの出来でしたが、土に癒されながら、陶芸の奥深さに魅了され、どんどんのめり込んでいきました。道場破りのようにあちこちの陶芸教室やサークルに出入りしたので、何度も先生が変わり、窯が変わりました。同じ粘土、同じ釉薬を使っても、窯の状態によって色の出方は違ってくるので、以前出せた色が出せなくなることもあります。

ロクロの練習をするだけなら、削り終わってから土に戻すことができるのですが、イメージした色を出すためにはたくさん焼いてテストしてみないといけません。すると、もう粘土に戻せない器たちがどんどんできていくのです。変な色だったり、猛烈に重いものは、自宅用で使うこともできますが、実際のところそんなにいらないので、どんどんたまっていくんです。(汗)

コンテナに無造作に積み上げられた器を見ると心が痛むんです。モノが余っている時代なのにこんなに作ってどうするんだろうと考えることもあります。去年、里親が見つからなかった器たちを思い切って処分しましたが、自分の体重をはるかに超える重さになっていました。

同じ粘土を使って同じように作ったつもりでも、ゴミになるか、使える器になるかは、いつも紙一重なのです。自分ではまるで納得がいかないものでも、気に入ってくれる人がいたりするので、こうしたイベントに出品することで里親が見つかるかもしれません。

初めての出店では、知り合いが駆けつけてくれ、ご祝儀として買ってくれたりします。実際、去年は事前にハガキを作ったり、ブログで宣伝した効果もあったのか、予想以上の売れ行きでした。

問題は2年目からです。去年は250点ほど持っていき、半分ぐらいは残ったと思います。数が多いと準備するのも片付けるのも大変なので、今回は100点ほどにしました。ディスプレイすると、それなりに格好がつき、裏に在庫も少しあるという状態です。

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作品の説明を書いたメッセージカードも新しく作り直しました。切れ味のいいカッターがなかったので、ギザギザはさみでカットしています。

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オープン前の会場の様子です。関係者だけでもかなりの人数がいます。どのぐらいのお店が出店しているのかは数えていませんが、残念なことに今年のフレンドシップキルトは飾ってなかったんです。あまり集まらなかったのかな~?

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オープン前からたくさんの人が並んでいました。きっとお目当てのものがあるんですね。オープンと同時にどどど~~~っと人が押し寄せてきました。こうしたイベントに訪れるお客さんは手作りの作品に興味がある人、知り合いが出店している、目玉商品目当てという人が多いと思います。

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10時半を過ぎても、誰も私のお店に近寄ってこないんですけど、まぁ、焦っても仕方ありません。陶器専門のお店は私を入れて、3店ありました。お向かいは私と同じ砂川からやってきたた「豆豆」さんです。以前、突撃訪問したことがありましたが、浮浪工房(内海先生)の窯を使っているそうです。

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私のブースの裏側は、新十津川の「陶房大谷」さんです。プロです。搬入の様子を見ていましたが、さすがに手慣れている感じでした。持ってきている作品の数も少なめでしたが、後半はかなり減っていたと思います。

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私の器のお値段は、500円、750円、1,000円、1,500円の4種類で設定しました。値段付けはとても難しいところなんですが、自分で仕入れている粘土もあるので、器の大きさや重さには比例していません。材料代+焼成代+手をかける回数を考えて出しています。

使ったときのイメージがしやすくなるので、一人用の食器セットを作ってレイアウトしてみました。

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こちらは白を基調にした洋風な感じです。飯碗、メインのおかず用の器、サブのおかず用の仕切り皿、大きめのマグカップのセットで、3,000円になります。メインのボート型の器にはパスタ、飯碗にはサラダや温野菜などもいいと思います。

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軽食コーナーです。最後までナポリタンが残っていたようですが、値下げして完売したようです。なかなか商売上手でした。(汗)

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その他、たくさんの手づくりのお店がありました。全部写真を撮ったわけではないんですが、皆さん色々作ってるんですね~。

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ブログを見てくれた生徒さんなどもたくさん来てくれて、持って行った器たちの半分ぐらいは里親が見つかりました。思ったよりも飯碗の売れ行きがよかったです。私の飯碗はとても軽いんですよ。軽い粘土を使っているシリーズもありますが、普通の粘土を使ったものでもかなり軽くなるように仕上げています。

今回、一番単価の高かった片口の大きな器は、一つも売れなかったです。スープカレーを入れるのにいいな~と思って作ったものですが、大きくて深さもあるので、麺類でもいいと思うんですけど、大きな器は収納スペースも取るので、微妙なんですよね。

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今年は陶友会でこうしたイベントに参加する計画もあるようですので、またどこかに出没するかもしれません。毎年目標にしている「えべつやきもの市」への出店も考えています。出店費用が高いんですが、北海道のあらゆる作家の作品を一度で見られる機会なので、勉強のためにも参加したいですね。

これからの時期は、転勤や独立などで、新しい器が必要になるかもしれません。手づくりの器はとても優しくていいですよ。在庫ありますので、よろしくね。(汗)

石膏型の使い方[動画]

今年も3月に行われる「手作りフェスタ」に参加するため、新作を作ろうと頭の中でイメージを膨らませているんですが、いつまでも膨らませるだけではいけません。今年は「自分が使いたいと思った器を作る」ことを目標にしているんですけど、たとえ里親が見つからなくても、自分で使えばいいのでね。気に入らないものは素焼き前に壊して、気に入ったものだけを残していこうと思います。つーか、壊してばっかりで何も残らないかもしれないな…

この前何気なく見ていたテレビで、みかんのことを詳しくやってたんですけど、「みかんは収穫までに97%が落とされる」んですって。美味しいみかんだけを残すために他のものはどんどん間引かれてしまうんですね。でも、それだけ手間を掛けて、残したものを大切に育てるからこそ、美味しいみかん出来るんですよね。まぁ、私の器も同じようなもので、100個のうち気に入ったものは1個か2個ぐらいしかありません。

そもそも、趣味で始めた素人が、売りものを作ろうなんて、百年早いって気もするし。それでも「使いやすくて気に入ってるのよ~」と言ってくれる人もいるので、とても嬉しいんです。やっぱり既製品にはない手作りの温かさみたいなものがあるわけで。

陶芸を長くやっていると分かるんですけど、歴史と同じように自分の中で色んな時代が来るんです。最初は縄文土器から始まって、少し薄くなった弥生式とかね…化粧土にはまったり、タタラや練り込みだったりと、色々なブームがやってきます。今年は「石膏ブーム」かもしれません。これまで苦手で避けていた手びねりにも向き合っていかなければいけないな~と思います。基本的にロクロは丸いものしか作れません。成形が終わった後に変形させることはできても、やはり手びねりの奥深さとは違ったものがあります。

去年、教室にあった石膏型を使ってお皿を作ったことがありました。その時も先生に習っていますが、今回はしっかり動画撮影しておきました。動画の最初に「スラブローラ」という機械が登場しますが、これはタタラ製造機のことで、均一な厚さの粘土をササッと作れる優れものです。これを置いている陶芸教室はあまりないかもしれません。
3連仕切り皿、ボート型、四角いお皿を作ってみました。一晩置いて、口の部分をキレイにカットしていきます。

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つーか、ホントに間に合うのか~?って感じですけどね。

石膏型の作り方[動画]

窯出しが済んだ作品がたくさんありますが、納得のいかないモノばかりで、まだ写真も撮っていません。最近は自分の中でピンと来るものがほとんどないんです。スランプなのか、情熱不足か...まぁ、技術不足でしょう。

焼いてしまったら、もう土に返すことはできないので、納得のいかないものは先へ進まず、壊すようにしています。先週、削っておいた湯呑みやマグカップをもう一度眺めてみたところ、「残したい!」と思えるものがなかったので、壊すことにしました。

中途半端なサイズの湯呑み。10個ありましたが、持ちにくそうだったので、すべてボツ。

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マグカップは、こちらは5個ありましたが、ちょっと重かったので、やはりボツ。

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粉々にして、水を加えると、また再生します。次回に期待しましょう。

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新作の制作に向けて、石膏型の作り方を教えてもらいました。発泡スチロールや粘土を型にして同じ形の作品を量産することもできますが、石膏を使うメリットは吸水性が高いということです。

準備するもの・・・石膏(今回は陶芸用のものを使用)、ポリバケツ、カリ石鹸(なかったので台所用洗剤で代用)、ベースとなる型、型を囲むための粘土、クラフトテープ、サンドペーパーなどです。

先生は勘でやっていましたが、石膏と水の割合が難しいですね。モタモタしていると石膏が固まってくるので、時間との勝負です。空気を抜かないと気泡だらけの型になってしまいます。

動画撮影して編集しておきました。

好きです、片口。

最近、我が家では連日韓国フェアを開催中なんですが、毎日のようにユッケジャンスープとか、スンドゥブを作っているんです。ダシダ(ビーフだし)、コチュジャン、粉唐辛子、酒、醤油で、何となく味をつけて、肉と野菜を投入し、最後に溶き卵を入れる...毎回味は違って、かなり不安定ですが、調味料を少しずつ調整して、それなりに仕上げています。

私は家事全般が苦手なので、料理の味には、かなりバラつきがあります。

たいてい、1回目に作るものは美味しく仕上がります。2回目はボロボロで、3回目はすでに別の味に変化するんですよ。(^▽^;)

これからの時期は、毎日のように汁気の多い料理が登場するので、鉢の片方に注ぎ口がある「片口」がヘビロテします。

午前中の予定が少し繰り上げになったので、サクッと教室に向かい、久々に作ってみました。大きさにバラつきがありますが、ササッと作れました。

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前に作ったのが、いい雰囲気に仕上がったので、上信楽を使って、カップ&ソーサーを挽いてみました。キメが細かくて、空気が抜けず、難しいんです。2手目までは調子がいいんですけど、3手目で歪んでしまうことが多かったです。

何度もやり直して、カップを5点、ソーサーを4点残すことにしました。
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午後からは、まつりちゃんを連れて、美唄の登り窯の見学&差し入れに行きました。12日(土)10時に火入れして、まだ400度ぐらいまでしか上がっていないそうです。今年は、ゆっくりと温度を上げていく作戦のようです。
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私の作品はちょっとだけ入れてもらっています。カップ&ソーサーには、透明の釉薬を掛けてあります。

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ゆっくり温泉に入ったんですが、休憩所で寝ている人が沢山いるんですよね~。

朝から来て→温泉に入って→ランチを食べて→ビール飲んで→昼寝して→お風呂に入って→帰る人も多いんですよね。お弁当を持参すれば、ものすご~く安上がりだということに気づきました。