削りのタイミング

今日はとても天気がよくて、気持ちいいです。写真はな~んにも撮ってませんが、我が家のすぐ近くの公園も桜がずいぶん咲いてきました。

今年からは展示即売会などに出展していますが、陶芸以外の活動もわりと忙しくなってきているので、今までのようにのんびりやっている時間もなくなってきました。

私が作るものといえば、ロクロ作品が主で、ほとんどが食器やカップ類です。オブジェや人形みたいな造形モノはまるでダメで、タタラも苦手です。なので、今はロクロの技術を向上させることを課題にしています。

そもそも「売り物にしていいのか?」という根本的な問題もあるので、プロに指導を受けて、本格的に修行しながら、夢の女流陶芸家に向けて、歩き始めたところです。

これまでとは違うロクロの挽き方を習い、今はひたすらそればかり練習していますが、これまでに1,000個以上挽いたんですけど、挽いては壊し、挽いては壊しを繰り返していたので、結局、1個も「削り」の作業までいってないんですよ。

昨日、25個の湯呑みを残してあるので、それを削ろうと思っていて、そのまま教室内に置いておきました。

この作品を「削る」タイミングというのは、わりと重要なんですよ。柔らかすぎてもダメだし、硬すぎてもダメです。表面だけ乾いていて、まだ中の方は柔らかいことも多くて、ゆっくり乾燥させていくのがベストだと思います。

口の方はかなり乾燥が進んで硬くなっていましたが、底の方は柔らかいという状態で、特に内側の底の部分は、まだ水分がある状態でした。

最初は、湿台(シッタ)を使って削っていきましたが、腰を削りすぎてしまい、厚さが均等にならず、次々と失敗...次は、ロクロに直接セットしてやり直しました。それでも、ものすごく調子が悪くて、このままだと、25個全部失敗するんじゃないかっていう勢いでした。

こういうときは、続けてもいいことはありません。発泡スチロールに入れて、ゆっくりと乾燥させることにしました。

6~7個削ったんですけど、結局1個だけ残すことにしました。それでもなんかちょっと歪んでるし...(^▽^;)

まっすぐで、やや細身で、新しい挽き方で作った初の湯呑みです。やっぱり嬉しいです。

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時間が少し残っていたので、花器とどんぶりをササッと挽いておきました。このぐらいなら、5分で挽けるんですよ。これまでと同じようなものを作ると時間がものすごく短縮されているのがわかります。これは、すごい進歩ですよ。残すかどうかはわかりませんが、来週まで置いておきます。

SN3J0972

「焼き上がったのが見たい」と言ってくれる人もいるし、釉薬の確認もしたいので、そろそろ焼いてみたいな~と思います。

来週ぐらいには、窯入れできるかもしれません。

7月31日には、小樽のイベント「ナチュラルな暮らし レトロな生活」に出展します。その時に出品する作品のイメージは、頭の中で出来上がっているんですが、それが作れるかどうかは微妙なところです。

結局、技術が身に付かなくては、イメージしたものも作れないと思うので、今は焦らず、技術を磨くことに専念したいと思っています。

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