ロクロ挽きと薬掛け

北海道は冬に逆戻りしたお天気で、朝はアラレが降っていました。しばらく運動していないので、体力作りのために少し走ろうかと思ってたんですけど、寒くて全然ダメですね。冬が好きなくせにこの時期の寒さは堪えます。(^^ゞ

今日と明日で終わらせなければならない作業があるので、今日も朝から陶芸教室にやってきました。

まずは、先週挽いておいた「ミズキレール」の乾燥チェックです。昨日、電話をして発泡スチロールの蓋を開けておいてもらいましたが、まだ削れるほど乾燥が進んでいなかったので、このまましばらく置いて、また元に戻しておきました。

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急ぎで作りたかった分が終わり、一区切りついたので、私の器を使っていつも美味しそうなカレーを作っているお友達へ新作をプレゼントしようと突然思いつきました。きっと彼は将来、カレー屋さんでもやるんじゃないかと思います。

何年か前の器をヘビロテしてくれていますが、私の技術も少しは上がってきたと思うし、器が違うと気分も変わると思います。いつも使ってくれるのは私も嬉しいし、何より器冥利に尽きるじゃないですか〜。

粘土は教室でメインで使っている信楽並土を使いましたが、最初は粘土が柔らかくて、何度も失敗しました。

土練機にかけて、石膏板の上で練り直して、やっとペースが上がってきました。大きさはあまり意識しないで、スタッキングしやすいようにフォルムを合わせるようにしています。口が薄くて、腰が厚いと見た目よりも重く感じるので、口をやや厚めにしています。同じ重さでも、重心を上にした方が軽く感じるようになります。

粘土の状態がベストだと、1時間もあればこのぐらいは挽けるようになりました。教室の粘土を使えば、自分で粘土を再生する手間も掛からないので気楽に挽けます。これを全部発泡スチロールで保管するとかなりのスペースを取るので、乾燥棚の下段でそのまま乾燥させて、明日タイミングが合えば削りたいと思います。シンプルな方がお料理が映えるので、色柄はシンプルにしようと思っています。

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次は素焼きが終わった作品の薬掛けです。赤粘土を使ったマグが6点、お茶碗が3点、信楽並土を使ったスープカップが7点、半磁器土で大苦戦したカップ&ソーサーが8セット、風鈴が23点ありました。ほとんど、白化粧土や色化粧土で装飾を施しているので、色の濃い釉薬を使うと、装飾が見えなくなってしまうので、透明に近いものを使っていきます。

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使う色は「透明」と「ワラ灰マット」と「白マット」の3種類にして、それぞれ分けてみました。白マットは下地の装飾が消えてしまうかもしれませんが、呉須を使った場合は、うっすらと出てくるので、色化粧土がうっすら出てくるのではないかと思ったので、試してみることにします。

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上から見るとこんな感じです。使った色は満遍なく分けたので、色見本としては十分な結果が得られると思います。こうやって最初に分けてしまえば、薬掛けはあっという間に終わります。

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お茶碗は半年前に素焼きが終わっていたものです。こちらは「海鼠」や「白萩」などの釉薬を掛け合わせたりしていますが、どんな組み合わせだったかは定かではありません。(^^;)

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高台についた釉薬を拭き取り、棚に乗せておきます。

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そうこうしているうちに先生が窯詰めをしてくれました。まだまだスペースはありますが、これで本焼きになりそうです。私の器たちは3段ぐらい使ってるかな~。来週には焼き上がりますが、支払いも待っています。

聞いた話によると、精算金額の一番多い人はダントツで『私』だそうです。1年の半分ぐらいはお休みしてますが、やる時はやるからね。(^^ゞ

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今日で3回目になる親子は、お兄ちゃんが増えて、削りの工程に入っていました。先生の補助はありますが、子供たちはロクロ挽きが驚くほど上手なんですよ。心が真っ直ぐだからかな~。これからは焼成の間隔も短くなってくるので、それほど待たなくても焼き上がると思います。自分で作った器が出来た時はとても感動するし、今でも窯出しはワクワクします。モノ作りってホントいいですね~。

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まだまだやることが残っているので、続きはまた明日。

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