素焼きで入ったヒビ

4月29日に仕上げをした器たちは、5月2日に素焼きをしてくれたと思います。そろそろ窯の温度が下がる頃だったので、陶芸教室へ向かいました。まだ窯の中に入ったままでしたが、ほとんど私の器だったので、釉薬を掛けるために出してみました。いっぱいあるのは分かっていますが、いくつか衝撃を受けたものがありました。

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マグの底にヒビが入ることはこれまでにも何度かありましたが、取っ手が取れてしまったものもいくつかありました。一番ショックだったのは、タタラのお皿のヒビでした。これまで、タタラのお皿でこんな風にヒビが入ったことはなかったのに3枚中2枚に同じようにヒビが入っているのです。乾燥棚に乗せてから素焼きをするまでの日数が短かったことが原因かもしれません。粘土の重みで外側に引っ張られるようなヒビだったので、タタラの厚さも関係あるかもしれません。

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取っ手が取れたものも多かったです。取っ手を付けたその日に乾燥棚に乗せてしまったのが悪かったかもしれません。本体は特に問題ないので、取っ手が付いていた部分をキレイにヤスリで落として、フリーカップとして本焼きをしていきます。素焼き前の段階で底にヒビが入ったものもあったので、歩留まりが悪過ぎました。

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そうこうしているうちにお昼になったので、失敗した器を見ながらランチにします。手作りパンと柳月で並んで買った三方六の端っこです。

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チャリティ用のマグは「白鳳マット」、「チタンマット」、「白マット」の3種類の釉薬を使います。釉薬を掛ける長さを調整したり、取っ手部分をマスキングしたりして、同じ釉薬でも濃度を変えてみます。

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内側には釉薬を流し込んで、外側は吹き付けにしたりして、同じ粘土でも変化が出るようにしています。

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上信楽土で作った一輪挿しにもチタンマットを掛けておきます。

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白マットのマグは3点。

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オーダーをもらっていたフリーカップは呉須で絵付けをします。

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マスキングして、ラインを入れるだけです。

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テープをはがすとこんな感じ。透明の釉薬を掛けるとカップ本体は真っ白になり、呉須の部分はネイビーになります。落款部分は赤絵具を使ってアクセントを付けています。この色の組み合わせは結構気に入ってます。

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追加分の風鈴も呉須で絵付けをしました。

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まだ半分も終わっていませんが、時間切れなので、今日はここまでにします。他の生徒さんの作品点数があまりないようなので、私が薬掛けを終わらせないと、本焼きにはならないそうです。来週は旅に出るので、続きは再来週になります。

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良い色に焼き上がるといいんだけど。

 

 

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