定番の色と新しい試み

私はお料理が苦手ですが、初めて作るものはレシピを調べたり、味見をマメにしたりするので、かなりの確率で上手くいくんです。しかし、2回目はほぼ失敗するんですよ。なんでかな~? 3回目にもなると、味は落ち着きますが、1回目とは明らかに違う食べ物になってますね。(笑)

陶芸でも同じようなことがよくあり、これだけ記録をしていても、1回目に出した色が2回目では出せないということが、ちょいちょいあります。使っている粘土は同じでも、顔料を混ぜることもあるし、釉薬の濃度の違いなどもあり、なかなか安定しませんね。自分の中で「定番」と思っているのに、最初に出した色とは少し違って、結構なバラツキがあります。

私が気に入っている粘土に、仕上がりが軽くなる「軽量土」があります。フルイ目の粗いスッカスカの粘土なので、ロクロ挽きもタタラ作りもしやすいんですが、削りのタイミングがなかなか難しいんです。水をたくさん使うロクロ挽きの場合、発泡スチロールに入れて蓋をしてしまうと、状態は1週間経ってもほとんど変わりません。指導員のいる陶芸教室ならば、作品の管理をやってくれるので、次に行ったときはちょうどいい硬さに調整してくれますが、サークルではそうはいかないので、先週挽いた作品は全て持ち帰り、自分で管理していました。

カップはわりとスムーズに削れましたが、ソーサーの乾燥が思うように進んでいなくて、かなり手こずりながらも、ロスなく無事に削れました。それにしてもどんだけマグ作るのかな。(^^ゞ ほとんどの人は、自宅と会社に1個ずつあれば間に合うので、そんなに需要はないと思うんですけど、それでもやっぱり好きなんです。

この粘土は、発泡スチロールから出すと乾燥が一気に進みます。すぐに取っ手を付けないと、カッチカチになります。取っ手の付け方には色々なやり方があるようですが、棒状にしたものをトントンと平べったく潰して、水やドベをつけたカップに、ギュッとやって、ヒュッとひねって、サッと付けるだけです。全然意味が分からないでしょう? 今度、動画で撮ってみようかな。

撮影用に上向きに置いていますが、取っ手を付けたばかりの時は下向きで保管します。本体と取っ手の粘土の乾燥度合いが違うので、発泡スチロールで保管して、ゆっくり乾燥させていくのがいいですね。この後、さらに装飾をするかもしれないので、また持ち帰ることにしました。私の場合、移動するときに壊すことが多いので、普段は使わない神経を使いますね。(笑)

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自宅で作ったテラコッタの器たちの削りもあったんですけど、残念ながら時間切れです。これまた持ち帰り、乾燥が進み過ぎないように管理します。自宅で削るか、週末、教室で削らせてもらおうかな。こんな時は、自分のロクロが欲しいな~と思いますね。狙っているロクロは15万ぐらいするのでまだ無理かな。名前はもちろん「アダム」と付けます。前のブログからずっと読んでくれている人ならこの意味がわかるかも。(笑)

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今日は新しい試みのために、百均で道具を買ってきたんです。それにしても百均ってすごい品揃えですよねぇ~。陶器のコーナーを見ると、心が折れますが、手作りと量産品はやっぱり違うのでね。キッチンツールで代用できるものが多いので、色々買ってきました。何をやろうとしているかは、まだ秘密ですが、すぐに分かりますよ。協力者が必要になるかもしれません。

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