赤い屋根の家

6月の「あかびらツクリテフェスタ」が終わり、7月から9月までは山三昧でしたが、旭岳の初冠雪の便りと共に身も心も麓に下りてきました。今年の目標にしていたルートはいくつかありましたが、天気と休みが合わず、来年に持ち越しになったところもあります。

今年は敷居の高かった東大雪エリアへ入ることができ、お天気にも恵まれ、記憶に残る素晴らしい山行ができました。

急登や藪漕ぎの連続で、簡単なことは何一つなかったけど、素晴らしい経験ができたので、絶対に本にしたいと思います。

山に入ると陶芸は疎かになってしまうので、自宅に持ち帰って作業しようと思っていたものもほったらかしにして、完全に乾燥してしまいボツにしたものがほとんどでした。平日に作業できる時間があっても、気持ちが入らないときは何をやっても中途半端になるので、山と陶芸を並行してやっていくのはとても難しいです。

詳しい告知はもう少し先になりますが、11月24日(土)太郎吉蔵(滝川駅前)で一日限りのイベントをやります。

ゴールデンウィークにニュージーランドの「ミルフォード・トラック」を歩いてきたので、そこで撮った写真やビデオを紹介する報告会が主な目的ですが、今年制作した「小人の家」は、ニュージーランドからインスピレーションを得たものなので、イルミネーションを使った小人の家の展示もします。

会場の太郎吉蔵は石造りのとても素敵な場所で、アート作品の展示や演奏会が度々行われています。いつかここに作品を飾りたいと思っていて、事務局に相談したところ、利用許可が下りました。

今回歩いたミルフォード・トラックは「世界一美しい散歩道」と言われていて、世界中のハイカーの憧れのトレッキングコースです。ニュージーランドのトレッキング文化は古く、人々の暮らしに根付いていますが、中でもミルフォード・トラックは、数あるトレッキングコースの中でも別格と言えるでしょう。ガイドの付かない個人ウォークは、一日40人限定の完全予約制になります。四季が逆のニュージーランドのハイシーズンは、12月~1月頃になりますが、この時期は予約開始と同時に埋まってしまうほど人気が高いです。

私もこの厳しい予約争奪戦を潜り抜け、見事チケットを手に入れました。出発前からの話を含めて、コーヒー飲みながらざっくばらんな話をしたいと思います。会場はかなり広いので、大きな作品を展示すると見応えもあると思いますが、ミニマムでコンパクトなものにしようと思っています。

展示用の小人の家を量産している最中ですが、真っ赤な屋根の家を作りたくて、新しい釉薬を試してみました。相変わらず雑な感じは否めませんが、イメージ通りの色が出ました。

ロクロを2台使って、フル回転で取り組んでいます。目標を決めて取り組むとモチベーションも上がり、集中力も高まります。

<再生すると音が鳴ります。音量に注意して下さい。>

準備期間は2ヶ月を切りましたが、私らしいイベントにしたいと思っています。

サッポロモノヴィレッジ終了

2年ぶり、2回目の出展となった「サッポロモノヴィレッジ」が終了しました。出展しているお店の数を数えてみたところ、約1,000店ありました。お天気にも恵まれて、朝から多くのお客さんが入っていたように思います。

ブースのセッティングやディスプレイについても慣れてきたので、開始1時間前には準備が完了しました。イベントが始まると他の作家さんの所を見に行く時間はないので、オープン前に会場を回り、好きな作家さんに挨拶をすることもできました。

ライトブース(2m×1m)のスペースにぴったり合うように作ってもらった展示台を組み立てて、先週焼き上がった作品をメインに並べていくと、それなりの数になりました。いつも一番沢山作るマグがほとんどなかったんですが、失敗作のマグに多肉植物を寄せ植えしたものがとても好評でした。

アイキャッチ用に作った小人の家もイメージ通りになりました。

お茶碗、小鉢、湯呑み、スープカップ、マグ、ソーサー、豆皿など、大小様々な器を用意することが出来ました。

風鈴は去年作ったものですが、短冊に刻んだ言霊を読んで、音を鳴らす人も多かったです。風鈴の厚さやフォルムによって音は全て違います。北海道で風鈴はあまり馴染みがないと思いますが、カラフルな風鈴が並んでいると目を引くようです。

急遽、五郎さんに作ってもらった棚もフル活用しました。作品を見るときにしゃがまないといけないので、足腰に負担がかかってしまうので、申し訳ないのですが、奥にある在庫に手を伸ばし、ひとつひとつ見比べて厳選する人もいました。

新作がとても好評でした。陶芸をやっている人も多いようで、窯の種類、焼成方法、釉薬の種類など、色々質問されました。

赤粘土・白化粧土・掻き落とし・透明釉・電気窯・酸化焼成です。

難しいことはしていませんが、かつて自分がそうであったように、こうやって質問されるようになったことに驚きです。

午後1時ごろまでがピークでした。すでに半分以上減ったかもしれません。

下の写真はオープン前の様子ですが、全体が見渡せる場所から写真を撮りました。さすがに1,000店舗が集まると圧巻ですね。

ここ最近は、モチベーション向上のために年に2回ほどイベントに出展するようになりました。趣味の範疇でやっていますが、ただ何となく作るよりも、誰かに使ってもらう、見てもらうことを意識して作るだけで仕上がりが格段に違ってきます。

ピアノでもバレエでも何でもそうだと思いますが、習い事をしていると時々「発表会」がありますが、それと同じことだと思います。私にとってイベント出展=発表会なのでしょう。

自分が客として見に行く時は、好きな作家さんの新作をチェックしていました。なので、自分が出展するときもテーマを決めて、新作を作るようにしています。

ロクロ挽きに関しては、かなりスピードが上がってきたので、マグやお茶碗サイズのものなら、短時間で大量に挽けるようになりました。普段使いの器は、かなりお安く提供しています。掻き落としなど装飾に手が掛かるものはそれなりの金額にしています。

これまでは、お友達や職場の同僚が会場まで足を運んでくれて、買ってくれることがほとんどだったのに、今回は80%が新規の方で、そのうち95%が女性でした。私について何の予備知識もなく、作品だけを見て選んでくれたことがとても嬉しかったです。

また来年も同じぐらいの時期ならば、出展したいと思いました。ありがとうございました。(*^^*)

 

次のイベントは、6月23日~24日(土・日)の「あかびらツクリテフェスタ」に木工作家の五郎さんとコラボ出展します。あと3週間ほどなので、準備期間はほとんどありませんが、アイディアも浮かんできたので、がんばって作りたいと思います。

 

可愛いお地蔵さんばかり並べているお店もありましたが、私も昔お地蔵さんを作ったことがありました。成形が終わった時点で恐ろしくなり、すぐに壊しました。笑

あれから10年以上経ちましたが、よくここまで続けたなーと思います。

サッポロモノヴィレッジの準備

札幌ドームで開催される「サッポロモノヴィレッジ」に出展します。このイベントは本日(5月26日)から始まりましたが、私は明日(5月27日)のみ、ライトブースという小さなスペースで出展します。

イベントの前日は準備に追われるというのが常で、学習能力が備わっていないのか、毎度バタバタしています。1週間前に窯出しが終わっていたので、毎日コツコツやっておけばいいものを、いつも前日に徹夜で準備することが多いです。今日が休みで良かったとつくづく思いました。

このイベントには、2年前にもライトブースで出展したことがあります。2m×1mというスペースなので、事務机一本と残ったスペースに在庫や梱包資材などを置くような感じです。前回のときに風鈴を飾れる棚を作ってもらったので同じものを使用しますが、下のスペースにピッタリはまる展示台を五郎さんに作ってもらいました。

一日で作ってくれました。角度が付いているので、下の段に置いたものも見やすくなっていて、いい感じです。

しかも、それぞれのパーツは取り外せるようになっていて、組み立ても簡単なので、私一人でも扱えます。

今日は朝から大量の器たちと格闘しました。持って行くものと持って行かないものを選別して、値段を付けて、プチプチで梱包していきます。小人の家もライトアップすると雰囲気がよくなりました。オレンジ系のライトは温かみがあっていいですね。会場では電源が取れないので、電池式のランタンを使います。

今年は小鉢ブームなので、小さめの器が多いのですが、木製トレーにセッティングすれば、器の組み合わせや使った感じをイメージしやすいかなと思います。

化粧土が剥がれた大失敗のマグやそば猪口は、ディスプレイ用に多肉植物を寄せ植えしてみました。失敗作とはいえ、個人的には気に入っているシリーズなので、どなたか気に入ってくれる人がいればお安く提供します。作品を展示する時にグリーンが入ると、雰囲気がグンと良くなるんです。

このイベントは、プロアマ問わず、モノ作りをしている作家さんが道内外から集まる大きなイベントです。入場料(前売り500円、当日600円)がかかりますが、お気に入りの作品が見つかるかもしれません。私も出展者というよりは、お客として他の作家さんを見て回りたいと思います。

私のコマ番号は「D-109」になりました。ライトブースという小さいスペースです。「ブログ見たよ」と声を掛けてもらえば、記念品を差し上げます。

「あかびらツクリテフェスタ」にエントリーしました

ふらのクリエイターズマーケットが終了してしまいましたが、あの素晴らしいイベントの想いを受け継ぐ新しいイベント「あかびらツクリテフェスタ」が開催されるという話が舞い込んできました。

全道各地から個性的なアーティストが集まると思うので、とても競争率は高いと思いますが「五郎さんち」もエントリーしました。

これから書類審査が行われ、出展の可否が決まります。審査通るといいな。

手づくりフェスタ in く・る・る

何度も書いていましたが「手づくりフェスタ in く・る・る」が無事に終了しました。前日から滝川周辺は、ものすご~い雪が降り、当日も朝から大量の雪が降り、除雪も追いつかないほどでした。このイベントの準備のために、いい雪が降った日も山に行くのを我慢したこともありました。今日はまさにそんな感じです。「なぜ、私はこうも天気に見放されるんだ?」と思いましたよ。

それでも友人が沢山来てくれたし、新しい出会いもありました。寝ないで準備をした甲斐もあったし、何だかんだで楽しいイベントになりましたので、記録を兼ねて当日の様子を紹介しますね。

私がこのイベントに出店するのは、今年で4回目になります。1回目は初めてということもあって、宣伝活動もがんばったし、知り合いが大勢来てくれました。東日本大震災の2日後でしたが、道路の雪はほとんどなくなっていたと思うので、来場者数もとても多かったように思います。ご祝儀で知り合いが買ってくれるので、初めての出店にしては売上もなかなかでした。

2年目・3年目は天気が悪く、客足もイマイチな感じで、目玉品がなくなった後はなんとなく活気がなくなるような感じでしたね。天気の不安定な時期のイベントってリスクが高いな~と感じるようになりました。そんなこともあってか、陶器を出店するお店はいつも2~3店はあるのですが、今年は私だけでした。どこも売れ行きがあまり良くなかったのかもしれません。

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搬入は8時からでしたが、大雪で30分ほど到着が遅れました。しかし、去年の「えべつやきもの市」の経験もあり、スムーズに搬入やセッティングを済ませることができました。今回はこれまでの倍のスペース+講習ブースだったので、広々していてとても良かったです。今回持ってきた器たちはの数はきちんと把握していませんが、全部で100点以上はあったかな~と思います。まだまだ在庫はありますが、これまでの傾向からそんなに売れるとも思えないので、このぐらいにしています。

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大きめの素焼きのキャンドルポットと本焼きまでした小ぶりなキャンドルポットはどちらも「500円」にしました。これまでに作ったポットの数を数えてみたら「140点」ほどになりましたが、facebookのお友達にプレゼントしたので、もうこれしか残っていません。全部並べて点灯式をしたら相当キレイだったと思います。パターンは全て違うので、輝き方も全て違います。さすがに穴を開ける作業にも慣れてきましたね。

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定番のお皿、お茶碗、カップ&ソーサーも持ってきました。奥にも在庫が少しあります。

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みち姉さんのプリザーブドフラワーのコーナーはこんな感じです。やっぱり、お花って癒されます。明るくなるし、キレイだし、とっても幸せな気分になりますね。

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コラボしたキャンドルポットの台座にアレンジしてもらったお花がとてもいい感じになり、がんばってよかったと思えました。

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講習スペースもキレイに準備できました。大人数の講習会もこなしているので、さすが手慣れていますね。準備は1時間ほどで終わり、オープンを待つのみです。会場はビルの地下なので、天気がどんなことになっているか全く分かりません。(^^ゞ

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10時のオープンと同時にお客さんがドドーッと詰め掛けました。目当てはやはり滝川工業高校の学生さんが作ったフラワーハンガーやゴミステーションですね。あっという間になくなりました。

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プリザーブドフラワーのアレンジ講座は、2,000円で好きな花器にアレンジできます。ホワイトデーのプレゼントにいいですね~。やっぱりお花をもらえると嬉しいですから。

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再生粘土を使ったカップ&ソーサーはなかなかいい感じに仕上がりました。セットで「1,200円」です。クレイガンを使って、装飾をした片口碗は手に取って見る人が多かったです。結果的には売れ残ってしまいましたが、ちょっと変わったものがあると目を引きますね。

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下の写真のカップは、ソーサーとセットで作ったつもりでしたが、別のカップとの組み合わせでソーサーの里親が見つかったので、このカップだけが残りました。去年もやりましたが、その場で自分用におろして、コーヒーを飲むという暴挙に出てしまいました。(笑)

しかし、この優しい白と薄いブルーの組み合わせが案外いい感じだったので、また作ってみようかなと思いました。やはり実際に使ってみないと、使いやすいかどうかはは分かりません。最近のカップに付ける取っ手はシンプルな平べったい形が多いんですが、持ちやすくてとても使いやすいです。

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陶器を出店しているお店が他になかったこともあったし、知り合いが来てくれたこともあってか、なかなかの売れ行きでした。外の雪も落ち着いたようで、昼ぐらいになるとさらに人が増えてきました。

今回、告知は一切していなかったんですが「キャンドルポットの穴あけ体験」を考えていたんです。自分で好きなように穴を開けてもらって、焼き上がってから後日発送というスタイルです。

私がポットに穴を開けるタイミングは、削りが終わった後の半乾きの状態の時です。乾燥が進みすぎると、固くて力を入れなければいけなかったり、ヒビが入ったりするので、タイミングがうまく合わせられるか自信がなかったので、告知をしなかったんです。ものは試しにぶっつけ本番でやってみることにしました。

この穴を開けるタイミングや道具については、色々な人からのアドバイスを参考にして、素焼き後のポットにドリルやルーターなどの電動工具を使って穴を開けてみたりしましたが、案外時間がかかるので、手作業の方がキレイで速いと感じました。なので、私がいつもやっている方法で準備をしておきました。

早速体験してくれたのは、いつもサクラとして活躍してくれるピンさんですが、これがなかなか難しそうでした。穴のパターンには一定の規則をつけたほうがバランスが良くなるんですけど、穴を増やすとだんだんパターンがわからなくなっていくようです。のんびり穴を開けていると乾燥が進んでしまうので、ますます穴を開けるのが難しくなってしまいます。

穴を開ける道具(ポンス)は真鍮で出来ているので、ずっと握っていると手も黒くなってきます。これは気楽にできる体験じゃないと思いました。(笑)

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2014030948それを見ていたちびっこが自分もやりたいというんです。実はこのちびっこもサクラの一人なんですけどね。(^^ゞ

大変な作業ですが、丁寧にがんばっていました。すると、この光景を見ていた小さい女の子が自分もやりたいと言いました。残念ながら準備していたポットがなくなってしまったので、その女の子の体験はできなかったんですけどね。

小さなポンスは先が鋭いので、子供には危ないかなとも思いました。クッキーの抜き型のような大きな型を使った方が、安全&簡単でいいかもしれません。

初めて企画した陶芸体験でしたが、色々な気付きがありました。自分はすっかり慣れてしまいましたが、素焼き前の粘土を扱うときの力加減がなかなか難しいのだと思いました。「自分が出来るように他の人が出来るとは限らない」ということを考えなければいけません。

ぶっちゃけ「ヒビ割れさせずに、100穴以上の穴を開けてくれたら500円差し上げます!」の方がよかったかも。

実際、この作業は時間もかかるし、指はカサカサになるし、手のひらも痛くなるので、穴あけのバイトをお願いしたいぐらいですから。 (笑)

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2日ぐらいまともに寝てないし、山に行く恰好だし。(笑)

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他にも色々な体験ができるようになっていますが、隣のブースで3Dプロッターの実演をしていたので、私もストラップを作ってもらいました。

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2文字までしか入れられなかったので「み」の1文字にしました。

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みち姉さんのアレンジ講座には札幌からお客様が来ました。お花のアレンジって、優雅でいいですね~。私の作った土台を選んでくれたんですけど、これは難易度が高そうです。

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とても素敵に出来上がっていますね。

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そして、今回はとても驚いたことがありました。オープンして間もない割と早い時間に若いご夫婦がやってきて、私の名刺を手に取って、こんなことを言い出したんです。

お客さん「この猫のイラストのマグが欲しいんですけど・・・」

みっちぃ「へっ?このニャンコのことを知っているのですか?ど、どこでこのニャンコのことを知ったんですか?」

お客さん「ブログで・・・」

みっちぃ「え~!! 私のブログを見てくれているんですか~!!」

ここで大きな問題が発生しました。今回はニャンコの絵が薄くて、売り物にする自分のラインに乗らなかったので、持って来なかったんですよ。まさか、ブログを見てこのニャンコを買いに来てくれる人がいるとは思ってもみなかったので、それはもう驚きました。

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みっちぃ「どちらからいらっしゃったんですか?」

お客さん「札幌から・・・」

みっちぃ「えええ??? 札幌からナゼナゼナゼ????」

すでに頭は真っ白です。

お客さん「マグを買いに・・・」

みっちぃ「ひょえ~~~!!まさかあの化け猫を買ってくれる人がいるなんて!!」

まぁ、こんな感じで、軽いパニックに襲われました。

自分の中の販売ラインに乗らなかったものは、プレゼントするか、自分用にするか、廃棄するかのどれかになるので、送料だけいただいて、プレゼントすることにしました。まさか、このニャンコを気に入ってくれている人がいるとは思ってもみなかったし、札幌からお客さんが来てくれるなんて、信じられません。いや~、これはすごいことですよ。

さらに、午後からは、女性のお客さんが来て、また衝撃の言葉を口にしたんです。

お客さん「えべつやきもの市で買ったのが使いやすかったので、同じような感じのを買いに来たんです。」

みっちぃ「え~!江別で買ってくれたんですか~。わ~嬉しい。(*^-^*) ありがとうございます。どちらから来たんですか?」

お客さん「江別です。」

みっちぃ「へっ? 江別からですと?」

お客さん「湯呑みを1個買ったら、1個サービスしてくれて・・・一緒に買ったお皿もとても使いやすくて・・・」

また軽いショック状態になりました。しかもお皿やカップ&ソーサーをたくさんオーダーしてくれました。

江別で出会った里親さんがこんなところまで買いに来てくれるなんて、夢にも思ってなかったですよ~。

苦節8年、諦めなければ何とかなるもんです。

ぐるっと会場内を一回りして、写真を撮っておきました。毎年、手づくりのクオリティの高さに驚きますが、今年も色んなお店が出店していました。

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チャリティマーケットに出品した小さなキャンドルポットはすでに完売したようです。売上金は「そらぷちキッズキャンプ」に寄付されます。

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フレンドシップキルトも増えてきました。天気のリスクや準備期間の確保が難しいし、他の計画もあるので、来年からの出店はやめようかなと思っています。

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毎年足を運んでくれる人、ブログをチェックして来てくれた人、差し入れを持ってきてくれた人、里親になってくれた人、今年も沢山の人の支えがあり無事に終了しました。

もっとパワーアップして、次のステップに進もうと思います。ありがとうございました~。(*´▽`*)

3度目の「手づくりフェスタ in く・る・る」

滝川のスマイルビルで行われている「手づくりフェスタ in く・る・る」に出店しました。今年で3度目の出店になりますが、毎年天気はバラバラですが、今年は雪がとても多くて、来客も少なかったような気がします。私の器はそんなに売れないんですけど、去年買ってくれた人が気に入ってくれて、また来てくれるかもしれないので、一度出店したイベントにはその後も出た方がいいかな~と思っています。毎年、新しいシリーズを出すので、その反応も見たいしね。

さすがに3年目なので、搬入作業には慣れてきました。持ってくる器たちの数も減らしているので、ダンボールも少なくなりました。1回に2つぐらいしか運べないので、何度も往復するので、結構な運動量がありますね。(笑)それでも最初の年に比べたら、大したことはありません。

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1区画は会議テーブル1台分なので、高さのあるディスプレイをする人もいますが、私は最初の年に作ったネストテーブルを組み合わせる程度です。新聞紙で包んだ器たちを出すのに結構な時間がかかるんです。今年は7月の「えべつやきもの市」に出店する予定なので、このあたりをもう少し改善していきたいと思っています。

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あまり重ねずに並べています。

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会場内をぐるっと一回りして、他のブースを覗いてみることにします。

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新十津川の陶房大谷さんです。

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あまり告知をしていなかったんですが、まつりさんが応援に駆けつけてくれました。記念撮影♪

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使ったときのイメージがしやすいように食器セットを作ってレイアウトしてみたり・・・

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売り物で、コーヒーをいただくという暴挙に出たり・・・と、気ままに店番をしています。このカップ&ソーサーは地味ですけど、実際に使うと案外いい雰囲気になります。

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終了間際には、お客さんもまばらになってきました。

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毎年思いますが、皆さん手先が本当に器用ですな~。やっぱり手づくりっていいですね。

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フレンドシップキルトは、去年・一昨年と作りましたが、今年は作っていません。だんだん増えてきました。

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手づくりフェスタ in く・る・る

昨年に引き続き、2度目の出店となるイベント「手づくりフェスタ in く・る・る」が無事に終了しました。たくさんの方が応援に駆けつけてくれました。ありがとうございました。

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最初はネタとしか思えないほどの不器用さで、笑うしかないほどの出来でしたが、土に癒されながら、陶芸の奥深さに魅了され、どんどんのめり込んでいきました。道場破りのようにあちこちの陶芸教室やサークルに出入りしたので、何度も先生が変わり、窯が変わりました。同じ粘土、同じ釉薬を使っても、窯の状態によって色の出方は違ってくるので、以前出せた色が出せなくなることもあります。

ロクロの練習をするだけなら、削り終わってから土に戻すことができるのですが、イメージした色を出すためにはたくさん焼いてテストしてみないといけません。すると、もう粘土に戻せない器たちがどんどんできていくのです。変な色だったり、猛烈に重いものは、自宅用で使うこともできますが、実際のところそんなにいらないので、どんどんたまっていくんです。(汗)

コンテナに無造作に積み上げられた器を見ると心が痛むんです。モノが余っている時代なのにこんなに作ってどうするんだろうと考えることもあります。去年、里親が見つからなかった器たちを思い切って処分しましたが、自分の体重をはるかに超える重さになっていました。

同じ粘土を使って同じように作ったつもりでも、ゴミになるか、使える器になるかは、いつも紙一重なのです。自分ではまるで納得がいかないものでも、気に入ってくれる人がいたりするので、こうしたイベントに出品することで里親が見つかるかもしれません。

初めての出店では、知り合いが駆けつけてくれ、ご祝儀として買ってくれたりします。実際、去年は事前にハガキを作ったり、ブログで宣伝した効果もあったのか、予想以上の売れ行きでした。

問題は2年目からです。去年は250点ほど持っていき、半分ぐらいは残ったと思います。数が多いと準備するのも片付けるのも大変なので、今回は100点ほどにしました。ディスプレイすると、それなりに格好がつき、裏に在庫も少しあるという状態です。

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作品の説明を書いたメッセージカードも新しく作り直しました。切れ味のいいカッターがなかったので、ギザギザはさみでカットしています。

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オープン前の会場の様子です。関係者だけでもかなりの人数がいます。どのぐらいのお店が出店しているのかは数えていませんが、残念なことに今年のフレンドシップキルトは飾ってなかったんです。あまり集まらなかったのかな~?

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オープン前からたくさんの人が並んでいました。きっとお目当てのものがあるんですね。オープンと同時にどどど~~~っと人が押し寄せてきました。こうしたイベントに訪れるお客さんは手作りの作品に興味がある人、知り合いが出店している、目玉商品目当てという人が多いと思います。

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10時半を過ぎても、誰も私のお店に近寄ってこないんですけど、まぁ、焦っても仕方ありません。陶器専門のお店は私を入れて、3店ありました。お向かいは私と同じ砂川からやってきたた「豆豆」さんです。以前、突撃訪問したことがありましたが、浮浪工房(内海先生)の窯を使っているそうです。

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私のブースの裏側は、新十津川の「陶房大谷」さんです。プロです。搬入の様子を見ていましたが、さすがに手慣れている感じでした。持ってきている作品の数も少なめでしたが、後半はかなり減っていたと思います。

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私の器のお値段は、500円、750円、1,000円、1,500円の4種類で設定しました。値段付けはとても難しいところなんですが、自分で仕入れている粘土もあるので、器の大きさや重さには比例していません。材料代+焼成代+手をかける回数を考えて出しています。

使ったときのイメージがしやすくなるので、一人用の食器セットを作ってレイアウトしてみました。

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こちらは白を基調にした洋風な感じです。飯碗、メインのおかず用の器、サブのおかず用の仕切り皿、大きめのマグカップのセットで、3,000円になります。メインのボート型の器にはパスタ、飯碗にはサラダや温野菜などもいいと思います。

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軽食コーナーです。最後までナポリタンが残っていたようですが、値下げして完売したようです。なかなか商売上手でした。(汗)

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その他、たくさんの手づくりのお店がありました。全部写真を撮ったわけではないんですが、皆さん色々作ってるんですね~。

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ブログを見てくれた生徒さんなどもたくさん来てくれて、持って行った器たちの半分ぐらいは里親が見つかりました。思ったよりも飯碗の売れ行きがよかったです。私の飯碗はとても軽いんですよ。軽い粘土を使っているシリーズもありますが、普通の粘土を使ったものでもかなり軽くなるように仕上げています。

今回、一番単価の高かった片口の大きな器は、一つも売れなかったです。スープカレーを入れるのにいいな~と思って作ったものですが、大きくて深さもあるので、麺類でもいいと思うんですけど、大きな器は収納スペースも取るので、微妙なんですよね。

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今年は陶友会でこうしたイベントに参加する計画もあるようですので、またどこかに出没するかもしれません。毎年目標にしている「えべつやきもの市」への出店も考えています。出店費用が高いんですが、北海道のあらゆる作家の作品を一度で見られる機会なので、勉強のためにも参加したいですね。

これからの時期は、転勤や独立などで、新しい器が必要になるかもしれません。手づくりの器はとても優しくていいですよ。在庫ありますので、よろしくね。(汗)

ナチュラルな暮らし レトロな生活

記事の更新が遅くなっていますが、小樽でのイベント「ナチュラルな暮らし レトロな生活」が、無事終了しましたぁ~。

色々やりすぎなのか、効率が悪いのか、公私共に多忙な日が続いていて、2週間前には持っていくものが何もない状態だったんですが、一週間前に一気に焼き上がり、何とか店開きすることができました。

イベントに出店するのは今回で2回目になります。4月からは師匠と窯が新しくなったので、ロクロの挽き方も、作品の雰囲気も少し変わってきたように思います。

私の中で一番変わったところは、やはり「スピード」です。「精度」はまだまだですが、これまでロクロではまともに挽けなかったソーサーなどもロクロで挽けるようになってきました。

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前日の夜に小樽入りしていましたが、搬入作業は当日行いました。会場のすぐ横のホテルに宿泊したんですが、「駐車場から出られない」というハプニングに見舞われたんですよ。長くなるので詳細は書きませんが、一時はどうなるかと思いました。

そうそう、誰とホテルに泊まったのか...そんなこと気になっている人はいないと思いますが、前日から同行してくれて、一日中お手伝いをしてくれたのは、まつりさんです。

私はかなり抜けているので、まつりさんがいるととても心強いんです。いつもさりげなくサポートしてくれます。

さて、ブースのセッティングをしていきましょう。棚は前回作ったものを使って、コースターとランチョンマットを作ろうと思っていた大きな布をそのまま敷物として使いました。コースターにしなくて良かったかもしれません。(^▽^;)

こんな感じになりました。一応、イベントのテーマに合う器を作ったつもりなので、ナチュラルコーナーとレトロコーナーに分けています。

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ナチュラルな感じ。今は、白い器ブームです。

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レトロな感じ。和風な布を敷くだけで、雰囲気が変わります。

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オープン前に少し撮影しただけですが、全体の様子をちらっと紹介しますね。

会場は、小樽港マリーナ内1Fのパルテホールです。石原裕次郎記念館の隣です。広い駐車場がありますが、日中はかなり混雑していたようです。

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10時半オープンですが、オープン前から人が並んでいます。

お目当てのお店があるんでしょうね。

お隣は主催者のjojoさんのブースです。

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お向かいさんです。有機野菜が飛ぶように売れていました。同じ市内から来ているので、「今度、何かコラボできたらいいですね~」ってお話ししました。手作り石鹸とフェルト雑貨なども出品していました。

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チャリティポストカードとレトロなカメラたち。

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手作りのがま口。1点ものって感じがして、可愛いですね~。

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レトロな感じ。

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昔懐かしのおもちゃもあります。色合いがとてもいいですね。

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植物もありました。

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自分の中で、規格外だった湯呑みやお皿はお買い上げの記念品として、カゴ盛りにしてサービスすることにしてたんですけど、そっちの方が人気があったんですよ。

反対に「コレはいける」と思っていたのが全然ダメだったりして、前回もそうでしたが、好みは人それぞれです。

パソコンの仲間達が遥々小樽までお祝いに駆けつけてくれたんですよ~。仲間っていいな~。

本業が忙しくて、まだ集計も終わっていませんが、収益金は募金し、残った器はONE LOVEプロジェクトを通じて、被災地へ届けたいと思っています。

これからは少し落ち着くので、また修行に励みます。

つーか、ホントに落ち着くのか?って感じですが...(^▽^;)

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「手づくりフェスタ in く・る・る」終了 

初出展の展示即売会が無事に終了しましたが、日本が大変なことになっているので、手放しで喜べる状況ではありません。身内にも色々あり、当日いけるかどうかもわからない状態でしたが、何とかなりました。
パソコンの仲間や生徒、職場の仲間、陶芸の仲間が大勢駆けつけてくれました。いや~、感謝感激です。

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一昨年、砂川のカフェポレポレの展示会にちょこっとだけ置いてもらったことがありましたが、その時に器を買ってくれた人が来てくれて、「使いやすくて、いつも使っているの」と言っていただき、今回も数点お買い上げいただきました。普段使いの器を目指しているので、これは何よりも嬉しい言葉ですね。私自身のスタイルが確立されていないので、作品もここ数年でどんどん変化しています。2年ぐらい前のものも持っていったんですが、これは売れないだろう...と思ったのが、最初に売れたりするんです。ホント、好みは人それぞれで、全く分かりません。

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さらに小樽で7月に行われる展示会「ナチュラルな暮らし レトロな生活」の主催者jojoさんが、私の器を気に入ってくれて、今年の展示会の出展を打診されました。7月は「えべつやきもの市」の出展を考えていたんですが、展示会のテーマと私の器のイメージがちょうどマッチしているので、こちらにしようかな~と気持ちが傾き始めました。私の器は万人向きではありませんが、土の優しさと温かさを感じることができます。

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プリザーブドフラワーの講習会には、男性の参加者もいたりして、微笑ましい光景でした。最初、電源のトラブルがあり、バタバタしてしまいましたが、沢山の方々に参加していただきました。これからは、この大地震の被害に遭った人のために私にできることをやっていきたいので、過ぎたことに時間を費やしている場合ではありません。

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他にも手作りのお店が沢山あって、会場内はとても賑わっていました。それにしても皆さん本当に器用ですね。

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