友情出演

11月の個展に向けて、自分の作品だけではちょっと心細くなってきたので、陶友会のメンバーに友情出演を打診したところ、皆さん快諾してくれて、思い思いの作品を作ってくれています。  素焼き前なので、焼き上がりのイメージとはかなり違うと思いますが、とっても素敵な作品が出来てきました。やっぱり、何か目的を持って制作に取り組むのっていいですね。以前は、砂川公民館の文化祭などで作品の展示なども行っていたようですが、今ではお披露目する機会はほとんどないので、今回のことがきっかけになるといいと思いました。

下の写真は板さんの作品です。板状にした陶器を組み合わせて仕上げていきます。どんな色にするのかな~? とっても楽しみです♪

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下のキャラクターは、N川さんのです。テレビで流行っている妖怪のキャラクターかな? 背中に穴が空いています。ランプシェードに出来るようにコードを通す穴が空いています。

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下の写真は誰がどの作品を作ったのかがわかりませんが、手びねりらしく、自由でとても可愛いです。粘土を伸ばすときに色々な生地を使って模様をつけています。私にもこんなセンスがあったらいいのになと思います。

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11月上旬に素焼きをして、すぐに本焼きをします。陶芸部門、ガラス部門、写真部門など、灯かり関係で友情出演してもいいよ~という人はぜひお知らせ下さい。

アルテピアッツァ美唄

2014年も残り3ヶ月になりました。年頭に掲げた目標の中に「個展を開くこと」というのがありました。

もし、個展をやるならば「絶対にここがいい」という場所は決まっていたし、個展なんだから「好きなようにやればいい」という楽観的な考えもありまして、早い段階で会場の手配は済ませておきました。

会場は美唄インターチェンジ近くの「アルテピアッツァ美唄」です。

雪が残っている間に何度か足を運び、スタッフの方と相談をして、根雪になる前の11月に開催することにしました。

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去年、沢山キャンドルポットを作った経験もあり、なかなか評判も良かったので、テーマは「灯かり」にしようと決めていました。

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今回借りるギャラリーはこちらです。陶芸作品の他、写真も展示する予定です。私一人の作品だと数を揃えるのも難しいので、陶友会のメンバーや陶芸をやっているお友達にも声を掛けて、友情出演をお願いしています。写真部門でも何人か友情出演してくれる人がいるので、だんだん楽しみになってきました。

作品作りはまだまだ進んでいないし、展示台などの備品も全部自分で準備しなければなりません。あと1ヶ月ちょっとしかないのに大丈夫かな?とやや不安はありますが、土壇場になってから溢れてくる集中力とアイディアに賭けてみたいと思います。

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期間は2014年11月15日(土)~11月24日(月)までです。搬入・搬出作業もこの期間の中で行ないます。初日は午後から最終日は15時まで開催になると思います。

開催期間中の土日祝はギャラリーに在廊する予定です。

販売はありませんが、何かプレゼントできるものを用意しておきたいと思います。

白御影のキャンドルポット

9月16日、例年より9日早く旭岳で初冠雪を記録しました。前日まで表大雪に滞在していましたが、夜はかなり冷え込んでいて、雪が降ってもおかしくない気温でしたが、日中は天気に恵まれて、とてもいい景色を見ることができました。山の記録はヤマレコでやっていますが、こちらにも行った日の日付でぼちぼちアップしていく予定です。かなりたまってしまったので、この調子だとずっと後になるかもしれません。

今年は自分で思ったよりも気持ちが山に行ってしまって、江別やきもの市が終わった後は、ずっとお山の上にいる感じでしたが、初冠雪の便りと共にゆっくりと下りてきました。それにしても、11月に個展を計画してるとは思えないね。(笑)

ブログにはアップしてないだけで結構作業が進んでいると思ったら大間違いで、これがまだ全然なんですよ。師匠から電動ロクロを譲り受けたんですけど、設備ってやっぱり大事だな~と思いました。電動の場合は水を結構使うので、辺り一面ドロドロになっちゃうし、片付けも大変なので、今度は工房が欲しくなってきました。(笑)

マイロクロで挽いたポットたちは、サークルで焼いてもらいました。去年はテラコッタを使った素焼きのポットでしたが、耐火度や手入れのしやすさを考えて、全て本焼きまでする予定です。

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偽物のキャンドルを入れてテストしてみました。去年は穴をいっぱい開けましたが、釉薬で塞がってしまうので、大きめの穴にしています。

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色々なデザイン、色々な粘土、色々な釉薬、色々な焼成方法を試してみたいと思います。

 

灯りをテーマにした個展

山に籠って、1ヶ月も更新をさぼっておりましたが、粘土いじりを再開しました。

11月15日(土)~24日(月)までの間、アルテピアッツァ美唄で、灯りをテーマにした個展を行うことになりました。

またランプシェードやキャンドルポットをたくさん作っていきます。どれぐらい出来るか分かりませんが、陶器の他、展示台なども制作しなければならないので、できる限りのことをやりたいと思います。

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陶器・ステンドグラス・夜景や花火の写真など、灯り関係でコラボしていただける方がいたらぜひ友情出演をお願いします。

【虫の洗礼】黄金山セッション

浜益にある「黄金山」は、登山口から山頂までの距離も短いし、雪解けが早いので夏山スタートに登ることが多いですが、お誘いが来たのでセッションしてきました。今年2回目になりますが、この時期は虫が多くて、スポーツタイツの上から容赦なく刺されたし顔もやられました。

(画像をクリックするとヤマレコにリンクします)

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倶知安と旭川からやってきたメンバー。

 

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美しい「クルマユリ」

 

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「エゾカンゾウ」は一日で終わる花です。

 

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リボンのような花「ミヤマホツツジ」

 

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スリリングな旧道。スズメバチやらアブやらがまとわりついて大変でした。

 

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旧道と新道の合流点。ここからも急登。

 

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エゾアジサイ?

 

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登山口から1時間半ほどで山頂へ。こちらはあまり広くないです。

 

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山頂から見た偽ピーク。高度感たっぷり。

 

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里親の見つからなかった黄色いカップ&ソーサーは軽くて使いやすかったです。

 

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浜益温泉で汗を流してから浜益の「日本海」でランチ。このウニ定食がなんと1,500円!!

 

えべつやきもの市終了

報告が遅くなりましたが、第25回えべつやきもの市が無事終わりました。北海道内の300店以上の窯元が江別の町に勢ぞろいする道内最大級の焼き物イベントです。自分好みの器を思う存分探せるし、作家さんと直接お話することもできるので、毎年お客として見に来ていました。

去年、私も初めてアマチュアで出店しましたが、初日で目ぼしいものはほとんどなくなり、2日目はとても寂しい状態になりました。今年の出店はどうしようかなと悩んでいたんですが、一人では店番も大変だったし、まとまった数を用意する自信もなかったので、以前からブログで交流していたYUMIさんを口説き落として、コラボ出店することにしました。YUMIさんは、オホーツク沿岸に住んでいるので、こちら方面のイベントは初出店になります。

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スペースはかなり広くて、2人の作品を並べていい感じになりました。下の写真は私のコーナーです。去年はニャンコマグをいっぱい並べたんですけど、今年は目玉がなくて、試作で終わった感が否めないです。やっぱりね、こういうイベントで店開きするときは、テーマをしっかり決めておかないといけないんです。

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下の写真はYUMIさんのコーナーです。大物から小物まで色々あって、テンションが上がります。

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私とYUMIさんの陶芸歴は同じぐらいなんですが、YUMIさんは2年目ぐらいから地元のイベントに出店しているそうです。値段はアマチュア価格ですが、クオリティはプロ並みです。自分の窯こそ持っていませんが、工房もあるそうで、毎日ちょこちょこと制作しているんですって。セミプロですね。彼女の造形のセンスは素晴らしくて、そのうち世界に羽ばたくと思います。(笑)

目に留まる大物たちは初日の午前中で売れていきました。このお家はランプシェードやお香立てとして使えます。1軒しかなかったんですけど、早々に買い手が付きました。私も欲しい~。

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うさぎの5月人形の細かさはすごいね。ウロコをちまちま貼るの考えるだけでも気が遠くなります。ひつじも白くまも、どんどん飼い主が見つかり...あっという間になくなっていきました。

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動物たちもいっぱいいて、悶絶級の可愛さです。カッパとカエルは今回の出店に向けて作ったものですね。こういうオブジェになるものがあると、ブース全体の雰囲気も良くなりますね。いや~、勉強になりました。私もなんか作ってみようかな。(笑)

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私は友達が異様に少ないと思ってたんですけど、facebookやブログで宣伝したのがよかったのか、パソコン仲間、陶芸仲間、山友達などあらゆるジャンルのお友達が駆けつけてくれました。差し入れまでいただいて、感謝感激です。友達っていいな~。

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去年、穴窯で焼いた中鉢に差し入れのさくらんぼを入れてみました。私の作る器は地味なのが多いんですけど、こうやって中身が入るとガラッと雰囲気が変わりますね。シンプルな器はお料理を引き立てますが、フルーツやお茶菓子などにもいいですね。

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初日終了後は、由仁へ移動して東京ホルモンで宴会です。私は運転手なので、ノンアルで乾杯です。

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2日目の朝は、搬入作業がないので、朝もゆっくりでした。YUMIさんの器たちはかなり減ってきました。

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器は出会いです。フィーリングって大事よね。手に取って肌に馴染むか試してください。

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今年は変な天気で、両日とも雨が降りました。初日は大したことなかったんですけど、2日目はひどい雨が3回ほど降り、テーブルクロスまでべちゃべちゃになりました。こんなに不安定な天気は今までなかったそうです。

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イベントが終わってから、YUMIさんと物々交換をしました。このカップ&ソーサーとフリーカップと猫2匹を物々交換してくれました。私は穴窯で作った大きなお皿をあげたんですけど、私の方が得してます。(笑) YUMIさんの作品は灯油窯を使っているんですけど、灯油窯の作品っていい色出てますよね。

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ちなみに、初日の朝の車はこんな感じでした。2人分の荷物が隙間なく入っています。よくここまで入れたというぐらい入ってます。

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搬入後、ブースのセッティングに取り掛かります。去年の倍ぐらいは持ってきたので、2人合わせるとかなりの数になりました。

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イベント終了後は撤収作業をします。私の器たちは半分ぐらいは残りましたが、たためるコンテナは便利ですね。

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YUMIさんとはここでお別れしましたが、翌日、旭川でサクッと反省会をしました。来年のことはまだ何も決めていませんが、またコラボ出店するかもしれないし、しないかもしれません。作品のことはもちろんですが、ブースのレイアウトや梱包資材の準備など、あらゆる面で勉強になりました。クオリティが高くて、コラボさせてもらって本当に感謝しています。

ちょっと疲れたので、少し休んで、またがんばろうと思います。

はるばる来てくれた人も沢山いたし、差し入れもいっぱいいただきました。新しい出会いもあり、とてもいい2日間になりました。ありがとうございました。

作家目線、客目線。

たくさんの窯元の作品を一気に見れる陶芸イベントは大好きで、特に「えべつやきもの市」は出店する窯元が桁違いに多いので、毎年のように訪れています。色んな作家さんの作品を直接手に取って見ることができるし、新しい作品に出会うこともできます。素晴らしい才能を持った作家さんとその作品を同時に見れる刺激的な空間です。体中の色んな細胞が刺激される感じがして、たまらなくいいんですよ。

そのイベントに自分が出店できるようになったのは驚きですが、出店にあたって審査があるわけではないので、早めに申し込みをして期日までに出店料を入金すれば誰でも店開きできるわけで。(^^ゞ

私はずっと客目線でこのイベントを見ていましたが、面白いようにお客さんが集まるブースとそうでないブースがあります。群集心理なのか、人だかりが出来ていると、さらに人が増えていきます。去年、私のブースはそんな感じになっていて、初日の午前中だけで、目ぼしいものはなくなってしまいました。

それまでの客目線での分析が功を奏したのか、値段が安かったのか、ブログで宣伝したのが良かったのか、単なる偶然なのか…。知り合いも大勢駆けつけてくれたので、サクラ効果もあったと思います。

目当ての作家さんがいる場合は、その番号を探して直行すると思いますが、そうでない人はシャトルバスの降り口から近いブースから見ていくでしょう。几帳面な人は1番から順番に見るかもしれません。

その作家さんのスタイルであったり、色や質感などのオリジナリティが出ているブースはやはり目を引きます。300店以上のお店が並んでいる中で、足を止めてもらわなければ、箸にも棒にもかからないので、インパクトのある作品を目立つところにディスプレイして、配色とブース全体の統一感を意識しました。

去年はそんな感じだったので、製作段階から使う色を厳選していましたが、今年は新しいシリーズを作りたくて、試作を繰り返し、結局、試作で終わった感が否めません。

とにかく数だけはそれなりに揃いましたが、品質的に難ありのものも多いので、アウトレットも沢山ありますが、持って行く予定のものを一気に紹介しますね。

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ここから下はアウトレットが多くなります。

 

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化粧土を使ったスープカップは口縁の部分が剥離してしまったものはアウトレットになります。化粧土は本当に難しいです。

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陶友会の窯出し

「えべつやきもの市」まであと少しです。山ばっか登ってていいのか?と思っている人もいるでしょう。私もそう思いますが、私なりに出来るだけのことはやりました。すでに燃え尽きた感が否めません。(^^ゞ

先週の水曜日に窯入れした器たちが焼き上がりました。これまでに窯出しした器たちもたくさんあるので、質はともかく数だけは準備できました。速報はfacebookでアップしているんですが、お友達から客観的な意見をもらいながら、持っていく物を厳選していこうと思います。

台風が心配でしたが、抜けそうな気配なので、天気はそれほど問題ないと思います。やはり屋外のイベントは天気で客足も左右されます。初日の7月12日(土)は10時~18時まで、2日目目は10時~17時までやってますので、興味があればいらしてください。冷やかし大歓迎です。

釉切れや口縁に難ありのものは、正規のお値段が付けられないので、アウトレットになりますが、これがかなりあるので、合言葉が言えたら好きなのプレゼントしますよ。

合言葉は「トムラウシ」かな。次の3連休あたりには登ってきたいなと思います。(笑)

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趣味でやっていることなので、たくさん売ろうとか儲けようとかは思っていません。私はロクロを挽くのが好きで、色の組み合わせを試すのが好きなので、焼き上がりに近づくにつれ、その器に対しての情熱はゆっくりと下降していきます。焼き上がって写真を撮ったときには、すっかり熱が冷めてしまいますね。残念なことにお皿を見て料理を盛り付けたイメージが浮かぶわけではありません。

なので、気に入ってくれた里親さんに大事に使ってもらえることは何よりも嬉しいですね。

陶芸にかかっている費用と売上は細かく管理していますが、これまで出店したイベントの売上金は、いつか自分の窯が欲しくなったときの資金としてコツコツと貯金しています。今回のような大きなイベントでどうしても必要になったときに引き出してしまうので、あまり貯まってはいませんが、パーッと飲んだりっていうことはありません。案外コツコツ派です。(笑)

今は持ち出しの方が圧倒的に多いんですが、陶芸に掛かる費用は器たちの売上金で賄えるようになったらいいな~と思います。それって、理想よね。

今回窯出しした器たちを紹介します。完全にダメなものもありますが、色見本としてアップしておきます。

新しいシリーズにしようと試作していたこちらのフリーカップは、faacebookで一番人気でした。残念なことに2点しかありません。偶然ですが、大きいのに小さいのがすっぽり入ります。

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私の器で窯を占領してしまったので、他のメンバーのは少なめです。新しい釉薬の色も確認できたので、次が楽しみです。

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白雲ゼブラ初セッション

「富士山に登って、山岳の高さを語れ。大雪山に登って、山岳の大(おおい)さを語れ。」

という言葉がありますが、北海道の中心部にある「大雪山」は一つの山の名称ではなく、2,000m級の火山群の名称で、その中に北海道最高峰の旭岳(2,291m)、第2位の北鎮岳(2,244m)、第3位の白雲岳(2,229m)が含まれています。
その他、トムラウシ山(2,141m)、愛別岳(2,113m)、赤岳(2,078m)、緑岳(2,019m)、黒岳(1,984m)などがあります。

登山をする人はそれぞれ好きな山や目的がありますが、大雪山は一番好きなエリアです。私はまだほんの一部しか歩いていませんが、季節ごとに違う美しさがあるし、毎日登ったとしても同じ景色は2度と見ることはできません。何度行ってもまた行きたくなります。私は北海道の山しか登ったことはありませんが、北海道の山は本州と比べると人が少ないので、山頂を独り占めということも珍しくありません。夏山ピーク時でも同じ場所に100人立つということはないでしょう。

7月上旬は登山道にも雪渓が残っているので、装備不足が心配で来た事はなかったんですけど、白雲岳からゼブラを見るには一番いい時期です。前日、ニセコ方面からセッションの誘いがあり、トントン拍子で行ってきました。新しい登山靴にまだ慣れていないので、長い距離を歩けるか心配でしたが、休憩も多かったし、ゆったりペースだったので、思ったよりも調子が良くて無事に下山できました。踵には大きな水ぶくれができましたが、大雪の美しさに身も心も癒されました。

人類は自然を破壊しながら文明を切り開いてきました。便利で豊かな世の中になりましたが、それが幸せかどうかは疑問に思います。自然は時々人類に対して刃を向けることがありますが、奢ることなく真摯な気持ちで向き合えば、初心者にもベテランにも同じ景色を見せてくれます。

プロフィール用の写真を撮ってもらいました。こういう写真って知らない人にはなかなか頼みづらいんですよ。(笑)

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コースタイムや詳しい山行の記録はヤマレコにアップ済みなので、興味のある方はどうぞ。(画像をクリックするとヤマレコにリンクします)

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層雲峡(黒岳ロープウェイ)に車を停めて、バスで赤岳登山口まで移動して、銀泉台~赤岳~白雲岳~黒岳に下山するルートを利用しました。車1台でも縦走ができる貴重なルートなんです。

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今回は私を含めて4人のパーティになりました。最近は単独行が多かったので、パーティ登山に馴染めるか不安でしたが、結果から言うと「最高に楽しかった」です。山頂標識の前で色んなポーズで記念写真を撮ったり、山の情報を共有できて、初めてのメンバーとのセッションでしたが、山行の経歴や失敗談など面白い話も聞けて新鮮でした。ソロとパーティは全く別モノですね。

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予想以上に雪渓が残っていましたが、かなり緩んでいたので歩きやすかったです。

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赤岳に来るときは、紅葉の時期ばかりだったので、この季節は初めてです。お花が見事で足が前に進みません。

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イソツヅジ

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キバナシャクナゲ

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コケモモ

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エゾノツガザクラ

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コマクサ

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イワブクロ

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エゾコザクラ

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イワウメ

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チングルマ

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赤岳から見た白雲岳(左)

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エゾオヤマノエンドウ

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白雲岳から見たゼブラ雪渓

白雲岳分岐のスペースでランチタイムにしました。今日も新作のマグを持ってきました。ブルーのハートがいい感じですが、口縁の部分に黒化粧土が付いてしまいました。アウトレットになるので、欲しい方には差し上げますよ。

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私は山ではあまり凝ったことはしませんが、ダイソーに売っていた3つで100円のチキンラーメンを持ってきました。カップラーメンだと入れ物が割れてしまうことがあるので、これはいいかもしれません。山で食べるチキンラーメンは格別です。(笑)

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烏帽子岳

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エゾノツガザクラとアオノツガザクラ(北海岳~黒岳間)

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満開のお花畑(北海岳~黒岳間)

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バイオトイレのある黒岳石室

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黒岳山頂(雲の間から旭岳の頂が見えます)

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ちょっと濃いけどハクサンチドリかな?

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ハクサンイチゲ

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黒岳7合目登山口

黒岳も雪渓がかなり残っていました。黒岳は急なので下山で雪渓があるとちょっと緊張しますが、キックステップで慎重に転ぶことなく歩けました。今日一日で歩いた距離は15kmほどになりましたが、全員ケガなく無事に下山できました。

単独では「発見」ができ、パーティは「思い出」ができます。自然から得られる情報はいつもの半分ぐらいだったような気がしますが、美しい大自然を見ながらのパーティ登山は楽しいものです。

青空は少なめでしたが、歩きやすい気候だったので、まだまだ歩ける気がしました。

改めて思いましたが、やっぱり大雪山が一番好きです。登り甲斐がありそうな尖がった男前な山が好きな人は多いですが、私が好きなのは雄大さなんだろうな~。まだ歩いていない道もあるので、少しずつ繋いでいきたいです。

 

百名山で靴慣らし「十勝岳」ピストン

今年の春先に買ったローカットの登山靴は履きやすくて気に入ってるんですが、分類としては「アプローチシューズ」と呼ばれるもので、沢登りなどをする人がポイントまで移動するときに使うものです。デザインがいいし、軽くて岩場に強い感じがするんですが、足首のホールドがないので、ゴロゴロとした登山道では少し不安を感じていました。

この前札幌に行った時に何気なく見ていたら、モンベルのアウトレットでダイヤルをグルグルやってリールを締めるタイプの登山靴が結構安くなっていたので、勢いで買ってしまいました。店で履いたときはいいかなと思っても、山で長時間履くと色んなことが起こります。

靴を慣らすために近くのお山に行ってくることにしました。平日のお休みは滅多にないのでとても貴重なんです。

お山の候補には2つありましたが、休日は人が多くなる一番近くの百名山をチョイスしました。十勝連峰の主峰「十勝岳」です。ピークまでのルートはいくつかありますが、最短距離で登れる「望岳台」から登ることにしました。これまでに富良野岳から縦走したことがありましたが、こちら側から登るのは初めてです。

5時半入山です。雲が多めですが、雨の予報はついていなかったので、それほど荒れることはないでしょう。

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十勝岳は新しい火山で、最近の噴火は1988年にありました。ここ2年も発火活動が観測されていて一時立入禁止になったこともありました。火山帯では植物が少なく、ザレ場歩きが続くので、あまり登りたい山ではありません。ザラザラゴロゴロを延々と登ります。好きなお山は人それぞれですが、登って楽しむ山と見て楽しむ山は別なんですよね。

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山行の記録はヤマレコに残しています。興味のある方はどうぞ。(画像をクリックするとヤマレコにリンクします)

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単独で歩いているので、ザレ場はあんまり面白くないんですよ。視界がイマイチだったので、標識しか撮るものがないんです。(笑)

こんなに緑の少ない山にもお花は少し咲いていました。

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エゾノマルバシモツケソウ

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コケモモ

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イソツツジ

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イワブクロ

荒々しい火口には雪が残っています。残念ながら視界はイマイチです。

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最後はちょっと急な道が続きます。ガスの中にいるときはマーカーを見ながら歩いていきます。これがないとルートを見失ってしまいます。

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途中で踵の靴擦れ出てきて、かなり歩くのが辛くなりました。何とかピークまで行けましたが、靴って本当に大事だなと思いました。体力はあるのに、足が思うように進まなくて、ストレスを感じました。山頂には誰もいなくて、しばらくの間百名山を独り占めできました。新作のマグを持ってきました。黒化粧土の掻き落としです。適当に掻き落とした花柄がいい感じです。

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ドリップコーヒーもぴったりセットできます。容量は8分目で180mlぐらいかな。

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自分を支える靴の大切さを思い知らされました。調子が良かったら美瑛岳まで縦走しようと思ってたんですけど、今日は大切な窯入れがあるので諦めました。

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たっぷり時間があるので、山頂で晴れ待ちをしていたんですけど、百名山狙いのピークハンターがどんどんやってきて、色々お話できました。山頂標識と記念撮影をして、すぐに下山する人もいましたが、十勝連峰には他にもいい山がたくさんあるので、他の山も見てもらいたいな~と思いました。富良野岳~十勝岳までの縦走路はスケールが大きくて絶景なんです。青空が出ることもありましたが、全体的に雲中という感じでした。

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花の百名山として有名な富良野岳方面の視界はいい時でこれぐらいでした。尖がった上ホロカメットクの山頂は見えますが、富良野岳山頂は微妙ですね。今年は十勝連峰でも一泊してみたいな。

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下山の時には、歩いてきた登山道が見えました。行ったことないけど火星みたいです。

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そして、下山すると晴れているという、よくあるパターンです。新しい靴に慣れるまでに少しかかりそうですが、下山はとても調子が良かったです。

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温泉に寄った後、少し時間があったので、久々に富田ファームに寄ってきました。富良野の観光地に立ち寄ることは滅多にないので、人の多さに驚きました。日本語以外の言葉も多かったです。

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ラベンダーもそろそろ見頃ですね。

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下界は天気が良くてかなり暑かったようですが、十勝連峰は全体的に雲がかかっているのが分かります。

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何だかんだで楽しい一日になりました。やっぱり山はいいです。