取っ手の向きは「右」か「左」か?

お料理はもちろん、お茶やお花の知識もないので、その道では当たり前のことがわかっていないことが沢山あります。器の制作を頼まれるようになってきて、専門的な知識も必要になってきました。おもてなし全般の心得を身に付けるにはお茶が一番良いっていいますね。そろそろ(つーか、遅いけど)始めなきゃいけないな~と思っています。

Google先生に聞けばたいていのことは調べられるようになりましたが、調べることと実際にできることは全く別モノなので、知識と経験の両方を身に付けていかなければなりません。

マグに絵付けをする(つーか、やってもらってる)とき、「コーヒーを出すときに、取っ手を『右』と『左』のどちら向きにするのが正しいんだろう?」と疑問を持ちました。絵付けをすることを考えると、正面に向く方に描いた方がいいのでね。

喫茶店などでは、「カップの取っ手はお客様からみて、『左』にくるようにして、ティースプーンは、カップの手前に、柄が『右』にくるように置く」と教育されるところが多いようです。

色々調べてみたところ、英国式は「左」、米国式は「右」のようです。英国式は紅茶の文化からきているようですが、ミルクやレモンなどを入れて掻き混ぜやすいセッティングになってるんでしょう。米国式は、ブラックで飲むことを想定しているということかな?

しかし、大きな絵柄がある場合は、絵柄を正面にという場合もあるそうです。実際に飲むときは、利き手も関係してくると思うので、絵付けは両面にした方がいいかもね。(^^ゞ

このニャンコマグは、ぐるっと全体に描いてあるんです。どこから見ても色んなニャンコが出てくるなんて、なんて可愛いの! 焼き上がりが楽しみニャ~。

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5月18日の器たち

5月18日に窯出しした器たちがあったんですけど、やっと写真を撮りました。イメージ通りの色が出たものもあれば、ずいぶんかけ離れちゃったのもありました。今なら次のロットにも間に合うので、イメージに近づけられるようにがんばっていきます。

夜、室内での撮影は難しいので、スタジオセットを使うのが一番いいんですけど、肝心のライトを切らしてしまったので、電気スタンドと白いロール紙を使って撮影しました。一方向からライトを当ててるので、影が強く出てすぎてあまりキレイに撮れなかったです。私の作品は白い器が多いので、今度は半畳の畳を使おうと思っています。いい条件で撮影ができると、実物よりもよく見えることもあるので、ここは結構重要なポイントだと思います。

えべつやきもの市の出品用に作ったものですが、facebook友達には先行発売しています。お料理を盛り付けた使用写真を送ってもらうのが本当の狙いです。誰でも巻き込むのが私の作戦なのでね。

それじゃ、サクッとご紹介します。

Yukidoke – ボート

定番のYukidokeシリーズです。イメージしていたいつもの色とは少し違って、マット感が強いように思います。釉薬を重ね掛けしているので、少しずつ模様が違っています。

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ご覧の通り、4枚しかありません。それなりに重なります、それなりです。ほどよい深さがあり、使いやすいと思います。カレーやパスタだとハーフサイズぐらいになります。

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大きさはCDケース(14×12cm)と比較してみることにします。

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高さは定規で測ってみます。約3.5cmありました。

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Yukidoke – 楕円

同じYukidokeシリーズの楕円形です。タタラ作品を作るときは石膏型を使っているので、後から同じものを注文されたときにすぐ対応できます。違う粘土を使うとガラッと雰囲気が変わりますが、これまで作った器たちの中で、ダントツで里親が多いと思います。大きすぎず、小さすぎず、ほどよい深さがあり、とてもシンプルです。

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ご覧の通り、こちらも4枚しかありません。ヤル気あんのか?って感じですが、15枚注文されたらパニックになりますね。(>▽<;; アセアセ 使いやすい大きさで、それなりに重なります。

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大きさはこんな感じです。

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高さは約3cmです。

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お次は、自分ではイマイチかなと思ったけど、周囲の評判がよかったお皿です。長方形のお皿は人気がありますね。ほぼ平らなので、水分を含まない焼き魚やお刺身、スイーツなどにもいいと思います。もっと白くなる予想でしたが、生成りっぽいですね。3枚並べて線が繋がるように濃淡の違う呉須を使って、サラッと筆を入れました。絵付けをするといつもやりすぎる傾向にあるので、控えめにして正解だったのかもしれません。

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3枚釉薬を掛けたんですけど、焼き上がったのは2枚だけでした。それなりに重なります。

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横幅は30cm弱ぐらいはあると思います。なかなか使いやすそうな大きさです。

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高さはほとんどありません。ほとんどフラットなので、汁の出るものは厳禁です。

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お次は新しい型を使った新作です。タタラ作品の中では過去最高の大きさです。マスキングテープで釉薬を抜こうと思ったけど、中途半端に掛かってしまい、残念な結果になりました。白マットの濃度テストを兼ねているので、右側は1回、左側は2回掛けています。微妙に色が違うのがわかりますね。パスタによさそうです。重さは860gほどありました。

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こちらも同じ型を使っています。呉須のラインを流す予定が、釉薬を掛ける順番を間違ってしまって、全く流れず、緑のガラスを敷いて夏のイメージにするつもりでしたが、残念な結果になりました。粘土の厚さなどの条件は同じなのに、重さ830gで、上の器よりも軽いんです。ガラスの分だけ重そうに見えるんですけどね。

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もう1枚違う釉薬を掛けましたが、焼き上がったのは2枚だけでした。たくさんお皿を洗うのは面倒なので、ワンプレートで済ませたいという人にもいいと思います。

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大きさもなかなかです。30cm近くあると思います。

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高さも3cmほどあるので、幅広く使えそうです。

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イラストレーターKとコラボしたニャンコマグができました。某キャラクターの絵を参考にしているため、色々な問題に引っかかりそうなので、個人的に使おうと思います。濃度の違う呉須を3種類用意しましたが、発色もよくて、イメージ通りの色になりました。

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う~ん、かわいいニャ~。

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最後はみっちぃの陶芸教室にやってきた小学生が、大胆なサインを入れたマグです。

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まだ焼いてもらっていない作品もぼちぼちありましたが、色のイメージがつかみやすくなりました。まだまだ作るので、お楽しみに。

片口に取っ手を付けてみる

久々にブログランキングに参加しています。記事一つ一つにリンクを貼ると、後から直すのが大変なので、サイドバーにリンク用のバナーを準備しました。一日一回、ポチッと応援してくれると、ポイントが加算されてランキングに反映します。上位に入ってくると、たくさんの人に見てもらえる機会が増えるので、ご協力をお願いします。<m(__)m>

今日は持ち帰ってきたスープカレー皿に取っ手を付ける作業です。不器用なので、こういう作業はとても苦手ですが、売り物を作ってるんだと意識することで、仕上がりが違ってきます。

本体に傷を付けて、ドベで濡らして接着します。ちょっと硬くなりすぎてしまって、ギザギザが残ってますが、1日置いて最終仕上げをします。

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本体も取っ手も4個ずつ用意していましたが、取っ手のサイズが合わないものがあったので、3個だけ取っ手を付けて、残りはそのままにしました。上から見るとこんな感じです。片口に対して、取っ手の向きをどうしようかと考えましたが、右利き用にしています。次は左利き用も作ってみようと思います。

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ねっ、なかなかいい感じでしょ?

えっ、取っ手が邪魔? まぁ、とりあえずこれでいってみましょ。

削って、削って、八寸皿。

アメブロでやっていた古いブログを完全に削除しました。あっちの方が長くやっていたし、情報量が多いし、被リンクも多かったので、キーワード検索でかなり上位にヒットするようになっていたんです。パソコンのTipsなどは今でも検索されるものも多かったんですけど、バージョンが古くなってきて、画面ショットが参考にならなくなってきたので、きれいさっぱり削除しちゃいました。

デジタルもアナログも断捨離して、よりシンプルにしていこうと思います。本当に必要なものは、ほんの少ししかありません。器に限ったことではありませんが、気に入ったものや、品質の良いものを長く使っていきたいものです。

ロクロが好きで、粘土いじりが好きなだけですが、せっかく作るんだから、どんなお料理にも使いやすくて、お料理が引き立つような、ちょうどいい大きさの「普段使いの器」を目指しています。割れたら「また同じものが欲しい」と思うぐらいのものがいいですね。里親が見つからなかった時は自分で使うことを考えています。色々試して、結局、シンプルな色に落ち着きました。

今作っているのは、取っ手がついたスープカレー皿です。北海道はスープカレーが有名で、テイクアウトできるお店があったり、スーパーなどでも売ってますが、スープカレーに合う器ってなかなかないと思いません? お店で食べるときは、そこそこで違いはあるものの、ほどよい大きさとそれなりの深さがあると思います。

私が好きな「カレー」と「片口」の組み合わせです。取っ手はデザインの意味もありますが、熱いスープを入れると器自体も熱くなってくるので、持ちやすさを考えています。

これは半磁器土を使っています。水曜日にサークルで挽き、自宅で乾燥して持ち込みました。今日はあまり時間がなくて、他の作業もあったので、取っ手をつけるところまではいきませんでした。持ち帰ってからの作業になります。

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次は、先週挽いておいた花器の削りです。湿台を支える粘土が柔らかく中心を取るのがとても難しくて、とても時間がかかりました。しかも、左2つは完全に中心が取れていません。(汗)いや、3つ目もかな。ここで壊さないのが私のダメなところです。ここまでならば、また粘土に戻せるし、削ったばかりの粘土は柔らかいので戻しやすいです。乾燥棚に乗せてきちゃったけど、やっぱり壊そうかな…

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お次は、受注品の「八寸皿」です。日本料理は、先付に始まり、お凌ぎ、お椀、向付、八寸、焼き物、炊き合わせ、ご飯、果物で終わる構成になっています。八寸はおよそ24cm四方の器のことで、山海の味覚を盛り合わせることが多いようです。粘土は焼成までに20%ぐらい収縮するので、30cmの正方形の板を使って型を取りました。1週間寝かせて、半乾きになったところで、縁を整えていきます。色見本を作るためにテストピースをいくつか用意しておきました。

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今日は午前中のみ集中して作業しました。準備期間は残り約1ヶ月です。がんばろ~!!

師弟削り対決[動画]

湯呑みサイズならば、「1分で挽き、30秒で削りなさい」と言われています。調子のいい日はそのぐらいで挽けることもありますが、削りについてはまだまだですね。底の厚さが気になって、何度も底の厚さを確認しちゃうんです。

今は予約が混み合っているので、先生の講座を受ける日はあまりないんですけど、今月始めに先生と私の削りの様子を動画撮影したんです。遅くなりましたが、やっと編集しました。

前半はさほど差がないように見えますが、後半部分で大きく差が開きます。何度も底を叩いたり、腰を落としたり、とにかく弄繰り回してます。

先生は無駄がなく、とても速いです。いや~、お見事。

<動画は約1分半です。音が鳴るので、音量に注意してください。>

あれから、かなり作っているので、今はもう少し上達したかもしれません。また機会があったら撮ってみようっと。

フルイ目って何だろな?

粘土には「フルイ目(網目)」と呼ばれる粒子の細かさの目安があります。このフルイ目は数値で表されていて、60目より80目、80目より100目のほうが粒子が細かくなります。私が時々「キメが細かい」といった表現をするんですが、このフルイ目のことなんです。粒子が粗い粘土の場合は、空気が入っていても粒子の隙間から抜けていきますが、粒子が細かい粘土の場合は、密度が濃いので、空気の逃げ場所がなくなります。少しでも空気が入っているとポコポコしちゃうので、ロクロ挽きは難しくなります。

以前は陶芸教室で用意されているものをそのまま使っていただけなので、そんなことは全く気にしてなかったんですけど、自分で色々な粘土を試すようになってからは、このフルイ目のことも気になってきました。これまで通った陶芸教室では「60」ぐらいのものを使っていたと思います。

手びねりならば、水をあまり使わないので、成形にはさほど影響がないかもしれませんが、水をたくさん使うロクロの場合は、手を掛けすぎるとコシがなくなりどんどん弱くなってしまうんです。

私が最近よく使っている「上信楽土」は「80」です。以前使っていたものすご~く軽い仕上がりになる「軽量土」のフルイ目は「30」でした。スカスカな感じでした。

今日は、先週2kgずつに分けておいた「半磁器土」を使います。フルイ目は「200」なので、ロクロ挽きは難しいと思います。この半磁器は陶器と磁器の性質を併せ持った粘土で、磁器とは異なり、多少吸水性があります。粒子が細かい粘土は焼き締まりやすくなるため、欠けにくく丈夫です。高台がない半磁器については「オーブン可」となっているものもあるので、今度試してみようと思います。

先週は、粘土が硬くてまともに挽ける状態ではなかったので、他の粘土に混ぜて使ったんですけど、今日はすこぶる調子が良かったです。寝不足で自分のコンディションはイマイチでしたが、完全に粘土のコンディションに左右するんですよ。粘土を良い状態に保つことが重要なんだな~とつくづく思うようになりました。

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先週挽いたのと比べてみるとよく分かります。右は先週挽いた中で一番大きいもの。左は今日挽いた中で一番大きいものです。これはスープカレー皿をイメージしていますが、サイズも大きく深さもあるので、幅広く使えると思います。一番左の小さいのは取っ手なんですが、収納を考えると邪魔くさいんですけど、持ちやすさとデザインを兼ねています。やっと希望通りのサイズができました。自分としてはかなりの進歩です。
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自宅に持ち帰り、乾燥のタイミングを合わせて、週末削ろうと思います。来週は5週目なのでサークルはお休みです。

陶芸三昧

朝から天気が良くて、桜前線もやっと北上してきました。去年の春先も低温が続き、桜が長持ちしていたように思いますが、今年もゆっくりペースかもしれません。まだ朝晩は寒い日が多いですが、それでも春はやってきて、あっという間に終わってしまいます。

休日の過ごし方は人それぞれですが、私の場合、たいてい陶芸か山のどちらかです。近場のゲレンデはクローズしてしまったし、夏山登山には少し早いので、この時期が一番集中して粘土いじりできますね。今日は朝から夕方までずっと陶芸です。7月までは陶芸に集中して、やきもの市が終わったら、山篭りするんだと思います。

本日、最初の作業は、石膏型に乗せたまま保管しておいたタタラのお皿の仕上げからです。大きな四角いお皿、大きな楕円のお皿、四角くて深さのあるお皿、2連仕切り皿があります。粘土はグリーンの顔料を混ぜた上信楽土です。何キロの粘土にどのぐらいの顔料を混ぜたか記憶が定かでないので、どのぐらいの濃度になるかはわかりません。きちんとデータを取っておかないとダメですね。縁のガタガタのところをカンナで落として、スポンジでキレイに整えておきます。

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お次は、水曜日にサークルで作った器を削ります。もっと大きいサイズで作る予定でしたが、技術不足で思うようなサイズになってないです。片口にした本体の他に取っ手も一緒に挽いておきました。取っ手はデザインなんですが、ちょっと太すぎて邪魔くさい感じがします。もうちょっと細長いのが出来ればいいかな。まぁ、まずは試作です。

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お次は、いつ挽いたのかも覚えていませんが、上信楽土のソーサーの削りです。ソーサーを棒挽きするのは結構難しいんですが、たくさん練習して少しはできるようになってきました。大きさにはばらつきがありますが、小さめのカップにはソーサーを組み合わせようと思っています。

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さらに余っていた上信楽土を使って、タタラのお皿を作りました。紫か何かの顔料を混ぜてあったような気もするんですが、何も覚えていないので、焼いてみてのお楽しみです。大きな四角いお皿、大きな楕円のお皿、雫型、細長いお皿があります。午前中のうちに、石膏型に乗せておき、午後から縁を整えておきました。タタラのお皿の厚さは、6mmぐらいですかね。5mmだと薄くて心細い気がするし、7mmだと重くなりそうなので、間を取って6mmです。大きな四角いお皿は、焼き上がりの重さで1kg以下になるので、これがギリギリのラインかなと思います。

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最後に残った時間で、何度か再生した上信楽土を使って、ロクロ挽きです。最近お気に入りの粘土です。キメが細かい割には、ロクロ挽きがしやすく、真っ白に焼き上がります。大物に挑戦してみようとがんばってみましたが、いつもと同じサイズしかできませんね。呉須でラインを入れてみようかな~。乾燥のタイミングが合えば、来週削る予定です。

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焼き上がった器たちも大量にあります。写真はまだ撮ってないので、後日アップします。

コラボ作戦

カップ&ソーサーやマグといったカップ類は、職場に1つ、自宅に1つか2つぐらいあれば十分で、気に入ったものが割れるまで使うことが多いです。それなのに陶芸市などでプロの作品を見ているとどうしても欲しくなっちゃうんですよ。お料理を乗せる器はシンプルなものが好きですが、マグに関しては個性的なものが好きですね。第一印象はデザイン重視になりますが、持ちやすさとサイズが自分に合えば、それはもう長い付き合いになります。プロの作品は、技術的に優れていることもありますが、色だけで誰の作品かわかるものもあるし、絵でわかるものもあります。やはり「オリジナリティ」が大事だと思います。

私も今年は「えべつやきもの市」に出店することにしたので、それに向けて作品をたくさん作っているところです。ロクロの練習のために、マグもかなり作ってるんですけど、何の個性もないマグがお客さんの目に留まるとは到底思えないので、私の好きな猫をモチーフにした「ニャンコマグ」を作ろうと思いました。

とはいっても、私は絵を描くのがとっても苦手なんですよ。キモカワぐらいなら、いいんですけど、一歩間違うと「化け猫」になる可能性もあるのでね。準備期間も残り少なくなってきたので、成形までは良かったのに、筆を入れて失敗・・・というのは、避けたいのです。

そんなわけで、他力本願ではありますが、イラストレーターを探すことにしました。まぁ、いろんな人を巻き込むのが私の作戦です。今日のイラストレーターは現役女子高生ですが、とっても絵が上手なので、頼んでみたところ、快諾してもらえたので、早速連れてきちゃいました。陶器に絵付けするのは初めてですが、とにかく筆の使い方が上手くて、猫を飼った経験もないのにどんどん描いちゃうんです。

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作品には、私の落款とイラストレーターのサインを入れているので、誰とコラボした作品か分かるようになっています。焼き上がりは来月になると思いますが、ニャンコたちの飼い主を募集していきます。いや~、焼き上がりが楽しみですぅ~。

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私はタタラのお皿を作ります。今日はグリーンの顔料を混ぜた上信楽土を使いました。石膏型に乗せてそのまま1日置いておくことにします。私は今日これしかやってないってどういうことだろね。(^^ゞ

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仕上げはまた明日♪

半磁器土と格闘…結果、玉砕。

今日はサークルで粘土いじりです。砂川公民館にはバラエティ豊かなサークルがたくさんありますが、どこの市町村でもこんなに活発なのかしら? 陶芸サークルは3つありますが、私が入っている「陶友会」は3月~12月までの毎週水曜18時~21時まで活動しています。
年会費8千円、粘土は信楽土(白・赤・黒)があり、2kgで500円ですが、これで焼成料が含まれているんです。なんて良心的な価格設定なんでしょう。

みんなバラバラにやってきて、おしゃべりをしながら自由に作品を作り、気が済んだら帰ります。プロの陶芸家が指導してくれる訳ではありませんが、手びねりに長けたベテランもいるので、手ほどきを受けながら、それぞれのペースで成長していきます。ゆる~い感じがとってもいいんです。ロクロは我流では難しいし、ちょっとかじった素人に習うともっとやっかいだと思います。やはりプロが教えてくれる教室できちんと手ほどきを受けるのがいいと思います。

電気窯は3つのサークルが共同で使うし、「みんなの作品がたまったら焼く」というスタイルなので、たくさん作らないと焼いてくれません。とにかく沢山作って、7月の1週目までに本焼きをしてもらう予定です。そうなると、6月の中旬までには削りを終わらせないといけないのね。あと1ヶ月しかないんですよ。毎週通っても4~5回しかないんですよ。あれ、大丈夫かな?

新作のイメージが浮かんできたので、今日は久々に「半磁器土」を使うことにしました。真っ白くて丈夫なんですが、キメ細かく、コシが弱いので、ロクロ挽きが難しいです。1年ほど前に仕入れた粘土なので、ちょっと硬くなってますね。

半磁器土のみで挽いてみたところ、全然ダメでした。前はもうちょっと出来たような気がしたんですけど、土殺しをするのも大変でした。これじゃ、全然進まないので、作戦変更です。

残っていた2kgほどのミックス粘土に混ぜ合わせることにしました。半磁器土の割合が増えると難しくなるので、同じぐらいの分量を混ぜていきました。何色になるか全然予測できなくなってきましたが、白に近いグレーかな? 御影土が入っているから、黒いポチポチが出ると思います。

これで何とか挽けるようになりました。使いやすさとデザインを兼ねて、片口にしました。頭の中でイメージしたことを実際にやってみたら、まるで程遠いことがあります。今日はまさにそんな感じで、気持ちに技術がついていかなかったんです。 久々の半磁器土は難関でした。まぁ、こんな日ばっかりですけど、それが今のレベルです。

ミックス粘土に半磁器ミックス

残っている粘土は扱いやすいように2kgずつに分けておきましたが、粘土の管理はとても大切なことです。「粘土をこねくり回して、時間だけが過ぎていく」ということも多々あります。

半磁器土

削りのタイミングを合わせるために、挽いた作品は持ち帰ります。こんなペースで大丈夫かな~。

みっちぃの陶芸教室

お子さんの教育に熱心な親御さんはたくさんいて、小さいうちからパソコンを習いに来る子供達もたくさんいます。パソコンのようなデジタル機器に関しては、子供達はゲーム感覚で操作するので、すぐに吸収します。習う必要などないと言ってしまうと身も蓋もありませんが、習い事は本人にヤル気があり、継続することが大切なのだと思います。学校の担任の先生は週5日、期間は2年ほどですが、習い事の場合は、少ない回数でも続けることでとても長い付き合いになります。長期間に渡って、成長を見守れたことが嬉しいですね。実際、私がこれまでに教えた子供達も立派に成長して、IT関連の企業に就職した子もいます。

今ではメンタル面でのトラブルを抱える人が少なくありません。優秀な成績で有名大学を卒業して、大企業に就職しても、現実とのギャップに悩まされ、数ヶ月で会社を辞めてしまうケースも多いようです。パソコンよりも自然の力に触れる方が、人生を生き抜く強さを身に付けられると思います。創造性を育み、トラブルに対処できる力を養うことができるので、登山やキャンプがいいと思います。

陶芸もとてもいいですね。今日は可愛いゲストがやってきました。きっかけは手ほどきしますが、あとは自分で好きなようにやってもらいます。子供には対等で向き合い、できることは全てやってもらいます。夏休みに入ってから、自由研究のために作品を作りに来る人も多いですが、成形だけ済ませて、あとは教室にお任せというスタイルはいかがなものかと思います。完成までの過程をすべて経験してもらいたいですね。「成形」→「削り」→「薬掛け」の最低でも3回は来てもらわなければいけません。週に1回ずつ通っても、仕上がりまでには1ヶ月かかります。北海道の夏休みって1ヶ月ないもんね。

ちびっこ陶芸教室

私のお手伝いも「仕事」としてやってもらいます。「仕事」という言葉は、子供にとって責任感に繋がるのかもしれません。簡単なことでも、きちんとやってくれます。お父さんやお母さんが「仕事」をしているから家族が生活できるということを理解しているのでしょう。絵付けをやりたそうにしていたので、一つやってもらいました。これはサインなんですが、大胆な書きっぷりで驚きました。

大胆な絵付け

おっと、今日の本題はこっちなんです。やきもの市に向けて、色々な戦略を立てていますが、絵を描くのが苦手なクセに、どうしても絵付けをしたいと思っているので、イラストレーターとコラボすることにしました。今日のイラストーレターはKです。ボランティアでやってくれてますが、里親が見つかれば、絵付け料を支払います。

イラストレーターK

私もやらなきゃ~ということで、3枚の絵付け。横に並べて、サッ~とやっちゃいます。一度筆を入れるとやり過ぎる傾向にあるので、少し抑えました。

呉須

釉薬を掛けます。今回使用した釉薬は、透明、白マット、織部、白萩の4種類です。粘土はすべて「上信楽土」を使っています。2種類を重ねてみたり、濃度を少し変えてみたりと写真では分かりませんが、色々試しています。つーか「今頃、試作してて大丈夫か?」って感じですけど。

施釉

今日は2時間で色々できました。みっちぃの陶芸教室に参加したい方はお気軽にどうぞ。山の誘惑に負けなければ、日曜日はかなりの頻度で教室にいると思います。絵付けとかやらされるかもしれませんけど。(汗)