作り手の思いを器たちに込めて

「新十津川陶芸まつり」で検索すると、このブログの過去の記事がかなり上位にヒットするようですが、この陶芸市は今年で20回目を迎えるそうです。そのうち5回ぐらいは見に行ってると思いますが、道内各地から50ほどの窯元がやってきます。今日も朝から陶芸教室にこもっていたので、自分の作業を早く切り上げて行こうと思ってたんですけど、全然早く切り上げられませんでした。(^^;

金欠なので、見に行ってもヨダレ出るだけですから。月末の「ふらのクリエイターズマーケット」は、一度も見たことがないので、今年はぜひ行ってみたいと思っています。ついでに十勝岳方面のお山に登ってきたいので。(笑)

今日の私の作業はどんな感じかというと・・・本焼きを待っている私の器たちもたくさんあるんですけど、まだ焼いてくれないので、こうなったらひと窯分独占できるぐらいにしましょうかね。素焼きが終わった器たちに釉薬を掛けていきます。うまく焼き上がったら「えべつやきもの市」に持っていきますが、今年は大きめのお皿が少ないです。去年は大きいお皿から里親が見つかったので、今年もいっぱい用意しようと思ってたんですけど、なかなか計画通りにはいかないですね。

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黒泥を使った大きくて深い器は、北海道を代表する「スープカレー」のための器をイメージしています。4点ありますが、口がやや窄まった形をしているものが3点、広がっているものが1点あります。

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どこにもピントが合ってない写真ですけど、半磁器土を使ったタタラのお皿には、色化粧土で装飾を済ませてあるので、透明の釉薬を掛けました。スープカレー皿には、海鼠&白萩の組み合わせにしました。

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先週、挽いておいた器たちは、まだ削り時ではないので、外で急速乾燥していきます。直射日光に当てるとカチカチになってしまうので、風通しのよい日陰に置くのが一番いいと思います。今日はどんよりした空模様なので、ちょうどいいぐらいかな。まんべんなく乾燥するように、途中でひっくり返しておきます。

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いくつか失敗したものの、それなりに削れました。粘土はお気に入りの「上信楽土」を使っています。焼き上がりは半磁器土のように真っ白になりますが、ロクロ挽きもしやすく扱いやすい粘土だと思います。粘土は自分であちこちから仕入れているんですけど、消費税増税後は、陶芸関係の資材も軒並み値上げしています。粘土そのものよりも送料がバカにならないんですよね。

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たま~に蓋モノを作ることがありますが、久しぶりに作ってみました。本体と蓋がピッタリ合っていますが、あらかじめ計っていたわけではなくて、サイズの違う蓋をたくさん挽き「どれか合うでしょ~」と合わせてみただけです。蓋の取っ手部分の削りが難しくて、ちっちゃくなりすぎてしまうものが多くて、たくさん失敗しました。

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削り終わった背の高いカップは、取っ手を付けないでそのままにしようと思っていますが、車のドリンクホルダーにセットできるかテストしてみました。車で陶器を使う人は滅多にいないかもしれませんが、私はこれがやりたいんです。長距離の運転では某コンビニのコーヒーを飲むことが多いんですけど、紙コップじゃ味気ないもんね。ストローが差せるマグもジャストサイズだったので、飲むヨーグルトやアイスコーヒーなんかもいけると思います。(笑)

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「えべつやきもの市」まで1ヶ月を切りました。これからは、化粧掛けや絵付けなど時間が掛かる細かな作業ばかりですが、私らしく取り組んでいきたいと思います。

作り手の情熱が伝わるといいな。

 

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