トライアル・アンド・エラー

仕切りつきのプレートを作ろうと思って、少し前に石膏型を作ったんです。石膏を仕入れたのは一昨年になりますが、25kgの石膏を仕入れて、5kgずつ小分けにしておいたんですけど、それから一度も使ってなくて...やっと出番がきました。(^^ゞ 久々の石膏型作りだったので、ドタバタ作業でしたが、空気を抜くことを意識したので、気泡のないしっかりした型が出来上がりました。

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ランチプレートにピッタリだし、カレーにもいいかな~と思っていました。2枚作りましたが、縁をスポンジで整えて、乾燥棚に乗せたのが先週のことです。

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そして、本日。2枚とも同じ場所にヒビが入っていました。粘土に無理がかかっているんでしょうね。素焼き前なので、このまま壊して再生します。先週の段階で怪しい感じだったので、スポンジでなめしてごまかしたんですけど、やっぱりダメですね。さらに2枚作っていますが、ダメなら企画倒れですね。う~ん、難しい。

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薬掛けは来週の予定でしたが、素焼きできる作品が溜まっていないそうで、予定がずれ込みそうとのことだったので、今日は作陶に専念しました。定番のYukidokeシリーズの器がなくなったので、少し作っておきました。

今日はコーヒー持参でやってきましたが、去年の8月に「一路窯」さんの穴窯で焼いてもらったマグも一緒に持ってきたんですけど、これは底に釉薬が流れてしまって、里子に出せるものではないので自分用に使ってみました。粘土は自分で仕入れた「上信楽土」を使ったものですが、青磁っぽく焼き上がり、とてもいい雰囲気です。鎬(しのぎ)を入れると色に変化が出てきて面白いですね。何より手作りのマグで飲むコーヒーはとても美味しいです。

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先週挽いておいた器たちを削り、頼まれている胡蝶蘭の鉢も作っています。マグには取っ手を付けたり、鎬を入れました。大きいものは夏向けにビアマグにしようと思っているんですけど、大きいとその分重くなるので、もうちょっと取っ手を大きくして、しっかり持てるようにした方がよかったかも。鎬はやり出すと楽しくて、どんどん鎬たくなります。時間がなかったので、全部にはしていませんが、この段階で手を掛けると作品の仕上がりがグンと良くなりますね。

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アトリエを貸してくれた仙人から頼まれていた「燭台」を作っているところです。取っ手付きの器を作るときには「足し算」と「引き算」があります。本体と取っ手を別々に作って繋ぎ合わせるのが「足し算」、一体型で挽いて余分な部分を削ぎ落とすのが「引き算」です。いつもは「足し算」で作っていますが、今回は「引き算」で試してみました。ロウソクを立てる突起部分も後から付けたわけではなく、一体になっています。取っ手をぐるっとやりたかったんですけど、全然長さが足りなかったです。高く挽かないといけないので、これがなかなか難しいですね。

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失敗ばかりで、試行錯誤の連続ですが、こうやって色々試している時が一番楽しいんですよね。簡単にできないから続けられるんです。

予定外ですが、3月にちょっとしたイベントに出展することになりましたので、詳細が決まりましたら告知しますね。パソコンと木工を絡めながら、器たちの里親探しをします。(笑)

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