子宮筋腫について

しばらく更新が滞っていましたが、子宮筋腫手術のため、1週間ほど入院していました。すでに退院して、順調に回復していますが、まだ重いものを持ったりできないし、激しい運動はダメなので、今までと同じような行動はしばらくできなくなりました。健康だけが取り柄だと思っていたのですが、初めての入院生活で色々な経験をし、色々なことを考えたので、同じ病気を抱えている人の参考になればと思い、入院生活の記録を残すことにしました。

子宮筋腫は子宮内にできる良性の腫瘍で、命に関わるものではありませんが、できる場所によって症状は様々です。女性の4人に1人ぐらいが持っていると言われているし、私の場合、痛みはほとんどなかったので、手術の必要性はさほど感じていませんでした。3年ほど前にMRI検査で調べてもらったところ、筋腫の大きさはそれほどでもないけれど、数がたくさんある「多発性」のものでした。

しかし、5年ほど前から体の中の症状はかなり進んでいたらしく、血液検査で分かるヘモグロビンの数値は「10」ほどで、その後、徐々に減少していき「7」ぐらいになりました。普通の人ならまともに歩けないらしいですが、登山でかなり鍛えていることもあってか、この数値で体が慣れてしまったのか、普段、貧血という自覚はほとんどありませんでした。

症状がはっきりしていたのは、月経過多でした。筋腫や内膜症を持っている人は、生理痛が強い人も多いのですが、私の場合、痛みはほとんどありません。なので、月に一度、一定期間だけ耐えればよかったので、このまま何とかなるんじゃないかと思っていました。確かにこの期間は、貧血症状が出ていたかもしれません。そもそも月経の量など、他の人と比べたこともなかったので、普通よりも少し多いのかなと思うぐらいでした。症状が悪化してきたのは、ここ2~3年のことだったと思います。

子宮筋腫の治療には、手術の他にホルモン注射(リュープリン)もあります。去年、このホルモン注射をしました。薬で人工的に閉経状態にして筋腫を小さくするというものです。効果や副作用は人によってかなり差があるようで、どのぐらいの効き目があるか分からなかったけれど、ひょっとしたらグンと小さくなるかもしれないと思って、最大治療できる6ヶ月間、試してみました。月に1度、注射をしていきますが、なかなか月経は止まらないのに、副作用(更年期症状)はすぐに出てきました。体中が急に熱くなる「ホットフラッシュ」という症状ははっきり感じました。治療期間が終わるまでは、時々刺すような痛みがあり、倦怠感と猛烈な眠気に襲われました。治療をしていなかったそれまでの方がずっと調子が良かったです。

半年間の治療が終わると、筋腫のサイズは一時的に小さくなっていましたが、その後、すぐに月経が始まり、また徐々に大きくなっていきました。貧血の数値は少し良くなりましたが、これも一時的なもので、また徐々に下がっていきました。私にはホルモン注射の効果はさほどなかったように思うし、この期間はとても辛かったです。

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長くなるので、今日はこのぐらいにしておきます。

コメント

  1. セッチ より:

    こんばんは! 

    そうですか、大変だったのですね~
    年齢的にも、色々出てくるお年頃?

    ワイが40代の頃に感じたのが、老眼でしたですわ。
    新聞の字が読みづらくなり、最初、丁度、家を建て直して、蛍光灯から
    電球に換えたせいにしてたくらいですもんね~
    50代になって、耳つんぼ、鼠径ヘルニア、所謂、脱腸ですわはは

    いや、ワイの話しをしにきたんじゃないんですよね。
    実は、相棒@カズミンも三十代前半で、子宮筋腫のオペを受けたんですよね。
    そのオペ跡を見た時に、ショックだったって言ってましたですわ。

    色々と大変だったんでしょうが、いい意味に開き直ってくださいましです!
    明日が、あるさ!

    ではまた@セッチでした。

    • みっちぃ みっちぃ より:

      セッチさん、こんにちは。
      ヤマレコ北海道支部の方々もブログ覗きに来てくれているようで、メッセージやLINEなどで励ましのお便りがたくさん届きました。
      カズミンは若いときに手術されたんですね。このまま我慢しようかと思っていたんですけど、ここ2~3年で症状が悪化してきて、去年は山行の日程にも影響が出ていたので、思い切って手術することにしました。まだ万全ではありませんので、ドクターの許しが出たら、お山も再開したいと思います。

      みんなのレコを見ながら、妄想登山をしています。

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