風鈴を作ろう-舌(ぜつ)編

久々になりますが、風鈴作りの続きです。

風鈴作りに挑戦するのは今回が初めてで、教室に通っている生徒さんで作っている人も見たことがないし、先生も経験がないようなので、どんな風に出来上がるか気になっている人もいるようです。作家さんが作っているものは見たことがありますが、陶器で作る風鈴の音色は少し低めでクリアーな音ではないように感じました。高い音色にしたい場合、素材はガラスや磁器が向いているのだと思います。

今回、私が試しているのは、陶器と磁器の両方の性質を持った「半磁器」ですが、先週、テスト用に1つだけ透明の釉薬を掛けて本焼きする予定でしたが、窯がガラガラだったので、全部焼くことにしました。しかも、時間がなかったので、釉薬を掛けずに「焼き締め」てしまいました。

焼き上がった風鈴で音色を聞いてみたところ、大きさや厚さでバラつきはあるものの、予想以上の良い音色が出ていました。今は真っ白なので、ちょっとした絵やデザインなどの飾りを付けたいと思っています。

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入院前に「舌」の部分を作ろうと途中まで準備しておきましたが、仕上げることができないまま入院となりました。今日は「舌」の部分を作り直すことにします。

最初は風鈴の構造が分からず、棒状のものを用意しましたが、風鈴本体の形を考えると、丸い形状にした方が本体と舌が当たりやすいと思うので、クレイガンを使って粘土を絞り出していき、端を繋げていきました。乾燥が進みすぎるとポキッと折れてしまうので、丁寧に作業していきます。

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本体と舌のサイズが合うかどうか分からないので、少し多めに作っておきました。すぐに乾燥させるとヒビ割れてしまうかもしれないので、発泡スチロールで1週間寝かせておきます。

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残った時間で、定番のタタラのお皿を仕上げておきました。素焼きはこちらでお願いして、本焼きは灯油窯を使う予定です。私にしてはかなり丁寧に仕上げました。

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6月中旬に灯油窯を貸し切って本焼きする予定なのですが、私の作品だけだと数が少なくて、窯がいっぱいにならないと思います。もったいないので「一緒に焼いてみたい」という方がいたらぜひどうぞ。同じ釉薬を使っても電気窯とは全く違った雰囲気になりますよ。

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