御影粘土を作ってみる

白御影土を使った作品と同じようなカップが欲しいとブログを見てくれた「みやさん」からオーダーが入りました。御影粘土の在庫はないので、取り寄せしなければならないのですが、御影粘土を作るために必要な「黒雲母」があるので、自分で作ってみることにしました。

粘土は焼き上がりが真っ白になる「上信楽土」と「半磁器土」を合わせて5.5kgほどになりました。黒雲母は粘土の重さの「0.7%」混ぜています。菊練りをしながら、少しずつ練り込んでいきました。

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カップの大きさやソーサー付きかどうかの希望も聞いていないので、適当に作っています。

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黒いプチプチ分かるかな~。御影粘土を使うとそれだけでも装飾になるので、可愛いんですよね。カップの形は、最近お気に入りの寸胴~末広がりが多いです。どうしても底が丸くなりがちなんですが、やっとキリッとした底が作れるようになってきました。

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上から見るとこんな感じです。ソーサーは3枚だけ作りました。イメージ通りの御影になるといいな~。

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同じ要領で、赤粘土にも黒雲母を混ぜていきました。こちらは粉引きにする予定です。来年のテーマは「粉引き」にしようと思っているので、そのための予行練習も兼ねています。

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お茶碗らしきもの、お皿らしきもの、適当に挽いておきました。こんな風に何も考えずにロクロを挽いたのは久々です。

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少し前に挽いておいたマグは、削りが終わり、腰の部分は鎬を入れておきました。このまま焼くと真っ白になるので、素焼きが終わったら何か装飾しようかな。

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そして、季節はずれになりそうな風鈴。削りが失敗したものもあり、8個だけ残りました。舌の部分は、ハート型や雫型など、前と違うものも作ってみました。

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オーダーが入ると、気持ちが引き締まります。何も目標がないと気が抜けちゃうからね。

今はお山のスイッチも入っているので、週1ペースになりますが、作業を進めていきます。

どんな風に出来上がるかな。

 

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