修復できないヒビ

3月中旬を過ぎると、山の様子はガラッと変わってきます。気温が低く風が強い日はカリカリになり、天気が良くなるとバシャバシャのザラメになり、天気によってすごくバラつきがあります。今日はスノーシューで、のんびり山を歩くスノーハイクの予定でしたが、朝から生憎の雨だったので急遽中止にしました。冬期間の雨は雪よりもやっかいで、風が強ければ一気に体温を奪っていきます。やはり冬山を楽しむには1月下旬~2月が安定しています。

そんなわけで、予定を変更して陶芸教室に向かいました。2週間前に挽いたマグの削りと化粧掛けをしていきます。

私の場合、陶芸スイッチが入っている期間でも、週に1度か2度のペースなので、ロクロで挽いた粘土は、発泡スチロールに入れて、1週間ほどかけてゆっくりと乾燥させていきます。1週間、蓋を閉めっぱなしにしたままだとほとんど乾燥が進まないので、時々先生に様子を見てもらい、削るタイミングを合わせていきます。

急いでいる時は、土曜日に挽いて、翌日に削るということもありますが、冬期間の暖房の効いた室内では、一晩蓋を開けっ放しにしていると、口の部分の乾燥が進みすぎてしまうことがあります。

挽いたままの粘土は歪んでいることもあるので、削る時にそれを修正するために手でギュッと押すことがありますが、そんな時は確実にヒビが入ります。私はこれが非常に多いです。多分、性格の問題なんだと思いますが、水に潜らせて、発泡スチロールに戻して、しばらく置いておけば、柔らかくなるのにね。(^^ゞ

こうなった時にはどうやったって、元には戻りません。何とかして修復できないかと、色々試みましたが、全体の乾燥が進むにつれて亀裂はさらに広がっていきます。気に入っている形だったりすると余計に何とかしようとするんですが、結局は時間の無駄になるので、潔く諦めて粘土に戻した方がいいです。素焼き前なら、何度でも再生できるんだから。

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最初に挽いたのは8個でしたが、残ったマグは6個になりました。まだまだ削りの感覚も戻っていなくて、結構時間がかかっています。化粧土を掛けて、掻き落として・・・という作業を繰り返していると、あっという間に何時間も経ってしまいます。

使っている化粧土は教室にあった「白化粧土」の他、自分で仕入れた「桃色」「黄色」「空色」の4色を使っています。細かい作業はとても苦手なんですが、ひとつひとつ気持ちを込めて作ることを心がけています。大きめのサイズなので、重さも気になるところです。軽量化のために苦し紛れで、鎬(しのぎ)を入れることもあります。

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飲み物の色が見える方が好きなので、内側にも白化粧土を掛けていますが、このまま「透明」の釉薬を掛けると、粘土の赤が強く出ると思います。「白マット」だと化粧土を掛けた部分が隠れて全体的にグレーになると思うので、最終的な色は釉薬でかなり違ってくると思います。

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午後からは先生の講座があるので、久々に先生や他の生徒さんと会いました。半年ぶりぐらいかな?(笑) 先週、挽いておいた風鈴の削りに取り掛かりましたが、やはり重さが気になり、底を抜いてしまったものもいくつかありました。かなり残してしまいましたが、失敗しながらも翌日に全部削りました。

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こちらも翌日に持ち越した半磁器土を使って挽いたマグです。こちらはサイズが小さめなので、ソーサーも挽いてセットにしようと思います。

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取っ手や化粧掛けは間に合わなかったので、持ち帰って作業することにします。

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