もう3年前のことになりますが、突然キャンドルポットを作り出したことがありました。ロクロの練習を兼ねて始めたことだったので、素焼きで終了する「テラコッタ」を使いましたが、あの時買った粘土がまだ残っているんです。
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「テラコッタ」は、埴輪や植木鉢などで使われているオレンジがかった粘土ですが、ジャンルとしては「土器」というのかもしれません。
700℃程度の素焼きで終了するため、吸水性が高く、通気性がいいので、テラコッタで作った器は植物が育ちやすいと言えるでしょう。しかし、焼き締まった器とは違い、とても脆いです。ちょっとぶつかっただけで欠けてしまうし、寒さにも弱いです。冬の間、屋外に置きっぱなしだと、春になった頃には壊れているかもしれません。
最近、パン作りに目覚めてきたので、近いうちにピザを作り始めると思うので、料理に使えそうなハーブを作ってみようと思いつきました。ハーブって買うと高いんですよね。サボテンも枯らすほど、植物の栽培に関しては無頓着ですが、最近は思考も変わってきたので、植物を育てられるようになっているかもしれません。なので、そのための鉢から作ります。先は長いですが、そのプロセスが好きなんです。(^^ゞ
未開封だったため、粘土の状態はよかったです。ちょっと固いですが、水分を沢山使うロクロ挽きにはちょうどいいぐらいです。さぁ、いきましょう。
![2016041704](http://gorosanchi.com/wp-content/uploads/2016/04/2016041704.jpg)
どのぐらいの大きさがいいのかもよく分からなかったので、自由気ままに挽きました。一応、受け皿も作ってみました。
丸一日時間があるときは、午前中にロクロ挽きをします。夕方になると挽いた粘土の表面が少し乾燥してくるので、片付けやすくなります。翌日、削りたい時は、このままの状態で、乾燥棚の下段に置いたままにすることもあります。
![2016041705](http://gorosanchi.com/wp-content/uploads/2016/04/2016041705.jpg)
お次は水切りヨーグルト兼豆腐の水切りのための「ミズキレール」の仕上げです。本体と蓋を4個セット挽きましたが、蓋が縮んで合わなくなったものがあるので、ボツにしたものもあります。水を切るためのスノコにポンスで穴を開けました。穴の間隔がバラバラですが、大きさはピッタリです。
![2016041707](http://gorosanchi.com/wp-content/uploads/2016/04/2016041707.jpg)
スポンジを豆腐の変わりに見立てていますが、重しの役割をする内蓋もついています。
![2016041708](http://gorosanchi.com/wp-content/uploads/2016/04/2016041708.jpg)
さらに蓋ができるようになっています。問題は今のサイズでいい感じだということです。焼き上がりは10~15%ぐらい縮むと思うので、ちょっと小さかったかもしれません。
![2016041709](http://gorosanchi.com/wp-content/uploads/2016/04/2016041709.jpg)
蓋と合わなくなったものは、底に穴を空けて鉢として使うことにします。釉薬は掛けずに焼き締めます。
![2016041712](http://gorosanchi.com/wp-content/uploads/2016/04/2016041712.jpg)
自分用に作っただけなので、同じものを作るかどうかは分かりませんが、焼き上がったら使用感をレポートします。
![2016041713](http://gorosanchi.com/wp-content/uploads/2016/04/2016041713.jpg)
追加の風鈴もあります。無地のは素焼きが終わってから「呉須」で飾り付けをしたいと思います。
![2016041714](http://gorosanchi.com/wp-content/uploads/2016/04/2016041714.jpg)
4年ほど前に作った器のオーダーが入りました。すごく気に入ってくれていて、毎朝これでヨーグルトを食べているそうですが、同じものを2個追加したいとのことでした。ロクロ目がある方が好きだそうです。うまく再現できるかな~。
![2016041701](http://gorosanchi.com/wp-content/uploads/2016/04/2016041701.jpg)