サッポロモノヴィレッジの準備

札幌ドームで開催される「サッポロモノヴィレッジ」に出展します。このイベントは本日(5月26日)から始まりましたが、私は明日(5月27日)のみ、ライトブースという小さなスペースで出展します。

イベントの前日は準備に追われるというのが常で、学習能力が備わっていないのか、毎度バタバタしています。1週間前に窯出しが終わっていたので、毎日コツコツやっておけばいいものを、いつも前日に徹夜で準備することが多いです。今日が休みで良かったとつくづく思いました。

このイベントには、2年前にもライトブースで出展したことがあります。2m×1mというスペースなので、事務机一本と残ったスペースに在庫や梱包資材などを置くような感じです。前回のときに風鈴を飾れる棚を作ってもらったので同じものを使用しますが、下のスペースにピッタリはまる展示台を五郎さんに作ってもらいました。

一日で作ってくれました。角度が付いているので、下の段に置いたものも見やすくなっていて、いい感じです。

しかも、それぞれのパーツは取り外せるようになっていて、組み立ても簡単なので、私一人でも扱えます。

今日は朝から大量の器たちと格闘しました。持って行くものと持って行かないものを選別して、値段を付けて、プチプチで梱包していきます。小人の家もライトアップすると雰囲気がよくなりました。オレンジ系のライトは温かみがあっていいですね。会場では電源が取れないので、電池式のランタンを使います。

今年は小鉢ブームなので、小さめの器が多いのですが、木製トレーにセッティングすれば、器の組み合わせや使った感じをイメージしやすいかなと思います。

化粧土が剥がれた大失敗のマグやそば猪口は、ディスプレイ用に多肉植物を寄せ植えしてみました。失敗作とはいえ、個人的には気に入っているシリーズなので、どなたか気に入ってくれる人がいればお安く提供します。作品を展示する時にグリーンが入ると、雰囲気がグンと良くなるんです。

このイベントは、プロアマ問わず、モノ作りをしている作家さんが道内外から集まる大きなイベントです。入場料(前売り500円、当日600円)がかかりますが、お気に入りの作品が見つかるかもしれません。私も出展者というよりは、お客として他の作家さんを見て回りたいと思います。

私のコマ番号は「D-109」になりました。ライトブースという小さいスペースです。「ブログ見たよ」と声を掛けてもらえば、記念品を差し上げます。

ロクロで家を作る

告知をほとんどしていなかったんですが、5月26日(土)~27日(日)は、道内外のクリエイターが札幌ドームに集うイベント「サッポロモノヴィレッジ」があります。私は27日のみの出展ですが、やっと持って行けそうなものが焼き上がりました。

コマ番号は「D-109」になりました。ライトブースという小さいスペースです。

ロクロで家を作ってみた

イベントに向けた新作を作ろうと思い、アイキャッチになりそうなオブジェを作ることにしました。普段はマグばかり作っているので、たまには手作りっぽいものを作りたいなーと思いました。しかし、不器用な私にできる事は限られているので、過去に作ったことのあるキャンドルポットをアレンジして、家を作ることにしました。

今年はニュージーランドについて色々リサーチしていたので、映画「ロードオブザリング」や「ホビット」に出てくるホビット村を若干意識しています。全然違うけど。(^^ゞ

1.ロクロ挽き

手びねりは苦手なので、ザックリとした形はロクロで挽いていきます。基本パーツは、本体と屋根と煙突です。失敗することも考えて、4セット作りました。(4月14日)

2.削りと煙突の取り付け

乾燥のタイミングがよければ、翌日でも削れます。煙突を付けたり、屋根のキュルンという部分は後で付けています。化粧掛けや穴を開ける作業もこの段階でできればいいのですが、時間切れで翌週に持ち越しました。乾燥が進みすぎないよう、発泡スチロールに入れてビニールを被せて保管しておきます。(4月15日)

3.化粧掛けと装飾

化粧掛けと穴あけなどの装飾をしていきます。(4月22日)

4.施釉

化粧土を掛けたものには透明釉を掛けるぐらいですが、一部下絵付けをしてみることにしました。屋根と扉にヒワを塗り、屋根の×の所に赤系の下絵の具で色を付けました。(5月13日)

釉薬は2倍程度に希釈した透明釉を掛けておきます。焼き上がりにバラつきがあるので、濃度計を使って濃度を記録しておくことにしました。

5.窯出し

陶芸体験に来る人が増えてきて、焼成サイクルが早くなってきたので、制作開始から1ヶ月強で焼き上がりました。(5月19日)

下絵付けをした屋根と扉については、凹の部分に色が残っただけでした。まぁ、これはこれでいいかなと思えました。

他はほぼ同じ、思ったよりも渋い感じに仕上がりました。

同じシリーズのお皿もあるので、お香立てにしたり、キャンドルを置いたりできます。

他にも沢山焼き上がっているので、厳選してサッポロモノヴィレッジに持っていこうと思います。

ニュージーランド一人旅

ゴールデンウィークを絡めて長期休暇をいただき、ニュージーランドに行ってきました。

今回の旅の目的は「ミルフォード・トラック」というトレッキングコースを歩くことでした。ここは「世界一美しい散歩道」と呼ばれていて、世界中のハイカーが憧れる人気のトレッキングコースです。

ニュージーランドには大小様々なトレッキングコースがありますが、中でも「ミルフォード・トラック」は、特別扱いされている気がしました。理由は色々あると思いますが、スタート地点までは陸路でのアクセスは出来ず、テアナウ湖をボートで北上しなければなりません。さらに一日の入山者数が決まっていて、3泊4日の個人ウォーク40名、4泊5日のガイドウォーク50名と決まっているため、競争率の高い予約を勝ち取らなければなりません。このコースは、片道一方通行で基本的に短縮や延泊はできません。

個人ウォークの予約開始は5月〜6月ですが、一番人気の年末年始の予約は、あっと言う前に埋まってしまいます。私はこの道を歩くために一年ほど前から準備を進めていました。

初めての南半球でしたが、日本とは季節が真逆になるので、トレッキングシーズンは終了間際でした。雨に当たる日もありましたが、清々しい秋晴れの日は北海道とよく似ていると思いました。

私がニュージーランドに滞在したのは8日間でしたが、そのうち山小屋に泊まったのが、4泊でした。写真は「ケプラー・トラック」のルート上にある山小屋「ラックスモアハット」から見たご来光です。

外国に行くと日本(北海道)の良さを再確認することも多いです。景色は北海道も負けていないと思いましたが、ニュージーランドの自然保護に対する姿勢はどの国も叶わないと思います。手付かずの自然を残しながらも観光客を受け入れる仕組みは素晴らしいと思いました。

今回は現地ツアーなども利用せず、レンタカーを借りて、北海道にいる時と同じように好き勝手に行動しました。トラブルや困ったことも色々ありましたが、私らしい旅ができたと思います。まだ写真の整理が追いついていませんが、感じたことなど、色んな形で残していこうと思います。

自分が良いと思える新しいモノ

まだ気温が低い日も多く、雪がちらつくこともありますが、一面銀世界だった美しい北海道にも春がやってきました。春が待ち遠しい人は多いと思いますが、私はモリモリ降って、キーンと冷えた真冬が好きなので、雪が腐っていくこの時期が一番苦手ですね。天気がいい日は、ザラメをまったり滑ることもできますが、雨が降ることも多いので、粘土に向かう時間が多くなりました。遅ればせながら、やっと陶芸スイッチが入ったみたいです。(^^;

掻き落としの新作は大失敗

昨年から試作をしていた掻き落としの新作が焼けました。一眼レフで撮ってるので、写真ではいい感じに見えるかもしれません。一つ一つ違うデザインで、何時間も掛けて掻き落としました。自分の中でもすごーくがんばったんですが、残念なことにほとんどが失敗でした。

ちょうど10個ありますが、8個ぐらいはボツだと思います。ひょっとすると全部かも。(^^;

どこが失敗かというと、本焼きで化粧土が剥離してしまいました。化粧土トラブルとしてはよくあることだと思いますが、昨年末の窯出しでも同じようになり、ほとんどボツになりました。

化粧土が濃くかかった部分の剥離が目立つので、化粧土の濃度に問題があるのかもしれません。

こちらは取っ手の他、口の部分の化粧土も剥離していました。口の部分の化粧土はスポンジで拭き取っているにもかかわらず、更に剥離していて、完全にアウトです。

色の濃い釉薬を使うとせっかくの掻き落としが消えてしまうので「透明釉」を掛けています。これは剥離もなく、ギリギリOKかなという感じ。

釉薬の濃度も調整してみましたが、かなり薄くしたものは、焼き締めに近いマット調になりました。「ツヤあり」と「ツヤなし」は好みだと思いますが、私はこの「ツヤなし」の方が好きなので、自分の好きな雰囲気になるよう試行錯誤していますが、化粧土は本当に難しいです。化粧土の調合や濃度についても考えないといけないし、きちんとデータを取ってロジカルにやらないといけません。

10年以上やってて、まだこの段階か!って感じですけど。

暇なので(笑)、今回のマグが出来上がるまでの一連の流れを紹介します。

ロクロ挽き

ロクロ挽きは一番好きな工程です。最近は安定感のある末広がりが好きで、この形を安定して挽けるようになってからは、ずっとこればかりで、シャープな形のものが全然挽けなくなりました。(^^;

しばらく陶芸から離れていた時期なので、これだけ挽くのも2時間ぐらいはかかっていたと思います。今なら1日で100個は挽けると思うので、今度チャレンジしたいと思います。

Jpeg

削りと取っ手付け

発泡スチロールで1週間ほど寝かせて、削り作業をする前日に蓋を開けてもらって乾燥具合を調整してもらっています。乾燥のタイミングが削りやすさを大きく左右します。取っ手と本体の乾燥具合が違うので、さらに発泡スチロールで保管しておきます。

下半分の化粧掛け

さらに1週間後に白化粧土を施しましたが、この化粧土を掛けるタイミングが最も重要だと思いますが、その日のうちに削りが終わらないこともあり、翌週に持ち越しすることも多いです。本来ならば、高台を削った後、その日のうちに化粧掛けをする方がいいかもしれません。本体と化粧土の乾燥具合に差があると剥離しやすくなると思うし、化粧土の成分や濃度も関係あると思います。

一度で全体に化粧土を掛けるのはリスクが高く、化粧土の水分で底が抜けたり、崩壊することもあるので、マグの場合は下半分を先に掛けるようになりました。

内側と上半分の化粧掛け

下半分に掛けた化粧土が乾いてから内側と上半分に化粧土を掛けます。釉薬を掛けるときと同じやり方で、スキッと掛けるようにしています。写真でも分かりますが、化粧土が重なっている部分は色が濃くなっています。

掻き落とし

指の痕が付かない程度に乾いてから、先の細い剣先などで掻き落としていきます。この時、粘土は半乾きの状態ですが、その日のうちに作業できなかったものは、持ち帰って自宅で作業しました。家に持ち帰るとなかなかヤル気が起きないので、何週間も放置してしまいました。カラッカラに乾燥してから掻き落としたものもありますが、どちらも結果に違いはなかったように思います。マグのように唇を直接付ける器の場合、口の部分の剥離は特に気になるので、スポンジで全部拭き取っておきました。

施釉

冬期間は他の生徒さんの作品も溜まっていないので、焼成サイクルはかなり長くなり、2~3ヶ月に一度という感じです。素焼きが終わったマグに釉薬を掛けます。掻き落とした柄が現れるように、透明釉や透明に近い釉薬を掛けるのが一般的だと思います。濃度を変えて試してみました。

窯出し

本焼きまで3ヶ月以上かかっていますが、焼き上がりました。今回は残念な結果になりましたが、色々な課題が見えてきたので、前向きに修正していきたいと思っています。

毎年、新作のマグを買いに来てくれる人もいるので、私自身が好きだと思えるもので、新しい雰囲気のものを作りたいと思います。

5月27日(日)は「サッポロモノヴィレッジ」、6月23日・24日(土・日)は「あかびらツクリテフェスタ」に出展します。がんばろーっと。間に合わないかもだけど。(^^;

初めての掻き落とし

ちなみに2010年に掻き落としマグはこちらです。↓↓↓

掻き落とし後、素焼きをして、下絵の具で適当に色を付けてから本焼きしたと思います。イベントに持っていったら、すごく気に入ってくれた人がいて、すぐに里親さんが見つかりました。雑で超適当、しかも斜め。(^^;

深いことは何も考えず、とにかく陶芸が楽しかった頃でした。こうやって、始めた頃と現在を比べて見ると面白いかもしれません。

2018年の出展イベント

2回目の開催となる「あかびらツクリテフェスタ」の審査結果が届きました。見事入選し、昨年に引き続き、木工作家の五郎さんとコラボ出展できることになりました。昨年は車まるごと出展できる広いブースでしたが、今年は設定がなかったので、3m四方の青空ブースでエントリーしていました。

これで今年出展するイベントが決まりました。

  • サッポロモノヴィレッジ 2018年5月27日(日)のみ[コマ番号:D-109]
  • あかびらツクリテフェスタ 2018年6月23日(土)~24日(日)[コマ番号:D-1]

えべつやきもの市は、まだ募集開始していませんが、今年は日程が合わないと思うので、エントリーしない方向で考えています。

かなり前に挽いた器に化粧土を掛けて、掻き落としするために自宅に持ち帰ったものがいくつかありましたが、一向に進んでいませんでした。「ヤル気あんのか?」って感じですけど、3つだけ出来たので、教室に持っていきました。4月早々に本焼きをするようなので、少しだけ焼き上がるかもしれません。

今年は雪が多く、ウィンタースポーツを大いに満喫できました。ナイターにも通っていたこともあり、ゲレンデとバックカントリーを合わせて50日以上滑り込みました。最近の大きな出来事としては、昨年12月に募集があった利尻町主催のバックカントリーツアーにエントリーしていて、倍率6倍の難関を見事に突破して、冬の利尻にも行ってきました。2泊3日で利尻入りする予定でしたが、初日は暴風雪でフェリーが欠航してしまい、1泊2日の滞在になってしまいましたが、冬の利尻を堪能してきました。コンビニまでお散歩に行きましたが、朝のペシ岬がとてもキレイでした。

稚内に足止めされた日は、周辺観光をして、豊富町のお気に入りのお店やサロベツ湿原センターなどを訪れました。海岸沿いに28基の大きな風車が並ぶ「オトンルイ風力発電」は、高い木のないサロベツ原野との風景と見事にマッチしています。冬に来たのは初めてでしたが、いつ見ても圧巻ですね。

精度を上げ、丁寧に仕上げる。

最近、何かと話題のフリマサイトの「メルカリ」を使っていて、買い換えて要らなくなったものや不用品を処分しています。かなり使い倒していても、思い入れの強いものは、ありったけの情熱をアピールすれば、案外高値で買い手が付きます。日本中に一人だけ欲しいと思ってくれる人がいればいいので、無理に値下げをする必要はないのだと思います。

あらゆるものがやり取りされている様子を見ていると、モノが有り余っている時代であることを強く感じます。

器もしかり。

頂きものだと思われる新品未使用の高級ブランドの食器セットや作家モノの器などが信じられない価格で出回っています。不燃物を作ることに憤りを感じながらも、それでもやっぱり「好きだから」という理由だけで続けているのだと思います。

私は毎年マグを沢山作りますが、その他にざっくりとしたテーマを決めていますが、今年は「小鉢」になると思います。40代の指針としていた「料理」には相変わらず目覚めていませんが、色んな形の小鉢にお料理を盛り付けるととても美味しそうに見えるんですよね。まぁ「インスタ映え」ってやつですよ。食に関しての関心が高まっていると思うし、外食の税率が高くなれば、外食の割合も徐々に減ってくるんじゃないかなーと思います。「おうちごはん」の引き立て役にならんかなーと淡い期待を寄せています。

マグや小鉢サイズならば、保管場所もそれほど取らないので、他の生徒さんにも迷惑がかからないかなと思います。笑

以前、何度か作ったことがありましたが、縁をツンとやって、変形させています。重なりやすいように同じフォルムで挽きたいところですが、技術的には全然ダメです。トンボを使って大きさを測ったりしましたが、面倒になってすぐに挫折しました。いっぱい作ればどれか合うさーという適当スタイルです。

マグも挽いておきました。寸胴というかやや末広がりのこの形が好きです。やっと精度が上がり、安定して挽けるようになってきました。去年は1日100個挽けなかったんですけど、今年はイケるような気がします。赤粘土を別のブランドに変えるそうなので、新しい粘土が届いたら挑戦したいと思います。

先生に乾燥具合をチェックしてもらって、1週間後に削りました。乾燥のタイミングが良くて、順調に削れました。

高台はこんな感じです。最近、この形が多くなってきました。

マグは化粧土などで装飾をしたいので、取っ手を付けて、発泡スチロールで養生しておきました。5月に札幌ドームで行われる「サッポロモノヴィレッジ」にエントリーしたので、新作を持って行きたいと思います。

まだ他の生徒さんの作品も少ないので、焼き上がりは少し先になると思いますが、精度を上げながら、ひとつひとつ丁寧に仕上げていきたいと思います。

アノンは、もうすぐ11歳になります。今まで病気はしたことなかったんですけど、便秘がひどくて嘔吐までするようになったので、朝一番で病院に連れて行きました。血液検査の結果は腎臓機能や糖尿などの異常はなく、加齢によるものだそうです。食事療法で改善されるようなので、まずはひと安心です。

もらってきた時はこんな感じ。超かわいい。 (=^. .^=)ミャー

今年もぼちぼち。

しばらくブログを放置していましたが、すこぶる元気にやっております。今シーズンは雪がとても多く、ゲレンデに繰り出す回数がさらに増え、50回を越える勢いです。3月に入り、雨音でパウダースイッチが切れ、陶芸スイッチが入りました。出店が決まったイベントもありますので、ぼちぼちと制作をし始めています。

昨年末の窯出しでは、過去最大数の失敗作を生み出したものの、いい感じで焼き上がったものがありました。化粧土の掻き落としですが、透明の釉薬を2~3倍に希釈して潜らせたもので、マットな仕上がりが気に入りました。その年によって好きなテイストが変わりますが、しばらくは粉引きや掻き落としが多くなると思います。蕎麦猪口のつもりで作りましたが、セットの蓋を作れば茶碗蒸しにも良さそうです。

下のスープカップはクリスマスパーティで使おうと思っていたのに、間に合わなかったというものです。これまではスタッキング重視の大きめスープカップを作っていましたが、今回は小ぶりなタイプです。内側にチタンマット釉を使っていて、イメージ通りに発色しなかったんですが、お友達からは案外評判がよかったように思います。

失敗したおびただしい器たちは持ち帰らずに処分してもらいました。写真は撮ったので、何が悪かったのか検証したいと思います。10年以上やっててこんなにひどかった窯出しはなかったと思います。

灼熱の「えべつやきもの市」が終わりました

「えべつやきもの市」が終了しました。これまで経験したことのないような灼熱の2日間でしたが、本当に沢山のお客さんが会場に足を運んでくれました。私達のブースはシャトルバス乗降場のすぐ近くのとてもいい場所でしたが、強い陽射しをダイレクトに受けた器たちは、火傷するんじゃないかというほど熱を帯びてしまいました。

初日は風があったので、日陰になれば涼しさも感じられましたが、2日目は無風でした。暑さというのは想像以上に体力を削ぎ落とされます。来場者の中には熱中症になった人がいたようで、救急車が来ていましたが、私達も危なかったと思います。

いつもの年なら、お客さんが少なくなってくる2日目の午後から、一眼レフを持って他の作家さんのブースを回って、顔馴染みの作家さんにご挨拶をしたり、新しい作家さんを探しに行くのですが、今年は暑すぎて身動きが取れなかったです。しかも、一眼レフを車の中に置いてきてしまったので、2日目の写真はありません。駐車場に取りに行く元気は残ってなかったですね。

ありがたいことに「これは残るだろう」というもの以外はほとんどなくなったように思います。一緒に出店していたari*ちゃんの器もほとんどなくなりました。

ヤマレコを見て来てくれた方も多かったようで「キリンのマグありませんか?」と聞かれることがありましたが、すでに売り切れていました。あのマグを指名してくるなんて、ヤマレコ効果はすごいなと思いました。(^^ゞ

今回はアイキャッチになりそうな派手な柄のマグを多めに作りました。1つだけ黄色ベースを作りましたが、若い女の子が気に入ってくれたようで、ノーマルタイプと合わせて2つ買ってくれました。

これまで、こうしたイベントに出店すると、知り合いが会場までわざわざ足を運んでくれて、ご祝儀で買ってくれるというケースが多かったんですが、去年あたりからは、作品を見て買ってくれる人が増えてきたように感じました。売上の記録を付けるときに年代や性別などの情報を記録しているんですが、半分ぐらいは初めての里親さんだったと思います。

ヘンテコなマグをいくつも手に取り「これがいいね」と選んでくれる瞬間はたまらなく嬉しいものです。

ari*ちゃんと相談して、来年の「えべつやきもの市」への出店は日程的に難しいかなという結論に至りましたが、他のイベントには出たいと思っています。

ご来店いただいた方、器たちの里親になってくれた方、本当にありがとうございました。

このイベントの終了の合図と共に、陶芸スイッチが切れて、夏山スイッチが入ります。まだ疲労から回復していませんが、これからは北海道の自然を満喫しにお山へ繰り出すと思います。

山の写真と海外の写真をメインにしたブログを準備しているので、近いうちにお知らせします。

晴天のえべつやきもの市

「えべつやきもの市」に出店するのは、今回で4回目になりますが、屋外のイベントは天気の心配があります。好天予報で迎えた初日は、朝から気温が高く、搬入の段階で汗が噴き出してきました。今年もオホーツク在住のari*ちゃんと共同出店しています。

今年は二人分の荷物で車半分ぐらいです。いつもは後部座席が隙間なく埋まるぐらいあるので、かなり少なめです。

10時開店ですが、かなり前からお客さんの姿が見え始めました。私たちのブースはシャトルバス乗降場のすぐ近くでコマ番号は「285」です。通路側だったので出入りもしやすく、とてもいい場所でした。コマ番号は抽選で決まります。

ブースのセッティングはこんな感じです。手前にはアウトレットのものを置いています。

ショップ名は去年作った黒板に描いてもらいました。レース柄が可愛いです。

 シャトルバスから降りるとすぐに見える場所なので、沢山のお客さんが立ち寄ってくれます。

今年も風鈴を作りました。音色はバラバラですが、好きな短冊と組み合わせできます。

焼きあがったばかりの新作マグもあります。

お昼までがピークだったと思います。風鈴の売れ行きはイマイチですが、マグやお皿は全体的に減ってきました。

ari*ちゃんの作品はこちらです。いつものことですが、彼女らしいスタイルが出ていてとても素敵です。今年は家のリフォームなどをしていて、あまり作品を作っていないんですけど、数年前に彼女のブログで作品を見て一目惚れしました。一緒に出店してもらいたくて、口説き落としました。

動物たちの生産は追いつかず、今年はかなり少なめですが、象さんがとても可愛いです。

やきもの市恒例のレンガドミノも初めて見ました。30度以上あろうかという猛暑日に着ぐるみの中の人は大変そうですが。

カランカランとゆっくりレンガが倒れていきます。

終了間際。アウトレット品はほとんどなくなり、マグやお皿もかなり減りました。

暑い中、お友達も足を運んでくれたし、ヤマレコ関係の方もたくさん来てくれました。

売れそうなものが残っているか微妙ですが、あと一日がんばります。

えべつやきもの市でお待ちしています

ヘンテコなものもたくさんありますが「えべつやきもの市」に持っていく器たちを紹介します。コマ番号は、シャトルバス乗降場すぐの「285」です。

2週間前に作り始めたものも半分ぐらいは間に合いました。こちらは前日窯出ししてきましたが、やればできるんだなー。