キャンドルポットプロジェクト

陶芸を続けていると、自分の中に陶芸年表みたいなものが出来て、その中で色々な時代がやってきます。手びねり、ロクロ、タタラ、練り込み、象嵌、粉引き、掻き落としなど、色々なテクニックを身に付けていくうちに、得意な技法が見つかったり、好きな色や雰囲気など、自分の作風が決まっていきます。私の中でも色んな時代がやってきては、サラッと過ぎていきましたね。(笑)

モチベーション向上のために、毎年新しいテーマや目標を決めて取り組むようにしています。すでにボチボチと準備をしていましたが、北海道の冬はとても美しいので、雪景色に合う「キャンドルポットプロジェクト」を始めています。

そんなに大したことじゃありませんが、その名の通り「キャンドルポット」を沢山作ります。私が器を作るだけではなく、色々な分野の知識を持った人とコラボしていこうという、寒い冬の夜がちょっぴり温かくなりそうな趣旨のものです。キャンドルは雰囲気もいいし、電気もガスも使わないので、地球に優しいと思います。週に1回ぐらいはキャンドルの灯りだけで過ごす「キャンドルナイト」があってもいいですよね。

こんなことを考えていると、どんどん夢が膨らんできますね~。

私は今時期が一番集中できる時期なので、短期集中で取り組んでいきます。午後から予定があるので、制限時間は2時間です。

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今作っているキャンドルポットで使用している粘土はテラコッタです。普段使っている粘土でも構わないんですが、テラコッタは素焼きで完成なので、焼成までの時間と本焼きのコストが節約できます。「地球に優しく、お財布にも優しい」のが私のモットーです。こちらは自宅で手ロクロを使って10個作ってありましたが、削りで一つ失敗してしまいました。

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削り終わったら、穴を開けます。粘土に穴を開ける「ポンス」があると便利ですが、ドリルなどで代用することもできます。教室には立派なポンスがあるので、助かりました。

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サイズ違いのものが入れ子になっています。ステンレスで出来ていて、グサッと粘土に穴を開けていきます。

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乾燥が進みすぎてしまい、穴を開けたときに割れたものもありました。柔らかすぎず、硬すぎないタイミングで穴を開けないとダメですね。10個中2個失敗なんて、歩留まり悪すぎですわ。

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あらかじめパターン画を準備したり、下絵を描いたりして、色んな形でくり抜く人もいますが、今日は適当に穴を開けておきました。たった8個ですが、この作業に1時間ぐらいかかったと思います。この段階でじっくり手間隙を掛けることで、仕上がりが違ってくるので、時間をかけてのんびりやりたいですね。(笑)

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こちらは、先週ロクロで挽いたポットたちですが、削りのタイミングを見計らって一気に削りました。大小15個ありますが、ロスなく30分で削れました。湿台にセットして、削り終わるまでの平均時間は2分なので、もう少しペースアップしたいところです。穴を開ける時間はなかったので、発泡スチロールで保管して、1週間後に作業することにします。

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今回のこだわりポイントは「数」です。このプロジェクトは3月まで続ける予定ですが、12月までにできるだけ沢山のポットを作ってみようと思います。

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キャンドルポットのデザインやその他のアイディアやリクエストなどあれば、コメント欄へお願いします。

 

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