あの粘土の窯出し

去年から地味に作業していましたが、採取した粘土のことを覚えているかしら~。

♪ルンルン♪o(^0^o)♪~(o^0^)o ~♪♪~o(^0^o)~♪(o^0^)o~♪ランラン♪

4点制作し、釉薬を掛けて、本焼き待ちだったんですが、窯に入れてもらえなかったものもあり、全てが揃っていなかったんですが、イベント用に作った器たちと一緒に焼き上がりました~。工事業者の方からお話をもらったのは去年の6月だったので、9ヶ月近くかかったことになります。いや~、長かったですね。

とりあえず、結果報告から。

採取した粘土が筆頭株主になるように50%以上は入っていますが、耐火度を上げるために市販の粘土をブレンドしています。今回は耐火度が比較的高く、軽い仕上がりになる「もぐさ土」を使いましたが、耐火度を上げることだけを考えると「シャモット」や「長石」などを合わせるのが一般的なのかな~と思います。

釉薬は普段使っている教室のものを使用しています。パッと見た感じは渋くていいんですが、ピンホールができてしまいました。これは採取した粘土に含まれている有機物が溶けてしまったものと考えられます。粘土を乾燥させて粉々にした後、フルイにかけて使ったのですが、きちんと水簸(すいひ)処理をした方がよかったのかもしれません。

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薄く挽いたこともあり、かなり軽い仕上がりになっています。素焼き後の状態がこちら(↓)です。ほとんど変形はなく、そのままの形で焼き上がりました。

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白く仕上がる「もぐさ土」を混ぜていることもあり、柔らかい茶色になりました。

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高台には釉薬がかかっていないので、土本来の色が分かります。

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焼き物の世界では、このピンホールも窯の中で起こりうる自然デザインとしてとらえて、意図的にピンホールを表現手段として用いることもあります。鋭いものではないので、これはこれでいいかも。

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私が一番使う釉薬は「白マット」ですが、湯呑みに試してみました。マグには「ワラ灰マット」を使いました。粘土の有機物が溶けて流れているのがわかります。湯呑みやマグは、口を直接付けるものなので、口の部分が少し薄かったような気がします。厚めに挽いて、ぽってりさせた方がよかったかもしれません。

切立湯呑みはロクロ挽きも削り難しいんですけど、好きな形に仕上がりました。

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ひっくり返すとこんな感じ。「ワラ灰マット」は流れやすい釉薬ですね。高台ギリギリまで流れています。

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ピンホールをデザインとして生かしながら、穴を埋めるために、もう一度釉薬を掛けて低めの温度で焼成するといいかもとアドバイスをもらいました。自分の窯ではないので、焼成に関してはこれで終了しますが、手間を掛けて、試行錯誤したので、とても愛着が湧きますね。

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まだ粘土は残っているので、雪が解けたら、水簸(すいひ)処理をして試してみようと思います。

いよいよ食卓デビューの日がやってきました。続きはこちら。

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