隙間を埋める

今年中にマグをひとつだけ作りたくて、久々に教室にやってきたのが11月27日のことでした。ちょうどこの日に本焼きのスイッチが入っていて、乾燥棚に乗っている作品はほぼなくなっていました。冬期間は団体さんの体験講座もほとんどないので、焼成サイクルはグンと落ちてきます。当然、年内の焼成予定もありませんでした。

もちろん共同で使っている窯なので仕方がありません。何か作りたいものがあるなら、最低でも2ヶ月前から取り組むのが基本です。それが嫌なら自分で窯を持つしかありません。

「沢山あったら焼くよ」と言われましたが、期限は1ヶ月しかないし、半年以上も粘土に触れていなかったので、どれぐらい作れるかは分かりませんでした。負けん気の強いタイプだし、自分を追い込むのが好きなので「本気でがんばったらどのぐらい作れるんだろう?」と素朴な疑問と妙な闘志が湧いてきました。

頭の中で窯出しまでの日程をザックリと逆算して、ギリギリ間に合うかなと思い、取り組み始めました。こういう時の集中力はハンパないですね。自分でも驚きますが、終わってみると記憶がないこともあります。(笑)

そして、何とか終わりました。順調にいけば次の週末あたりには薬掛けができると思います。

スープカップ26個。取っ手を上の方に付けているので、それなりに重なります。

ひょっとしたら足りないんじゃないかと思って、今日になってタタラのお皿を急遽作りました。楕円が6枚、ボート型が5枚あります。

友達に頼まれた焼酎カップが4個。焼き締め希望ですが、ある程度任せてくれているので、変化を出すためにチタンマットを表面に吹き付けようかと思っています。

3日ほど前に先生に連絡を入れて、乾燥のタイミングを合わせてもらうように調整していましたが、乾燥が進みすぎていました。冬は暖房を入れているので、乾燥が進みすぎることがあります。少し戻そうと水に潜らせて、口を下向きにして保管していたら、口の部分が溶け出してしまいました。普通ならボツにするところですが、スポンジで滑らかにしてこのまま焼くことにします。まぁ、これもアリかなと。小ぶりなものや尖ったフォルムのものは飯碗にしようと思って、高台を普通に削っています。これで6個あります。

先週までに終わっていたお皿が7枚、マグが13個。マグだけは絵付けをしようと思っていますが、他は全部白鳳マットにするかもしれません。

取っ手を付けてしばらく養生しておいたスープカップも棚に乗せて、全部で67個になりました。完全に乾燥するまでにヒビが入ってきそうなものが何点かあったので、少し減るかもしれませんが、棚がいっぱいになりました。マグ1個を作るのに、ここまでやるのもどうかと思うけどね・・・。(^^ゞ 素焼きは重ねられるので、一度にたくさん焼けますが、本焼きは一つずつ並べるので、素焼きの半分ぐらいかな。

ロクロの腕は落ちていますが、予定通りに作業できていて、終了時間にも余裕が出てきて、これは大きな進歩だと思いました。来年は出たいイベントがあるので、自信に繋がりました。

私の圧力を感じたのか、先生が窯詰めをしてくれましたが、熱線が切れてるというんです。(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ…

次の土曜日には素焼きが上がっていると思うので、絵付けと薬掛けをする予定です。大丈夫かな~。

朝から通しで教室に来るときは、コンビニでおにぎりやパンを買ってくることが多いんですが、どうしても野菜不足になるので、今日は気合いを入れてお弁当を作ってきたんです。冬場は汁物を毎食のように食べるので、スープジャーを持つようになりました。おからサラダとひじきサラダも美味しくできました。

年末まで予定が山積みですが、ひとつずつ確実にこなしていきたいです。

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