陶友会最後の年

陶芸は技術と芸術面が融合した独特の魅力があり、焼き物の歴史は縄文時代から続いています。私たちの身の回りにある物で、縄文時代から受け継がれたものはどれぐらいあるのでしょう。陶芸には集中力を高めたり、リラックス効果があり、粘土に触れる時間はとても大切で私の精神面での大きな支えとなりました。

2006年から滝川陶芸センターで陶芸の基本を学び、2007年からはロクロの手ほどきを受けましたが、週に一度の陶芸教室だけでは物足りず、他に通える教室やサークルを探しました。砂川市では公民館のサークル活動が活発で陶芸サークルは3つありました。その中で自分が通える夜間の時間帯に活動している「陶友会」に参加することにしました。2007年~2016年までの9年間在籍していましたが、その後はしばらくお休みしていましたが、2021年から再開しました。

2007年当時の在籍者は10名以上いましたが、2021年には4名になっていました。そして、今年1名抜けることになったので、今は3名で活動しています。3名でサークル活動を維持することが困難であることは容易に想像がつきますが、やはり、今年の11月末までに片付けをして、解散する方向で話が進んでいます。

大量生産が進み、モノは溢れています。作りまくって、売りまくって、買いまくる、消費主義で私たちの暮らしは豊かになったのでしょうか。すでにあるものを作り続けることにジレンマを感じていましたが、気持ちを込めて一つずつ丁寧に作られたものは、量産品のソレとはやはり違います。気に入ったものを長く大切に使えば、大量には必要ないのです。

来年は陶芸作品と登山の記録をまとめて個展をしたいと計画していましたが、白紙に戻しました。展示のイメージが膨らみ、会場が見つかれば今年中にやるかもしれません。現時点では何も決まっていませんが、大きな目標を決めた方が集中力もアップして、良いイメージが下りてきます。

窯入れや焼成管理も任せっきりで、私は何のお手伝いもしなかったし、毎週真面目に通っていた訳でもありませんが、長くお世話になった陶友会の最後の一年なので、私ができることを精一杯やりたいと思います。

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