施釉の記録

素焼きが終わった器たちに釉薬を掛けていきますが、何種類もある釉薬を使うと、何に何を掛けたのか分からなくなるので、写真を撮ってすぐに記録を残そうと思いつつ、2~3日も経てばすっかり忘れてしまいますね。あ~、もう忘れちゃった~。

同じ名前の釉薬でも教室によって、仕入先が違ったり、調合の仕方が違うので、イメージ通りの色になることもあるし、そうでないこともあります。使っている粘土が違えば、また違ってくるので、陶芸はとにかく奥が深いんですよね。まぁ、この無限なところが楽しいから続けられるんですけどね。

一通りの釉薬を試していくと、だんだん自分の好きな色が決まってくると思いますが、私はすっかり白系で落ち着きました。特に「白マット」が好きです。マット系の釉薬は光沢がないので、食器の場合、シミなどがつきやすいかな~と思いますが、優しい雰囲気がとても気に入っています。化粧土を使った「粉引き」もいいですね。

キャンドルポットの他にも素焼きが終わった器たちがたくさんありますが、このピンク色に焼き上がってきたのが「もぐさ土」です。「もぐさ」といっても色々あるようで、先生はこの色を見て、「本物のもぐさではないんじゃないか?」と言ってましたが、初めて使う私には本物かどうかはよくわかりません。そもそも粘土に偽者ってあるのかな?(笑)

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先生が挽いてくれた大皿のサイズは、33cmでした。本焼きでさらに縮むので、焼き上がりで希望の30cmになると思います。

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私ががんばって挽いたものは、25cmほどでした。さらに縮むので、焼き上がりで23cmぐらいかな。挽いたときは大きいと思ったんですけど、完全に普通サイズですね。

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こちらは、いつもの「信楽赤土」です。赤粘土にも○号とかあって、フルイ目の細かいものから粗いものまで、何種類かあると思いますが、仕入先によって、粘土の質感はずいぶん違うと思います。四角い大皿と銘々皿を作りました。銘々皿は、化粧土を刷毛で掛けています。四角い大皿を使って、石膏型を取りたいと思っています。

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ずいぶん前に作った「納豆鉢」もあります。最初はもっと沢山作ったんですけど、乾燥でヒビが入り、2つだけ生き残りました。納豆でも、自家製ドレッシングなどにいいと思います。

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こんな感じだったかな? 年末までには窯出しできます。

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今回、釉薬を掛けなかった器たちがまだ沢山残っていますが、ここで急いでは仕上がりに影響するので、じっくり取り掛かろうと思います。

 

40個のキャンドルナイト

素焼きが終わったポットたちを持ち帰り、展示会などで使っている自作のネストテーブルに並べてみました。なかなかの数になりましたが、これでちょうど40個あります。

この中に手ロクロを使って自宅で成形した第1ロットのものが8個あります。上の段全部と下の段の左端です。穴の数が控えめなのが分かりますね。

それ以外は今回素焼きが終わった第2ロットです。穴の数がどんどん増えてきて、色々なパターンが登場してきました。

それじゃ、本物のキャンドルを入れて、点灯してみましょう。

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室内の電気をつけた状態で、全部に火をつけてみました。当たり前ですが、点灯作業には結構な時間が掛かります。(笑)

ポット自体がもっと濃い色ならば、それだけでも雰囲気が良くなると思うんですけど、なにせ素焼きなので、締まりがない感じですね。それじゃ、電気を消してみましょう。

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お~、どうですか~。とってもキレイじゃないですか~。これだけのポットが点灯すると、部屋も心も温かくなります。

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これを外に並べてやってみたいんですけど、本物のキャンドルだと風で火が消えてしまいそうですね。ポットたちは、すぐに手放すことになるので、近々やってみたいと思います。

年内のポットはこれで終了になります。知り合いのお店に置いてもらうことが決まっていたり、facebookで先行予約をしていたので、今回のロットについては行き先がほぼ決まっています。次回のロットは年明けになりますが、欲しい方にはプレゼントします。着払いになりますが発送もできますので、ブログを見に来てくれている方にも差し上げます。私のブログを見てくれている人は、毎日100人ぐらいなので、全員に配っても大した数にはなりませんから~。(笑)

穴開け技術は上がっていると思うので、まだまだ色んなパターンが出てきそうです。

お楽しみに~。マタネッ(^ー^)ノ~~Bye-Bye!

 

残念なお知らせ

「キャンドルポットプロジェクト」が着々と進行していますが、前回、乾燥棚に乗せておいたポットたちの素焼きが終わりました。何個あるか数えるのも大変になってきましたが、一番最初のロットから合わせると40個ほどになりました。すでにfacebookでお知らせ済みですが、焼き上がったポットたちは希望者にプレゼントします。残念なことに今回のロットはすでに行き先が決まったかな~と思います。ご希望の方は、次回のロットまでお待ち下さい。

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この後、60個ほどのポットたちが待っているのですが、残念なことに「年内の素焼きはもうしない」とのことでした。私には窯がないので、こればかりは仕方がありません。

1ヶ月前に思いついて突然作り始めたんだから、計画性がなさすぎるのよ。このプロジェクトは3月まで続けるので、まだまだ先はあるし、目標にしていた100個の削りまでは済んでいるので、今の自分のレベルではどのぐらいの数が作れるのかがわかっただけでも良かったし、ロクロの練習にもなったと思います。

そして、何より時間が掛かるのは、この穴あけ作業だということもわかりました。1つのポットの穴の数が10穴ぐらいで済めばいいんですけど、今回持ってきたものは、90~100穴開いているそうです。私は数えてませんが、館長さんが数えてました。(笑)

それだけの穴を開けるとなると、1時間でせいぜい5個ぐらいしかできないんです。飽きっぽい私が、よくぞここまでがんばったじゃありませんか~。

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まだ穴の開いていないポットたちが残っているので、ここでも作業を続けていますが、1時間半でこれぐらいしかできません。

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穴を開けるときは、偽者のキャンドルを使って、光がどんな風に抜けるかを確認したりします。この偽者キャンドルは、ダイソーに売ってました。2個で100円というリーズナブルなお値段でしたが、ボタン電池をセットしたときに、蓋のポッチが折れてしまいました。まぁ、テスト用としては問題ありません。

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乾燥棚に乗せたポットは全部で51個ありました。なかなか見応えあるじゃないですか~。つーか、暇なのか?

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先週、先生が見本を作ってくれたワイングラスは、穴を開けずにフラワーアレンジ用の花器になります。

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さらにまだ穴が開けられず、持ち帰りとなったポットが13個ありました。かなり乾燥が進んできているので、霧吹きをして水分調整しています。

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ポンスで指を切ったり、粘土に水分を奪われて指先がカサカサで、穴あけ作業は苦戦していますが、一つずつ違うので、とても愛着がわいてきますね。

 

2013-2014シーズン初滑り

私には、いくつかのスイッチがあるんですが、それがいつ入るのかは自分でもよくわからんのですよ。しかし、そのスイッチが入った時ははっきりわかるんです。(笑)

今は「陶芸スイッチ」が入って、ピークに点灯しているところなんですが、もうじき「ボードスイッチ」が入ると思います。ボードスイッチが入っているときは、リフト代や宿泊費などで出費がかさむので、同時進行で「パソコンスイッチ」が入るんです。平日は沢山働いて、休日は思いっきり遊ぶという、本能のままに生きている様子が目に浮かびますね。

万年初心者な私もボード歴は15年以上になりました。商売道具の手を骨折したこともあったし、仕事に夢中になって一度も滑らないシーズンもありましたが、ここ数年は山そのものが好きになったので、最初の頃よりもずっと楽しくなってきました。

北国では1年の半分ぐらいは雪がある生活です。だいたい10月下旬が初雪で、12月上旬に根雪になり、2月に積雪量はピークを迎え、5月上旬ぐらいまでは残雪があります。素朴な疑問なんですが「ウィンタースポーツをしない北国の人は、冬の休日には何をして過ごすんだろう?」と思いました。

先シーズンからボードを始めた姪っ子がそんな話をしていたのを思い出しました。「冬にすることがなくて、全然面白くない」と言っていましたが、何度も転びながらも、とても楽しそうにしていたのが印象的でした。私がボードを始めたのは、24歳の時でしたが、姪っ子もちょうど同じぐらいです。

あの頃の私はパソコン中毒のデジタル人間だったので、完全にインドアで冬だけではなく夏も外に出ることはほとんどなかったように思います。スキーは学校の授業の一環だったので、それなりには滑れますが「何でお金出してまで山に行かなきゃならないのよ?」って思うぐらい好きではなかったです。

今では「スキーの方がボードよりも機動力があるし、長く続けられそうだから、テレマークに転向したいな~」なんて思うほどになりましたが、体力的に余裕のある20代で長く続けられるスポーツを始めて良かったと思います。同年代に始めた女友達は、出産や育児でどんどん辞めてしまいましたが、今では同じエリアを好む友達も増えてきて、新しい交友関係も広がってきました。やっぱり、類は友を呼ぶのかな?

80歳まで生きたとしても、人生は30,000日程度しかないんです。私はちょうど半分ぐらいなので、残りは15,000日です。ひょっとしたら、もっと少ないかもしれません。そのうち、自分の意思と足で歩ける時間がどのぐらいあるのかな? そんなことを考えたら、何をしたかわからないまま一日が終わってしまうのは「もったいない」と思います。

与えられた時間は限られています。一生懸命働いて、思いっきり遊んで、毎日を大切にして、たくさんの人と出会い、少しでもマシな人間になるように自分磨きをしていきたいですね。

とはいっても、テンションをコントロールして、人様に迷惑を掛けず、家に帰るのが絶対条件です。大勢で賑やかな時は、妙にテンションが上がってしまうことあるので、気をつけましょう。

初滑りは一番近くのゲレンデ「かもい岳」でした。積雪はまだまだで、東ゲレンデのみのオープンでしたが、それでも雪の上を自由に滑れるのは、気持ちがいいです。今週末から西ゲレンデもオープンするようです。先週からはほとんど雪が降ってないんですけど、大丈夫なのかな?

(ほとんど情報はないんですけど、写真をクリックするとヤマレコにリンクします)

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滑り終わった後に寄った奈井江の吉野鮨のラーメンが激ウマでした。完全に消費したカロリーよりも摂取したカロリーの方が多いですね。

 

あの粘土の窯入れ

情熱の矛先がキャンドルポットに向けられているような感が否めませんが、他にも年内にやろうと思っていたことが残っています。

そう、あの粘土です。

今年の6月に工事業者の方から採取した粘土についての問い合わせがありました。採取した粘土について何の知識もありませんが、これも何かの縁だと思って、プロのアドバイスをいただきながら、自分なりに作業を進めていました。

これまでの経緯を順番にすると・・・

2013/06/16 採取した粘土についてアドバイス求む

2013/06/22 採取した粘土のテスト

2013/07/06 素焼きと焼き締めテスト

2013/10/20 あの粘土のこと。

2013/11/02 あの粘土の続き。

2013/11/03 あの粘土を挽いてみる。

2013/11/10 あの粘土を削ってみる。

一度、素焼きと本焼きのテストをしてみましたが、焼き上がった粘土は軽石のようにスカスカになってしまい、完全に失敗に終わりました。粘土の有機物を抜くために、数ヶ月間野ざらしにしていました。その後、不純物を取り除いて、耐火度の高い粘土と混ぜて作り直してみました。

やっと素焼きが終了し、釉薬を掛ける時がきました。耐火度を上げるために「もぐさ土」をブレンドしたんですけど、問題はその割合です。採取した粘土が筆頭株主になるよう51%以上入っています。

素焼きが終わった器たちは一見普通ですが、少し気になるのが「とても軽い」ということです。こんな軽さで本焼きの温度に耐えられるだろうか...最初の焼き締めテストの結果と同じようになってしまうかもしれません。

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他の器たちもあって写真をきちんと撮るのを忘れてしまいましたが、湯呑みには「白マット」、マグには「ワラ灰マット」、お茶碗には「透明」、中鉢には「白マット+織部」だったような気がしますが、焼き上がったら分かります。(笑)

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他の方々の作品があるので、窯入れは来週の予定です。残念ながらクリスマスには間に合いませんが、うまく焼き上がったら、この試練とブログネタを提供してくれた送り主にプレゼントしようと思っています。(笑)

ドキドキします! あとは神頼みかな。

続きはこちら

穴あけ作業に電動工具を使ってみる

私がキャンドルポットを作り始めたのは11月半ばでした。まだ1ヶ月経っていませんが、目標にしていた100個の準備は終わっていて、一番手が掛かる穴開け作業が残っています。

先週末に持ち帰ったポットたちは60個以上あるような気がしますが、乾燥が進み過ぎて、穴を開けたときに口のところまで亀裂が入ってしまったものもあり、いくつがダメにしましたが、それでもひらすら穴を開け続けています。

これがね、無心になれて、なかなか良いんですよ。

こちらは土曜日に持ち帰ってきたポットたちですが、さらに日曜日にはもっと持ち帰ってきました。(笑)

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やり方はだいたい決まってきたんですが、大きなポンスで何箇所か穴を開け、その間にさらに違うサイズのポンスで開け、さらにその回りに一番小さなポンスで穴を空けます。最小のポンスは2mmぐらいだと思いますが、この最小の穴が沢山開いているのが気に入っていて、なかなか可愛いんです。

しかし、この細かな作業を続けているとどうしたって手先が悲鳴をあげるんです。ポットの数も多いし、一人では手に負えなくなってきたので、母に助けを求めました。大きな穴を適当に開けてもらって、私がパターンを考えながら、小さな穴を開けるという流れで作業をしています。私はこういう作業をするときは、黙り込んでしまうんですけど、母はずっと喋ってるんです。ずーーーーーっとですよ。

手と口が同時に動く器用なタイプの人もいますが、母の場合、口を開けば手が止まるタイプのようで、全然進まないんです。しかも、何も思い入れがないので、すぐに飽きてしまうんです。(笑)

結局、お喋りを聞きながら、私が黙々と作業をするというスタイルになっていますが、それでも日中に大きな穴だけでも開けてくれれば、私の作業は遥かに楽になるのでね。

家庭用の電動ドライバーってありますよね。あれを使って、一番小さい穴をブスッブスッと開けられないかな~と思っていたんです。ドリルは付属していなかったので、百均で一番細いドリルを買ってきて、早速試してみました。

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映像を用意するのを忘れたんですけど、これが非常に微妙なんです。

穴は開くけど「ブスッ」と一発ではいかず、何回も回転しながらゆっくりと開いていきます。しかも、穴を開けた後のカスが残り、仕上がりが美しくないんです。手動でやった方が早くて、仕上がりがキレイだということがわかりました。乾燥具合いで力加減も変わってくるので、一つずつ大事に手を掛けてあげるのがベストだな~と思いました。

今日素焼きをしていると思うので、週末には先週乾燥棚に乗せておいた40個近いポットが焼き上がっていると思います。((o(^∇^)o))わくわく

 

マイ取り皿で打ち上げ

あまり真面目に通っていませんが、砂川公民館の陶芸サークル「陶友会」に入っています。活動期間は3月~12月第2週目までの毎週水曜ですが、そのうち私が参加するのは半分ぐらいかな。陶芸スイッチが切れると2ヶ月以上休んだりしますが、それでも、なんだかんだで丸7年が過ぎました。私が入るずっと前は20人以上いたようですが、今では在籍メンバーは10人ほどで、常連は7~8人といったところです。

先週の窯出しで今年の活動が終わったので、今日は居酒屋で打ち上げがあったんです。窯出しした作品は各々が都合のいい日に持ち帰ってしまって、他の方々の作品を見る機会がないので、私はいつも「『マイビアカップ』か『マイ取り皿』を持参しましょう」と提案するんです。言いだしっぺの私が忘れることも多いですが、今日は忘れずに持っていきました。

砂川の居酒屋といえば、やはり「山小屋」なのかな? それとも誰かの顔が利くのか、なぜか打ち上げはいつもここです。(笑)

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私は先週窯出ししたばかりの新作を持ってきました。とてもシンプルですが、優しい白が可愛いんです。残っていた軽量土を使って、ササッと作ったものですが、ちょうどいいサイズでとても気に入りました。左側の2枚には緑の化粧土でラインを入れて、白マットを掛けたものです。右の2枚は白マットをスポンジで掛けている定番シリーズです。

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それじゃ、実際にお料理を盛り付けてみます。白い器なので、基本的に何を乗せても合うんですけど、大きさもちょうどよくていい感じです。

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ごぼうサラダもいいね。

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こちらは、ごぼうスティック。これが美味しいんです。つーか、ゴボウだらけだね。

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漬物の盛り合わせも作ってみました。

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今日は7人集まったんですけど、私以外にもマイ取り皿を持ってきてくれた人がいました。大きな電気窯を持っているOさんは、油滴天目に織部をあしらったお皿です。中に入っている靴はお猪口だそうで、お酒を入れて飲んでました。渋い器もいいですね~。

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ベテランの板さんは、三角の取り皿です。板さんの装飾はいつも素敵なんですが、何種類もの化粧土を組み合わせて、掻き落としたり、釉薬も工夫しています。深さもあるので、汁気の多いお料理も大丈夫です。

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こちらも板さんの作品ですが、3年ほど前に屯田窯の穴窯に入れたカップです。ビールを入れて飲んでいましたが、キメの細かい泡が立ち、とてもおいしそうでした。穴窯作品は、二度と同じものを作れないのがいいですね。

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始終、陶芸の話で盛り上がりました。年齢層はバラバラですが、趣味が合う人と過ごす時間はとても楽しいものです。新しいメンバーはまだまだ知らないことがあり、先輩方の作品を見て、制作意欲が湧いてきたようです。常連さんが増えてきたので、来年も賑やかな会になりそうです。

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やはり、お料理を盛り付けて、実際に使うのが一番ですね。とてもいい夜でした。

 

本物と偽者

相変わらず、キャンドルポットプロジェクトを一人黙々と進行中ですが、ポットが出来上がったら展示してくれるというお店も見つかってきたんです。とても嬉しいですね~。しかし、人が沢山集まる場所に置いてもらうとなれば、気になることも色々出てきました。

安全か?

使いやすいか?

キレイか?

地球に優しいか?

等々…です。気になりますよね。

火にはパワーがあり見ていて飽きないし、キャンドルのゆらゆらとした炎には癒し効果があるとも言われていますが、とにかく「安全が第一」です。キャンドルの炎は、高いところで1,200℃ぐらいになるようです。ロウそのものに引火性はなくても、燃えやすいものが近くにあれば、簡単に燃え広がってしまいます。私は火事で身内を亡くしているので、火に関することにはとても敏感なのです。

北海道の寒く厳しい夜に沢山のキャンドルポットを並べて、キャンドルナイトをしようという考えに変わりありませんが、協力してくれる人には選択肢がある方がいいと思うので、本物のキャンドルの代わりになるものを探し始めたんです。

見つけました~、偽者のキャンドルです。(^▽^;)

これは、LED電球が使われているものですが、ボタン電池が入っていて、裏にスイッチがあります。

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炎の色の種類が何色かあるようですが、実際の炎に近いイエローを選び、スイッチを入れてみました。炎がゆらゆら揺れるようになっていますが、「ゆらゆら」というよりは「チカチカ」という感じで、やっぱり嘘くさいかな?(笑)

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これを実際にキャンドルポットに入れて、点灯してみたんです。部屋の電気を消すと、何ということでしょう。なかなかよろしいじゃないですか~。

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ちなみに、本物はこちらです。ポットの並び順は同じです。炎の色は黄色ではなくポットの色に近い、赤っぽくなっています。やはり本物の方がキレイですが、こうやって比べてみないとわからないかもしれません。

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もちろん、動画で比較もしています。「ゆらゆら」が邪魔な感じがしますが、本物のキャンドルを使わないで済ませる選択肢としてはいいかなと思います。

<動画は数秒です。音は鳴りません。>

今回購入したLEDキャンドルは、ネットで仕入れたんですが、百均でも売っているようです。

 

ワイングラスの作り方[動画]

陶芸でワイングラス(カップ)を作る方法にはいくつかあります。本体と足を別々に挽いて合体させる方法が多いと思うんですが、先週、先生が見本を挽いてくれたんですよ。(↓) この2つを合体させる方法を教えてもらう予定でしたが、うまくいかなかったのか、気が変わったのか、別の方法で作ってくれました。

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それが「へぇ~、なるほど~」と思える方法でした。早いし、一体感があり、とても効率的だと思います。どちらにしても鶴首が挽けないといけませんが、目からウロコが落ちました。こんな方法もあるんですね。

<動画は約1分30秒です。音が鳴るので、音量に注意してください。>

1.本体の底は丸く削っておきます。

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2.足になる粘土を乗せ、土殺しをしていきます。

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3.中心に穴を開けていきます。

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4.鶴首の要領で挽いていきます。

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5.底になる部分は、平らになるように整えます。

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6.接着部分をカンナで削ります。

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これがプロの仕事なんですねぇ~。自分のレベルを上げる手っ取り早い方法は、レベルの高い人に手ほどきを受け、技を盗み、とにかく練習することです。先生の講座を真面目に受けているご夫婦は、たった1年で私と変わらないレベルになりました。あのご夫婦はそのうちプロになるんじゃないかなと思います。

リークしていいかどうか分かりませんが、来年度からは先生の講座が他の教室でも習えるみたいです。正式に決まったら、先生のブログでお知らせがあると思います。先生のブログでは、たま~に陶芸の話題ありますが、食べ物の話が多いかな。私のブログの方が素人目線で分かりやすいそうです。(笑)

陶芸家のひとり言
http://blog.tonden-gama.com/

 

ポットの削りと窯出し

昨日からずっとキャンドルポットを削っています。2時間で50個ぐらいは削れるだろうと思っていたんですけど、削りのタイミングが合わなくて苦戦しています。今日は36個を削り、やっと挽いたポットの削りは全て終わりました。2日間で削ったポットの数は、60個ぐらいあったと思いますが、これに穴を開ける作業が待っているんですよ。(^▽^;) 自宅でボチボチやればいいかな~と思ってたんですけど、穴の数が増えると時間もかかるので、先が思いやられます。大きな穴でもいいかな...なんて、弱気になってきました。

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今回のプロジェクトで使用したテラコッタは、2箇所から仕入れたんですけど、粘土の質がずいぶん違いました。キメの細かさも違うし、色も違ったので、焼き上がった時の雰囲気も違うと思います。

これまでに穴を開けたポットは、乾燥棚に乗せていますが、30個ぐらいはあると思います。素焼きは12日だそうですが、穴を開けていないポットが間に合わないんです。「年内にもう一回素焼きしてくれませんか~?」と打診しています。つーか、窯をいっぱいにできるぐらい私が作ればいいんですけどね。(笑)

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教室に来る前に、砂川の「ゆう」で行われている「手づくりマーケット」に行ってきましたが、人の多さに驚きました。私も出店したかったんですけど、募集を知ったときにはすでに定員に達していてダメでした。会場も広いし、駐車場も広いので、イベントにはもってこいの会場です。次の機会にはぜひ出店したいと思います。

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さらに、昨日窯出しが済んでいる陶友会の作品を取りに行ってきました。軽量土を使った定番のシリーズが焼き上がりました。なかなかいい感じです。

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こちらのカップ&ソーサーは、緑の化粧土を使って掻き落としたんですけど、柔らかくていい雰囲気になりました。この粘土は吸水性が高いので、色の濃い飲み物を入れると、染みが付きやすいと思います。これから目止め処理や防水処理をして、少しでも長く使えるように仕上げていきます。

年末までには、まとまった数の器たちをお披露目できると思います。里親になってくれる人がいたら、とても嬉しいです。