師弟スピード対決[動画]

私のブログで人気のあるカテゴリといえば、「テクニック伝授」と「師弟対決」です。先生も私のブログをチェックしていて、勝手に撮られた動画がどんな風に仕上がるか楽しみにしてるんですよ。遅くなりましたが、3度目の師弟対決の編集が終わりました。

今回は「スピード対決」です。スピードに関しては、勝ち目のないことは分かっているんですけど、キャンドルポットをたくさん作っている最中なので、先生にも手伝ってもらおうという魂胆です。(^▽^;)

<動画は約3分45秒です。音が鳴るので、音量に注意してください。>

こうやって見比べると反省点が多々ありますが、先生のロクロさばきはとにかく安定してますね。私は手を掛けすぎで、何度も広げたり、閉じたりしています。広げたものを閉じて終わるのではなく、真っ直ぐ挽いたものを広げて終わるようにしなければなりません。まだまだ修行が足りませんが、今回の反省点を意識して挽いていけばいいかな。

今回挽いたポットたちは、そのまま次の工程へ進み、キャンドルポットになります。

 

今日の穴

持ち帰ったポットが20個ありましたが、ちまちまと穴を開けています。パターンは適当ですが、小さい穴をたくさん開けた方が可愛いような気がします。しかし、穴の数が多くなればそれだけ時間もかかるので、細かいパターンのものは、1時間で5個ぐらいしか作れないんです。

私はとにかく飽きっぽいので、同じことの繰り返しがとても苦手なんですが、この穴あけ作業は飽きないことに気が付きました。目は疲れて、肩は凝るけどね。これが全部同じパターンで穴を開けるなら、飽きちゃうと思うんですけど、一つ一つ違うっていうのがいいんですね。

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昨日一晩で出来たのがこちら。作業時間は2時間ほどです。

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今日もがんばって、残り12個のポットに穴を開けていきます。持ち帰ってきたもの全部に穴が開いたので、実際にキャンドルを灯してテストしてみます。イベント用に作った展示台がとても役立っています。

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あらま、とっても素敵じゃないですか~。「一生懸命穴開けてよかった~」という瞬間です。キャンドルの灯りって温かみがあっていいですね。

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素焼きで終了するつもりで作っていましたが、素焼きのままだと流れたロウの処理が面倒なので、透明の釉薬を掛けて本焼きした方がいいかなと思うようになりました。コストはかかるけど、安全で使いやすいのが一番ですから。

まだまだプロジェクト進行します。穴あけ作業を手伝ってもいいよ、という方はぜひコンタクトを~。

 

39Years[動画]

今年もあとほんのちょっとで終わりますね。師走に入ると、何をしたか記憶に残らないぐらいあっという間に年が明けます。大人になると誕生日はあまり楽しいものではありませんが、地に足が着いていない私も40代に突入しました。

あちこちのショッピングサイトから届いた「誕生日おめでとうメール」では、セールのお知らせがたくさん届きましたが、こんな時こそ、自分へのプレゼントではなくて、お母さんにプレゼントを贈らなきゃ~って思うんですけど、いつもお小遣いもらったりしますね。(笑)

大事な人の誕生日には、ぜひ、お母さんにお花を贈ってあげてください。産んでくれて、育ててくれて、ありがとう。

最近、ストーカー殺人やいじめを苦にした自殺のニュースも多くなっているし、大人になってからも生活苦や心の病などで自分の命を絶つ人もいます。生まれてすぐに立ち上がって歩き始める動物もいますが、人間は生まれてすぐに一人では生きていけません。誰かが育ててくれないとその命はすぐに終わってしまいます。

人生は長いようで短いのです。毎日を大切にして、与えられた命と時間をフル活用しましょう。

というわけで、私もこの1年をただ何となく過ごすのではなく、きちんと振り返えられるように毎日の出来事を動画で撮ることにしました。スマホで動画もキレイに撮れるし、動画を繋げてくれるアプリもあるので、ネットでも結構流行っていますよね。数秒の出来事を全部繋げてみると、それはリアルな自分だけの映画になるんです。

去年の10月ぐらいからコンスタントに撮り始めるようになったので、1年毎に区切ってもいいんですが、私は誕生日で区切ることにしました。撮った動画を1秒間ずつトリミングして繋げただけのものです。約6分30秒あります。

<再生すると音が鳴ります。音量にご注意ください。>

中だるみした時期もあったし、テンションが上がりすぎて、撮影をすっかり忘れたこともありました。振り返ってみると、色々やりましたが、数日前に分析したグラフがそのまま映像になっただけですね。(笑) 登場している方々に許可をもらってないので、すぐに非公開にするかもしれませんが、一緒に過ごした大切な仲間達には、やっぱり登場してもらいたいわけで。

今年は単なる記録映像ですが、次はもう少しセンスのいいものを目指してみようかなと思います。続けながら、レベルアップを目指せば、そのうち進化して良いものができると思います。

大人がやると単なる自己満足ですが、これはお子さんの成長記録にとてもいいと思います。簡単だし、素晴らしい思い出になるのでおススメです。今日から始めて年末まで継続できたら、その先もずっと続けられると思います。(^^ゞ

継続+向上=進化

キャンドルポット試運転

携帯を忘れてしまい、釉掛けの記録が撮影できなかったんですが、今年最後の陶友会の窯入れが終わりました。軽量土を使ったお茶碗とカップ類がメインで、いつもの白マットばかりですが、週末に窯出しの予定です。

さらに待望のキャンドルポットの試作品も焼き上がりました。これは11月に手ロクロを使って自宅で作ったものです。粘土は植木鉢などで使われている「テラコッタ」を使ったものです。テラコッタは素焼きで終了して問題ないと思いますが、耐火温度は1,200度以上あるので、釉薬を掛けて本焼きしても大丈夫だと思います。

素焼きで終了できれば、完成までの期間が短くなり、焼成料金が安くなるので、これで何か沢山作りたいな~と思って「キャンドルポット」を思いつきました。キャンドルの灯りって幻想的でとても美しいですもんね。そんなわけで「キャンドルポットプロジェクト」進行中です。

このテラコッタは初めて使う粘土なので、焼き上がりがどんな風になるか楽しみにしていましたが、実際に焼き上がってみると反省点が沢山ありました。

成形時の反省点

  • 穴を開けた後の処理をきちんとしていなかったので、穴の部分がボコボコでガタガタでした。サンドペーパーで滑らかに整えましたが、穴を開けた後で綿棒などで処理をすれば仕上がりが大きく違うと思います。
  • 手ロクロで成形したので、厚くてズッシリしていたので、腰の辺りまで削ってしまったんですが、削った部分がはっきり分かるのでカッコ悪いです。高台の部分だけ削ればいいように、成形するべきですね。

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キャンドル点灯

実際にキャンドルを入れて灯してみることにします。成形時の反省点は気にならなくなり、とても美しいです。穴の大きさや間隔で光加減は違いますが、テラコッタとの色合いもよくて、予想以上にいい感じです。口をまっすぐにカットしたものがほとんどでしたが、ランダムなものもいいと思いました。(写真左端)

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ドライフラワーキャンドルの危険性

ドライフラワーや押し花をあしらった手作りキャンドルを見かけるので、私も作ってみたんですが、乾燥させた花をキャンドルの中に入れるのって危険じゃないのかな~?と気になっていたんです。8個あるポットのうち7個は、市販のティーライトキャンドルを使っていますが、一番大きいものにドライフラワーを入れた手作りキャンドルを使いました。(写真右手前)

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結論から言うと「危険」です。

溶けたロウが中心あたりに溜まっている間は、ロウが燃焼して、ドライフラワーはロウの中に沈んでいくんですけど、ロウが少なくなると、ドライフラワーに引火して黒いススを出して燃えていきました。押し花キャンドルのように外側にあしらわれたものならば、中心部分のロウが燃えて、外側は残るようですが、キャンドルの中に入っているものは危険ですね。フルーツキャンドルも同様です。

思ったよりも炎が大きくなり、ポットの高さが足りないかなと感じました。キャンドルの「炎の大きさ」は「芯の長さ」と「太さ」に比例するので、炎が大きいと感じる場合は、芯を少しカットするといいですね。炎が小さくなり、長時間燃焼します。

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後片付けが簡単か?

次に気になっていたのが、後片付けについてです。キャンドルがガラスなどの容器に入っているなら、容器ごとセットして取り出すだけですが、キャンドルを直接置いた場合、流れたロウの処理がしやすいかどうかが気になっていました。

「ロウカットスプレー」なる商品もありますが、ガラスや金属性のものにしか効果がないようです。一般的にロウをキレイに取り除くには、「温めるか」「冷やすか」のどちらかになると思います。炎を消して、少し待てば手で外すことができますが、中心部分だけが外れて外側が残ってしまいました。(/∇≦\)アチャ-!ミテランナイ

ポットごと湯煎にかけて、中のキャンドルが柔らかくなったときに取り除いたり、冷蔵庫で冷やすなどの方法があるようです。今回は、冷蔵庫で1時間ほど冷やしてみました。キレイに取れましたが、これは改善しなければいけませんね。ガラスのようにツルツルしたものではないので、何か対策を考えようと思います。

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初めてのことばかりで、試行錯誤の連続になると思いますが、地球に優しく、安全に使えるように改善していきたいです。

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天気が思わしくなかったので、家の中での点灯式でしたが、晴れた夜には家の外で灯してみたいです。美しいキャンドルナイトでした。

 

流れ作業でキャンドルポット

モチベーション向上のため、キャンドルポットプロジェクトを進行中です。大小様々なキャンドルポットを100個作ることを目標にし、新しい試みとして「キャンドル作り」までしようというもので、技術や材料を提供してくれる人とコラボしていきます。

つーか、「お母さん、暇ならキャンドル作り手伝ってよ~」とかそんな感じですけど。(笑)

私が同じようなものばかり沢山作っているので「こんなに作ってどうするの?」「ネットで売るの?」「もう行き先決まってるの?」等々、この光景を見た人からは色々聞かれます。でもね、1回に作る数が増えただけで、これぐらい大したことではないんです。前は陶芸教室を何箇所もハシゴするほど熱中してたんだから、今よりもっと作ってたんですよ。(^^ゞ 私もずいぶん大人しくなってきました。

作ったポットとキャンドルは、クリスマスプレゼントにしようと思ってますが、その前に家の外に全部並べてキャンドルナイトをやりたいですね。こういうのは、大きいのが一つよりも、小さいものが沢山あった方がキレイですから。

滝川でがんばっているプロジェクトの一つに「紙袋ランターンフェスティバル」という一晩限りの素敵な夜があります。ランターンを並べる作業は大勢のボランティアの力が必要ですが、紙袋を切り抜くなら、子供からお年寄りまでできることですもんね。それほどお金も掛からないし、人の力でできるとても素敵なプロジェクトだと思います。スノーランタンなどでがんばっている市町村もありますが、とにかく雪と炎のコラボは幻想的で美しいんです。

そんなわけで、私が夜鍋して、穴を開けたキャンドルポットたちがこちらです。 私にしては上出来です。(笑) 乾燥が進みすぎて、穴を開けたときにヒビが入ったものが1個ありました。補修を試みていますが、ひょっとするとダメかもしれません。これからどんどんこの作業がやってきます。

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今日は一日陶芸教室に篭っていますが、昨日挽いておいたポットたちは、まだ削れるタイミングではなかったので、口を下にしてさらに乾燥させていきます。

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待っている間に今日のポットたちを挽いていきます。今日の粘土も同じ「テラコッタ」ですが、送料が安いところから仕入れてみました。同じ名前の粘土でも仕入先によって品質が違うことが多いですね。今日の粘土はキメが細かくて、コシが弱くて、かなり苦戦しました。大きいサイズのものがとにかく難しかったです。

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午後からは、乾燥が進んできたポットの削りをします。こちらは持ち帰り、穴を開けて仕上げます。

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まだ柔らかくて削れなかったものも半分ぐらいありました。こちらは次回へ持ち越します。

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今回挽いた分で、目標の100個は超えました。粘土も残っているし、まだ時間もあるので、来週もポット作りになりそうです。年内に150個ぐらいできるかもしれません。

 

一人プロジェクト進行中

北海道はやっと根雪の時期になりました。冬は好きじゃないという人もいますが、私は冬が一番好きで、テンションが一気に上がってくるんです。体の奥の方から、エネルギーが沸々と湧き出てくるような感覚になりますね。クリスマスまでにある程度の数を揃えたいと思っている「キャンドルポット」は、今やらないと間に合わないので、今月は集中して作業していきます。しばらくの間は「キャンドルポット」と「キャンドル作り」の話題ばかりかな。そのうちキャンドル作りがメインになるかもしれません。(笑)

今日は先生の講座に空きがあったので、午後から陶芸教室にやってきました。

今日作るのは、もちろん「キャンドルポット」です。粘土は「テラコッタ」を使用しています。まだ一度も焼いたことはありませんが、植木鉢などで見かける素焼きの粘土です。先生とロクロ対決をしたので、結果はまた後日編集してアップしますね。

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15kgほどありましたが、壊したものもあるので、12kgぐらいは挽いたかもしれません。全部で40個ぐらいあります。大きさも形もバラバラですが、今回は数を多く作ることを目標にしているので、深いことは考えず、とにかく沢山作っていきます。

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プリザーブドフラワーのアレンジができるような器も作りたくて、ワイングラスはどうかな?と思案中です。カップ部分と足は別々に挽く方法もあるし、一体のまま挽く方法もあるようですが、先生が見本を挽いてくれました。カップ部分と足が別々のタイプですね。足は鶴首の要領で挽くんですが、これが難しいんです。来週、合体してもらいましょうかね。

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このまま一晩放置して、明日削れるものは削ってしまおうと思っています。

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今日は、教室が終わってからも、まだまだ続きがあります。

先週、削っておいたポットたちに穴を開ける作業が残っているんです。この段階でしっかり手を掛けることが、仕上がりに大きく影響するし、制限時間のある教室で慌ててやる作業ではないので、家でじっくり取り掛かりたいので持ち帰ってきました。穴を開けるポットは12個ありましたが、私は下絵など描かずに適当に穴を開けていきます。最初は遠慮しがちで、穴の数も少なめだったんですが、数をこなしていくうちにどんどん慣れてきて、色々なパターンのアイディアが浮かんできました。左右対称がいいか、非対称がいいか、穴は大きい方がいいか、小さい方がいいか…これだけ数があるので、試行錯誤しながら、どんどん穴を開けていきました。

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キャンドルを実際に入れて、光がどんな風に抜けるかテストしてみると、また雰囲気が違ってくるんです。まだ素焼きもしていませんが、キャンドルを灯すとこんな感じになりました。丸いポンスしかないんですけど、大きさを変えて、色々試してみました。なかなか素敵じゃないですか~。

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こうやって一つ一つに手を掛けていくと、どんどん愛着が湧いてきます。今は一人で黙々とプロジェクト進行中ですが、あと100個ぐらいは作ると思うので、この穴を開ける作業を手伝ってくれる人がいれば、是非、教室に遊びに来てください。地味だけど、とても楽しい作業です。ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪

 

モザイクキャンドル

キャンドル作り2日目は、色付けしてダイス型にカットしたものを使う「モザイクキャンドル」に挑戦してみます。昨日、型に入れたまま放置して、カチカチにしてしまったんですけど、本当は羊羹ぐらいの硬さのときにカットするべきでした。このまま湯煎にかけて少し柔らかくしようかと思ったんですけど、この容器が入る鍋がなかったので、諦めてカッターでカットしました。指は痛いし、えらく時間がかかりました。(^▽^;)

信号機みたいですが、3原色を準備しておけば、たいていの色は作れるじゃないかと思ったんですよ。

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がんばってカットしたのがこちらですが、キレイなダイス型にはなりません。もう指が限界です。

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青1色で試してみます。キャンドルの型は紙コップを使ってみます。割り箸にリサイクルした芯を挟んで、溶かしたロウを少し入れて芯を安定させてから、ダイスにカットしたロウを敷いていきます。溶かしたロウをさらに注いで固めるだけです。

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赤と黄色の2色でも試してみます。

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カップいっぱいにロウを流すとかなり大きいキャンドルになっていまうので、半分ぐらいにしておきました。小さい型でも作ってみました。

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1時間ぐらいすると完全に固まるので、紙コップを外します。おっ、出てきた、出てきた。モザイクって感じじゃないけど、これはこれでいいかな。

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出来上がり~。キャンドル作りは、すぐに出来るからいいですね。

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とても楽しいので、まだまだ続きそうです。

 

初めてのキャンドル作り

寒くて厳しい北海道の冬の夜がほっこりとなるような「キャンドルポットプロジェクト」をやろうと思って、ぼちぼちと準備を進めています。キャンドルポットは時短のために「テラコッタ粘土」を使って、素焼きで仕上げるようにしますが、今回のプロジェクトは器を作るだけではなくて、中身のキャンドルも手作りしようと思っているんです。これまでキャンドルを作った経験などありませんが、ネットで詳しく紹介されているページも沢山あるので、何とかなりそうな予感がしました。

1回目の制作が終わりましたが、長くなりそうなので、結果からにします。(笑)

イメージ通り出来たものもあるし、出来なかったものもありますが、私にしてはうまくいった方だと思います。家にあるものでできるし、しかも、めちゃくちゃ楽しいんです!

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キャンドル作りのアイディアやヒントを出してくれる人やお手伝いをしてくれる人がいないかな~と思っているんですが、私が実際に作った方法を反省点を交えて紹介しますね。

用意したもの

計量カップ3個、クレヨン、シリコン型、カップケーキ型、仕切りケースは、すべて百均で揃えました。紙コップ、割り箸、カッター、たこ糸、香水などは家にあったもので、ロウソクは仏具用の使いかけのものです。今回は使わなかったものもありました。

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ロウを溶かす

ロウは鍋で直接溶かさず、軽量カップに入れて湯煎で溶かすことにしました。芯がついたままポキポキ折っただけです。芯の焼けた部分は、あらかじめカットした方がいいですね。湯煎だとロウが溶け始めるまでに、かなり時間がかかりました。紙コップの方が早かったですが、何度か繰り返すと破れてしまいました。小さめの鍋に入れて湯煎にした方が熱が伝わりやすくて効率がいいかもしれませんね。ちなみに水分がロウに混ざってしまうとキャンドルの品質が落ちてしまうようなので、湯煎しているお湯を沸騰させないようにします。

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座金の代用品

キャンドルの芯を固定する「座金(写真中央)」があればいいんですが「クリップ」を使ってみることにしました。この座金は芯付きでもさほど高くないんですが、あるもので何とかなれば、それでいいんです。

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ケースに芯を固定する

ロウを流し込むケースは、紙製のカップケーキケースにしましたが、5枚で100円でした。牛乳パックなど紙製の入れ物もよさそうですね。割り箸で芯を固定します。この芯は溶かしたロウについていたものをリサイクルしました。

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溶けたロウに色を付ける

ロウに色を付けるには、クレヨンを使いました。12色もあれば十分なんですが、24色以上のものしか売ってなかったですね。クレヨンの硬さが色々あるようですが、柔らかそうなものを選びました。

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飲むヨーグルトのパックを開いたものを下敷きとして使いました。ほんのちょっとで着色できます。

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湯煎したロウを紙コップに移して、かき混ぜるとすぐに色が着きます。

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香りをつける

エッセンシャルオイルなどで香りを付けますが、使わなくなった香水が沢山あるので、ここで香りを付けてみました。外側からゆっくり固まっていきます。

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2段目のキャンドルを重ねる

2段目を重ねます。どのぐらいの時間を置いていいのかよく分かりませんが、10分ぐらい経っていたと思います。くっきり色分けしてみたり、竹串で周りを突っついてグラデーションにしてみたりとちょっとずつ工夫してみました。

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3段目のキャンドルを重ねる

少し時間を置いてから、3段目も同じように重ねていきます。後で分かったことですが、芯の部分のロウがどんどん沈んできます。

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完全に固まるまで待つ

このまましばらく待ちます。カップケーキのケースは、蛇腹状になっているので、ペリペリと剥がすことができるのがいいですね。

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ドライフラワーキャンドル

待っている間にドライフラワーキャンドルも作ってみました。ドライフラワーを入れたカップにロウを流し込むだけです。

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できあがり

ロウが完全に固まったら、ケースから外します。色ごとに香りも変えていますが、なかなか可愛いじゃないですか~。ここまで3時間ほど掛かりましたが、ケースなどをあらかじめ沢山準備しておけば、同じ時間でもっと沢山作れると思います。

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まだテストはしていませんが、キャンドルポットが焼き上がったら、早速テストしてみたいと思います。

要らなくなったロウソク、ドライフラワー、押し花などを寄付してくれる方、キャンドル作りに関してのアドバイスなど、コラボしてくれる方を探していますので、どうぞよろしく。

 

長続きする秘訣

どこの市町村でも公民館などでサークル活動をしていると思いますが、砂川市は人口の割にサークルの数が多いような気がします。砂川公民館で開催されているサークルは、なんだかんだで「80」ぐらいあるそうで、陶芸以外にも興味深いサークルがたくさんあります。私が入っている「陶友会」は、毎週水曜の夜に活動しています。指導してくれる先生がいるわけではありませんが、ベテランメンバーが優しく手ほどきしてくれるので、初めてでも心配ありません。

気が向いたときだけ行けるというのも私にはちょうどいいので、細く長く続けています。年会費(8,000円)を納めてしまえば、その後は焼成代金を含めた良心的な粘土代(2kg 500円)を必要な時に支払うだけです。やっぱり、お財布に優しいということは、続けていく上でとても重要ですよね~。

年内の活動は来週の窯入れで終了になるので、皆さん残っている粘土を使いきろうとがんばっています。私もダラダラと先週の続きをしていきます。

先週持ち帰った軽量土のカップ&ソーサーには、全く手をつけずにそのまま持ってきました。このまま乾燥棚に乗せたんですけど・・・

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気が変わって、化粧土を掛けることにしました。色化粧土を使うのは初めてなんですが、緑と黄色を筆で塗り、適当に掻き落としします。焼き上がりは生成りっぽい色になる予定なので、化粧土のアクセントがどんな風に出てくるか楽しみです。

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残っていた軽量土があったので、タタラ作りでお皿を作ります。こちらは新しい型を使っています。半球の発泡スチロールでフォルムを付けて、しばらく放置しておきます。

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乾燥が早い粘土なので、少し置けば、ひっくり返しても形が安定します。4枚作り、2枚には緑化粧土で縁を飾り付けてみました。この形、使い勝手が良さそうです。

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さらに残っていた粘土で、キャンドルポットを作りました。手ロクロでササッと作り、高台も適当に削り、ポンスがなかったので、ドライバーを借りて穴を開けました。小さいドライバーだったので、完全に穴が空いていませんが、蛍手のような雰囲気になるかもしれないので、このまま試してみます。

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半磁器土が8kgほど残りました。来年に持ち越すので、塊に穴を開けて、水を入れて保管しておきます。

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今週末に素焼きをして、来週、窯入れです。今年もあまり真面目に通わなかったんですけど、このゆる~いペースが長続きの秘訣かもしれません。

 

屯田窯の穴窯作品

屯田窯の穴窯の窯出しが無事に終わったようです。自分の作品を入れていないこともあり、見学にもお手伝いにも行かなかったんですけど、先生の工房でお披露目をしているので、陶芸教室の後に見学に行ってきました。(見学の際には事前に連絡が必要です)

2年ぶりの穴窯だと思いますが、今年はとてもいい色が出ているようです。穴窯は、大量の薪で焚くという古来からの原始的な焼成方法ですが、電気窯やガス窯といった窯とは全く違う風合いになり、同じものは世界に一つしかない完全な一点モノで、自然のパワーがみなぎる力強い作品たちが生まれます。薪がぶつかって作品が壊れてしまうこともあるし、温度が思うように上がらなかったりして、思うような色にならないこともあります。「開けてみるまでわからない」という不安定な世界ですが、人類は火を使って進化してきたのですから、メラメラと燃える炎を見ていると、テンションが上がってきます。

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薪がぶつかっても生き残ったお気に入りの「ぐい呑み」には、かなりの値が付けられるようです。

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こちらは土瓶ではなく「花器」です。まだ蓋は開きませんが、これから処理するようです。

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私が気に入ったのは、この四角い器です。ゴールドに輝いていて、普段使いにも特別な日にも使えそうです。粘土は何を使っているのかな?

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こちらの抹茶碗も素敵です。

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粘土は「もぐさ土」を使っているようです。やっぱりもぐさって抹茶碗に合いますね。

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コーヒーを頂きながら、作品の話に花が咲きます。

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ちなみに、先生が抱えているこちらの大きな壷は、過去の穴窯作品です。かなり大きいし、お値段もそれなりなので、なかなか買い手がつかないようです。がんばって売り込みましょうかね。

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女の人は高級ブランドのバッグをいっぱい持ってるのに、芸術作品はなかなか買ってくれないというような話をしていました。バッグはいつも持ち歩けるけど、壷は持って歩けないものね。

価値観は人それぞれです。(笑)

先生のブログでも作品が紹介されていますが、写真で見るのと実際に見るのとでは全然違いますので、興味のある方は工房まで足を運んでみてください。

屯田窯オンラインショップ(BASE)
https://tondengama.thebase.in/