陶芸を始めた頃は、粘土の塊が色々なプロセスを経て、作品となった時の感動は今でも忘れることはありません。見るもの、触るもの全てが新鮮でした。
モノ作りの素晴らしさを知り、それはもう夢中になりました。
五郎さんと出会ったのは2014年の気持ちの良い秋晴れの日でした。あれからもう10年経つのです。
2019年まではイベントに出展したりと活動をしていましたが、コロナ以降は五郎さんちの活動も休止状態で、私自身もこの先陶芸を続けていきたいのかどうかも分からなくなっていました。
あれからもう4年経つのです。気力も情熱もなくなり、コロナの後遺症が今になって出ていることを感じていました。
私は何をやりたいのか分からなくなってしまい、何に対しても本気でない自分に嫌気が差していたのです。 昨年から制作を再開し、一年かけて、じっくりと考えてみることにしました。
続けるなら、自分の窯を持とう。でなければ、もう辞めよう。
やっと気持ちが固まり、窯元になろうと決めました。 五郎さんに相談して、好きなこの場所に窯を置かせてもらうことにしました。5年後には五郎さんち丸ごと引き受ける覚悟です。
風の時代に600kgの窯を構えるなんて、どうかしちゃってるかもしれません。
それでも、この場所でワクワクすることを始めたいと思ったのです。
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