イロトリドリ

焼き上がった風鈴を組み立てています。厚さやフォルムによって音色も違うし、組み合わせる紐や飾り玉の色によって雰囲気もガラッと変わります。
短冊の印刷はこれからですが、イロトリドリの風鈴が出来上がってきました。

北海道では風鈴を使う文化はあまりないと思いますが、音で涼を感じる日本の文化っていいな〜と思うようになりました。

マレーシアに行った時に私の持ち物を見た人からは「それは日本製か?」と聞かれることも多く、羨ましがられることもありました。電化製品からトイレットペーパーの果てまで、あらゆるジャンルにおいて、Made in Japanのクオリティの高さを再確認しました。

モノが溢れている時代に不燃物を作り続けることにジレンマを抱えていますが、身に付けたスキルやテクニックは、違う場面で役に立つことが沢山あります。蕎麦打ちがやけに得意だったり、パン作りがサクッとできるようになったのも長年菊練りをしてきた成果でしょう。

ロクロを挽いている時間が好きだし、粘土・釉薬・窯の組み合わせで無限に広がる奥深さが陶芸の最大の魅力だと思います。粘土の塊から、視覚と聴覚を刺激するアイテムが出来るってすごいことだな~と思います。

たくさんの人に見てもらって、気に入ってくれる人に長く使ってもらえるのが一番嬉しいです。見た目よりも重いのも沢山ありますが、広い心を持った里親さんをお待ちしています。

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梱包作業をスムーズに出来るようにプチプチで袋を作りました。ダイソーで売っているハンディシーラーは封を開けたスナック菓子などを再封するのに使いますが、これがすこぶる役に立ちます。単三電池2本使用しますが、熱で溶かして接着します。

手作りもいいけど、百均のアイディアグッズも侮れません。^^;

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風鈴は6月26日に出展する「サッポロモノヴィレッジ」に持っていきます。良い響きに出会えますように。

早焚きできるの?

先週の土曜日に絵付けと施釉を終わらせた器たちのことですが、日曜日の昼に帰るときには、まだ窯にも入ってなかったし、本焼きの窯出しには最低3日かかると思っていましたが「焼き上がりました」と連絡が入りました。早焚きモードなんてあるのかな~。(^▽^;)

熱い思いを書いたメモを貼っておいたので、日曜日のうちに窯詰めをしてスイッチを入れてくれたのかもしれません。私は仕事で取りに行けないので、母に頼んで引き上げにいってもらいました。風鈴はだいたい予想通りの色が出ていたし、好みのマットが出たお皿もあり、大満足の窯出しになりました。

組み立てしたら、またお披露目したいと思います。

風鈴は6月26日(日)に出展する「サッポロモノヴィレッジ」に持って行きます。里親さん見つかるといいな。

屋内のイベントなので、ミニ扇風機を準備しておきました。単三電池3本で風鈴に風を送ります。

普段使いの器

パウダースイッチが切れた3月頃から粘土に向かうようになって、自由気ままにボチボチ取り組んできましたが、風鈴とマグばかりで、定番のお皿を作っていませんでした。年に1回か2回しか登場しないであろう大きなお皿を作るのは控えていますが、普段使いにちょうどいいシンプルな器はこれまで買ってくれた人も多かったので、昨日のうちに何枚か作っておきました。

型は石膏で作ったものと粘土の塊を使っています。石膏の方が粘土の水分を吸収してくれますが、粘土でも問題ないです。

ボート型と楕円を5枚、長いのを4枚作っておきました。

発泡スチロールが足りないときは、こんな風にビニールで包んでおきます。その日のうちに作業するよりも一晩寝かせた方がいいと思います。

一晩置いた粘土はちょうど固すぎず、柔らかすぎず、ちょうどいい頃合いになっていました。カンナで縁を削り落とし、スポンジで仕上げておきます。重なりやすさを考慮して、重ねてフォルムを整えておきます。上に重ねたお皿の重みで、下のお皿が壊れてしまうこともありますね。柔らかい時なんかは危ないです。

裏にサインを入れて、乾燥棚に乗せておきます。

棚の半分は私の器たちです。私が粘土いじりをするのは、1年のうちでも僅かな期間、しかも週末のみですが、それなりに作れるようになってきました。不燃物を作り続けることにジレンマを感じることもあります。

昼前に終わらせて、新十津川陶芸まつりを見に行ってきました。一眼レフを持って行ったのにSDカードを入れるのを忘れるという大失態をしてしまい、写真は全然ありませんが、お天気も良く、お客さんもいっぱいでした。今年もイベントの季節がやってきたんですね。今年初出展の窯元もあるし、プロの作品を見れるのはとてもいい刺激になりますね。

毎年ちらっと顔を出すので、私のことを覚えてくれている作家さんもいて、色んなお話を聞かせてもらえるのが楽しいです。

次のイベントは、6月25日(土)~26日(日)の「サッポロモノヴィレッジ」に行きますが、初日は客として、2日目には出展者として参戦します。ステキな作品と作家さんとの出会いを楽しみにしています。

掻き落とし&絵付け

家で陶芸をすることはほとんどないんですけど、あまり時間を置いてしまうと乾燥が進みすぎて、掻き落としもできなくなってしまうので、先週、化粧掛けを済ませて掻き落としできなかったマグやお皿を持ち帰りました。残念なことに車の中で箱ごと落下してしまい、いくつかはダメになりましたが、それでも生き残った強い器たちもありました。

掻き落としをしたり、さらに色化粧土を掛けた器たちを教室に運んで、乾燥棚に乗せておきます。これらは7月の「えべつやきもの市」に持っていけるように仕上げる予定です。

ひっくり返すとこんな感じです。飲み物の色が分かるほうが好きなので、マグの内側は白系の釉薬を使いたいと思います。

素焼きが終わった風鈴は、呉須と下絵の具を使って絵付けを終わらせました。涼しげな青系の風鈴が好評な気もしますが、花をイメージしてみたり、シマシマにしてみたりと、新しいパターンも作ってみました。

左側はそのまま焼き締めます。右側は透明の釉薬を掛けておきました。1週間後の「サッポロモノヴィレッジ」に間に合わせたいと思っていますが、焼成のタイミングが合うかが微妙なところです。間に合うといいな~。

「サッポロモノヴィレッジ」は6月26日(日)のみ、ライトブースで出展します。五郎さんがブースの幅に合わせた風鈴を飾れる展示台を作ってくれました。一人でも持ち運びやすいように折りたたみ式になっています。すごいな~。

 

北海道からコタキナバルへ

若い頃は何のプランも立てずにふらっと旅に出ることが多々ありましたが、山に登るようになってからは、緻密な計画を立て、タイミングを見計らって、一気に実行することが多くなってきたような気がします。これからの大きな目標としては、アフリカ大陸最高峰の「キリマンジャロ(5,895m)」を目指しています。明確な理由は特になく「みんな聞いたことある山だから」というそんなミーハーな動機からです。(^^ゞ

マレーシア最高峰キナバル山

今回のキナバル山については、キリマンジャロに向けての高度順応と夏山スタートを兼ねたものでしたが、実際に行ってみたら想像をはるかに超える素晴らしさだったので、毎年(は無理だけど)の恒例行事にしたいと思うようになりました。

富士山をやめ、キナバル山へ

当初の計画では、富士山(3,776m)で高度順応できるかどうか試してみて、2017年に「キリマンジャロ」と思っていましたが、四季のはっきりした日本では、気軽に登れる期間は限られています。富士山の山開きは7月1日~9月15日頃までの2ヵ月半ほどですが、2015年の登山者数は23万人超で、一日平均すると3,000人になります。当然、天候が悪く入山者の少ない日もあるし、平日よりも土日の方が混雑するので、条件の良い日はかなりの登山者がいるということですね。

平成27年夏期の富士山登山者数について (外部リンク)

人が多い山はあまり好きではないし、この時期は北海道の山に登りたいこともあって、富士山に登って高度順応するのがベストな選択とは思えなくなり「それなら気候の違う国の山に登ればいいや」と思いつき、3月に入ってからキナバル山について詳しく調べるようになりました。

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上の写真は帰りの機内から見えたキナバル山です。マレーシアの重要な観光資源なので、2015年6月地震で登山道の一部が崩壊し、入山規制されていました。ポーターやガイドは重い荷を担ぎあげて、登山道を再整備し、同じ年の12月には再開しました。多くの人の生活を支え、世界遺産として保護されている貴重な山の頂に立てて良かったと思いました。実際に歩いていた時よりも、下山してからの方がジワジワと感動が込み上げてきました。

山にはパワーがあります。真摯な気持ちで向き合えば、そのパワーを享受することもできるし、反対に自分のパワーを奪われることもあります。

キナバル山を焦点にした理由は3つ

日本からキリマンジャロへ登るには、航空券と入山にかかる費用を合わせると安くても40万円ほどかかると思います。標高5,000mを超えると誰でも多かれ少なかれ高度障害の症状は出てくるようですが、それだけのお金をかけるのだから、手始めにそれなりの山に登っておきたいと思うのが心情でしょう。北海道からだとどこへ行くのもワンクッションあるので、富士山に行くのとマレーシアに行くのと交通費に関してはさほど変わらないと思いました。

  • 物価の安さ(日本の3~4分の1ほど)
  • 山の高さ(富士山よりも少しだけ高い)
  • いつでも登れる(乾季と雨季はあるものの年間を通して寒暖の差が少ない)

私は地理にも疎くて、マレーシアがどこにあるのかもよく分かっていませんでしたが、調べていくうちにだんだんと夢が膨らんできました。同じ場所へ行くのにも何通りもの方法がありますが、何とかして安く行く方法がないかと、ありとあらゆるサイトで入念に下調べをしていきました。まぁ、この時間が一番楽しいと言っても過言ではないでしょう。

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北海道からキナバル山へ行くには

キナバル山に登るためには、ボルネオ島のマレーシア領北部に位置する「コタキナバル」へ行く必要があります。コタキナバルからキナバル国立公園までは車で2時間ほどかかりますが、現地に行けばすぐに登れるわけではなくて、事前に山小屋の確保をしなければなりません。地震で壊れた山小屋もあるので、今使えるのは3つだったと思います。ベッド数は全部合わせて130ぐらいだと思います。入山する際にはガイドの同行が義務付けられているので、ガイドやポーターを合わせても一日の入山者数は200人程度でしょう。

日本からのパッケージツアーだと成田発着で16万円ぐらいからあるので、個人で色々手配するのが面倒ならばパッケージツアーを利用するのがいいと思いますが、私は団体行動があまり好きではないし、自分のタイミングで行きたかったので、航空券、ホテル、キナバル入山(山小屋確保)を別々に手配しました。

北海道からコタキナバルへ行く場合、最も早い方法は成田まで移動して、コタキナバル直行便を使う方法だと思いますが、エアアジアでは新千歳からクアラルンプール行きが週4便運航しているし、クアラルンプールからコタキナバルへはガンガン飛ばしています。他にアシアナ航空を使って仁川経由でコタキナバルに行く方法もあります。

  • 北海道各空港⇔成田⇔コタキナバル直行便
  • 新千歳⇔クアラルンプール⇔コタキナバル
  • 新千歳⇔仁川⇔コタキナバル

しかし、北海道は広いので住んでいる場所によって、空港の選択肢も違います。これまでどこに行くのにも新千歳空港を使っていましたが、我が家からだと旭川空港が一番近いし、駐車料金も安く、コンパクトで搭乗手続きがとてもスムーズだという評判を聞いていたので、東京までの便数は少なくなりますが、新千歳空港発着便との差が1万円以内ならば、旭川空港発着にしようと思い、結果的に旭川空港発着→コタキナバルまでの往復で6万円を切るチケットが見つかりました。

安さ重視で選んだフライト内容と費用、国内の移動にかかった費用は次のとおりです。

  • 【往路】旭川→羽田(空港移動)成田→クアラルンプール→コタキナバル(約22時間)
    2016年5月7日(土) 13:10 旭川 → 2016年5月7日(土) 14:55 羽田
    2016年5月7日(土) 21:40 成田 → 翌日2016年5月8日(日) 04:00 クアラルンプール
    2016年5月8日(日) 09:05 クアラルンプール → 2016年5月8日(日) 11:45 コタキナバル
  • 【復路】コタキナバル→成田(空港移動)羽田→旭川(約12時間)
    2016年5月12日(木) 07:40 コタキナバル → 2016年5月12日(木) 14:20 成田
    2016年5月12日(木) 18:00 羽田 → 2016年5月12日(木) 19:35 旭川
  • 【航空券諸費用合計】58,150円
  • 【リムジンバス往復】6,200円
  • 【旭川空港駐車料金】2,500円

私が乗ったルートはこんな感じです。往路が赤、復路が青です。

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航空券の比較では「スカイスキャナー」を使うことが多いです。出発日を指定しなくても最安値が調べられるのでコスパ重視で比較ができます。

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ミニマムでスピーディーな旭川空港

今回初めて利用した旭川空港は東神楽町にありますが、広々とした平置きの駐車場があります。駐車料金は1泊500円という良心的な価格です。

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国内線は、ANAとJAL(AIRDO共同運航便)がありますが、入口から20歩ぐらいで、搭乗カウンターがあるので、すぐに手続きができます。念のため1時間半ほど前に着くように行きましたが、手続きは5分で終了し、とてつもなくスムーズで驚きました。

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コンパクトながらも売店やレストランもあるので、必要十分といった感じです。便数はそれほど多くありませんが、大雪山も十勝連峰も近いので、ロケーションも気に入りました。

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リムジンバスの素晴らしさ

旭川空港からは羽田行きのフライトしかないので、成田へ移動する必要がありました。GW後半ということもあり、電車で移動した方が確実かなと思っていましたが、重いバックパックを担いで、電車に乗るもの嫌だったので、リムジンバスを使いました。羽田⇔成田を結ぶリムジンバスは片道3,100円と高いのですが、驚いたのは時間の正確さでした。乗り継ぎまでの時間はたっぷりありましたが、1時間ほどで到着しました。ちょっと高いけど、素晴らしいですね。

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だいたい20~30分間隔で運行しているので、それほど待たずに乗車できます。

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搭乗手続きが始まったのは、出発の2時間前からだったので、ラウンジでビールを飲みながら待っていました。バックパックの外側のポケットに入っているものは全て中に入れなければいけません。外付けにしていたバンダナは無くなっていました。(^^ゞ

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マレーシア航空の機内食

日本からマレーシアまでは「マレーシア航空」を使いましたが、機内ですることは、食べる・寝る・鑑賞のどれかだと思います。格安チケットでも同じエコノミーならば機内食に差はありません。21時40分発のクアラルンプール行きでしたが、しっかりと食事が出るんですね。成田からクアラルンプールまでの飛行時間は7時間ほどですが、着陸前にはおにぎりもありました。

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クアラルンプールには早朝4時に到着し、コタキナバル行きの9時の便に乗り継ぎます。この乗り継ぎの待ち時間が長くて疲れますね。クアラルンプールからコタキナバルまでのフライト時間は2時間半なので食事はないのかなと思っていましたが、しっかり朝食がありました。機内食の選択肢はだいたい二択ですよね。「ビーフorフィッシュ」みたいなやつですが、英語が聞き取れないこともあり、聞き取れた方になりました。「フライドライス」って何かな~?と思っていましたが、チャーハンなんですね。パサパサのお米で味はイマイチですが、出されたものは残さず何でも食べるタイプなので、キレイに全部食べました。

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帰りはコタキナバルから成田までは、7時40分発の早朝便です。味はそれなりです。コーヒーやソフトドリンクは何度かおかわりを運んで来てくれます。

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クアラルンプール国際空港

国外に出たのは久々ですし、東南アジアは初めてでした。マレーシアの首都にあるクアラルンプ-ル国際空港は3つの建物からなる、世界トップクラスの広さを誇る空港です。ハブ空港として大きな役割を果たしているとともに、開港してから間もないということもあり、最先端の設備を誇っています。

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国内線の乗り継ぎは「エアロトレイン」で、Bゲートに移動しました。乗り継ぎまでの時間が5時間もあったので、空港内をブラブラしていました。

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空港内の両替所のレートはさほど悪くないようなので、暇なので両替も済ませておきました。

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かかる費用のほとんどは日本で精算済みですが、紙幣は3万円分両替しておきました。写真の50RM、20RM、10RM、5RMの他、1RM札と硬貨もあります。

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クアラルンプールの朝です。空港内は快適な気温ですが、外に出ると早朝でもかなり暑いと思います。

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乗り継ぎゲートに移動して、搭乗案内が始まるのを待ちます。目的地に着くまでは、待ってばかりですね。スマホを使うと、バッテリーを消耗するので、周りの人や外の景色などを見ていました。どこに行ってもスマホの画面にかじりついている人は多かったです。言葉の通じない国では、言葉以外の情報で色んなことを察知しなければなりません。小さな液晶の先にある世界よりも目の前に広がる現実をしっかり見たほうがいいと思いました。

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やっと乗れます。クアラルンプールからコタキナバルまでは2時間半のフライトです。日本に戻るまでは、フライトの遅れなどは全くなくて、予定よりも早く到着したぐらいでした。

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座席は窓側の一番前が好きですね。テーブルはちっちゃいけど、足元が広いし、外の景色が見えるので。

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やっと離陸。雲の上の世界が好きです。

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コタキナバル空港

コタキナバル空港にも定刻通りに到着しました。南の国は時間にルーズという話も聞きますが、フライトに関しては全く問題なしでした。5万円そこそこで北海道からここまで来れるなんて、本当にありがたいことです。出口でホテル前まで行くエアポートバスのチケットを買い、行き先のホテルを告げると親切に乗り場を教えてくれました。

一歩外に出て感じたことは「とても蒸し暑い」ということです。北海道では感じることのない湿度の高さで、低温サウナの中にいるような感覚になりました。乾季といっても、カラッと乾いているわけではありません。

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バスは気兼ねなくシートを倒せる一番後ろが好きです。

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コタキナバルのホテル

言葉の壁」の記事でも書きましたが、4泊6日の日程で、コタキナバル市街に3泊、山小屋に1泊しました。市内のホテルの選択肢はとても多く、空室も十分あったので、クチコミ評価などを見ながらじっくり選びました。バックパッカー向けの宿は1,000円程度で泊まれますが、一人ということもあったので、比較的新しい建物で、エアポートバスの終点が目の前にあり、市街地まで徒歩で行ける「ドリームテルコタキナバル」を選びました。登山に必要のない荷物を預けられるよう前泊・後泊とも同じホテルにしました。あまり大きいホテルではありませんが、テレビ、エアコン、冷蔵庫、シャワーなど、必要なものは揃っていました。

  • 【宿泊費】14,604円(3泊)
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ホテル前にはエアポートバスの最終停留所があるので、乗り越すことはありません。運転手がイケメンでした。(笑)

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初日は窓のないキングサイズベッドの部屋でした。

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キナバル山から下山した後は2泊予約していましたが、後泊の部屋は見晴らしのいい9階のツインルームです。

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夕方に少し雨が降ることがありましたが、滞在中はずっと天気が良くて、毎日キレイな夕日が見えました。

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山小屋の予約や入山にかかる費用などは「山小屋の確保」で書きました。

関連レコ

キナバル山トレッキングに関しては、ヤマレコにアップ済みです。とても長いですが、詳細に記録しています。興味のある方はどうぞ。

【夏山スタートは海外で】マレーシア最高峰 キナバル山(4,095m)

ドリッパータイプのミズキレール

忘れ物が多くなってきた今日この頃ですが、先週、削り忘れたまま乾燥棚に置き去りにしたものがあったようで、先生から連絡が入っていました。

先生「棚板一枚分忘れて乾いちゃってるよ。削らずに。」

みっちぃ「あ~残ってましたか~。赤粘土でしたか?」

先生「半磁器、危なく素焼きに入れるとこだった(笑)」

みっちぃ「すみません(汗)水に浸けても戻りませんか?」

先生「完全乾燥してるから溶けますね」

みっちぃ「了解です。土曜日に行くのでそのままにしておいて下さい。」

何を残してしまったのかも記憶がなくて、完全に忘れていました。先週の削りの時にミズキレールのスノコ部分が足りないな~と思っていましたが、これらだったんですな。(^^;

こんな風に完全に乾燥した粘土の場合は、粉々にしたものを容器に入れて、水をたっぷりかけて再生させていきます。できるだけ粉々にするのがポイントですね。「シュルシュルシュル~」と水を吸収していき、比較的簡単に元の状態に戻せます。

陶芸スイッチが入っているときは、朝から夕方までずっと教室にいることが多いですが、同じことをずっとし続ける集中力は持ち合わせていないので、午前中はロクロ挽き、午後からは削りやタタラなど、違うことをすることが多いです。近々出展するイベントに向けて急ピッチで作業をしていますが、欲しいというリクエストがボチボチ入ってきたので「ミズキレール」の改良版を試作中です。思ったよりもホエイが出るので、コーヒードリッパーのようなタイプを作ってみることにしました。

土曜日に挽いたのがこのぐらい。

1週間前に削ったものも含まれていますが、日曜日に削ったのがこのぐらいです。

ドリッパータイプにするために本体とお皿をドッキングしていきます。私はとても不器用なので、こういう作業はとてつもなく苦手です。

ポンスで穴を開けていきます。3穴ぐらい開けた方がいいのかなぁ~と思いながらも強度が心配だったので、センターのみです。

片口は、ホエイを受けるための受け皿になりますが、このままドレッシングなどを入れる器として使うこともできます。

ドリッパー部分と片口を組み合わせるとこんな感じになります。

冷蔵庫で数時間放置するので、蓋があった方がいいかなと蓋も作りました。蓋の持ち手は突起タイプではなく、お皿として使えるように高台にしています。新種のどんぶりみたい。(笑)

先週残してしまった赤粘土の器たちは、ほとんどロスなく削れました。

教室にあった粉引化粧土を掛けて掻き落としていきます。

残念ながら時間切れとなり、3つしかできませんでした。

残りは持ち帰って宿題にしますが、残念なことに移送中に箱ごと落ちて、かなり壊れちゃったんです。(;´∀`)

6月25日~26日に行われる「サッポロモノヴィレッジ」の出展要綱が届いていました。私は26日(日)のみライトブースでの出展になりますが、初日はゲストとして見に行く予定です。すごい作家さんがたくさん集まると思うので、楽しみにしています。(前売券500円、当日券550円)

「ブログ見たよ」って言ってもらえれば、ご来場プレゼントを差し上げます。お暇ならぜひ。

週末陶芸家

5月には30℃を超えるんじゃないかという日があったのに、6月に入ってからずっと気温が低く、天気が悪い日が多いです。気圧の変化に左右されやすいタイプなので、私の頭もモヤモヤしていますが、出展するイベントが決まったので、週末は追い込み作業になります。晴れるとお山の誘惑もあるので、雨で良かったと思いました。(^^;

体験講座が入ると棚には所狭しと作品が並んでいきます。これだけの数があると焼成のペースはグンと上がります。窯の温度が下がるまでは蓋を開けられないので、素焼き(700℃前後)には1日、本焼き(1,220℃前後)には3日ほど時間がかかります。

2週間前に挽いた風鈴とミズキレールの改良バージョンは、全く乾燥が進んでいなかったので、追加分を挽いておきました。

赤粘土を使った中鉢も少し。先生の講座の日には、師弟対決をやりたいな~と思っていますが、マレーシアの話で盛り上がって、おしゃべりばかりしていました。お腹が空いて、集中力もなくなったので、このぐらいで終了します。

翌、日曜の朝。前日の雨で塵が落ち、スッキリとした空模様になりました。こんな日はお山に行きたい衝動に駆られますが、今はそんな余裕もないので、朝から陶芸教室にやってきました。樺戸連山が美しかったです。

挽き溜めた器たちはこんなにありました。粘土の種類が違うし、サイズも色々あるので、一日で削るのは難しいかなという量でした。(^^;

まずは6月26日に出展する「サッポロモノヴィレッジ」のメインになる風鈴を削り、穴を開けていきます。黒化粧土で絵付けや掻き落としをしたものもありますが、残りは素焼き後に呉須と絵具で絵付けをしようと思います。

お次は上信楽土のマグです。これは7月の「えべつやきもの市」に合わせて焼き上がればいいな~と思っていますが、テーマカラーを決めるとブース全体のまとまりが良くなるので、夏らしく白と青でいこうと思います。

そして、ミズキレールの改良版です。サイズは大小様々ありますが、前回は蓋のフィット感がイマイチだったので、本体を覆うような蓋にすればいいんじゃないかと思って、お皿タイプにしました。もちろんお皿としても使えます。

スノコ部分はまだ数が足りなくて、一つしか出来ていません。

水切りヨーグルトは思ったよりも水分が出るので、スノコの高さに問題がありました。前回よりも高めにしてみました。

スノコを本体にセットするとこんな感じになります。

そして、蓋(つーか、皿)をすると、どんぐりのようです。蓋の持ち手部分は、前回は突起タイプでしたが、今回は高台タイプにしました。せっかくだから、どんぐりっぽい色合いにしようかな。(笑)

朝からがんばりましたが、赤粘土を使った器たちの削りはできませんでした。次回に持ち越します。

再来週までは追い込みになるので、お山はお預けです。がんばろー。

言葉の壁

GW後半からマレーシアの「キナバル山」へ行ってきましたが、久々の海外で感じたことが色々あったので、順不同で書いていきたいと思います。最後に海外へ行ったのは2007年末だったので、実に9年ぶりになります。登山を始めてから北海道の雲の上の世界を歩くのが楽しかったこともあり、海外へ行きたいという気持ちも薄れていました。何より、先立つものがないというのが大きな理由ですが。(^^ゞ

東南アジアに行ったのは、今回が初めてでした。キナバル山がある「キナバル国立公園」は世界3番目の広さのボルネオ島の北部「サバ州」にあります。気候は赤道に近い熱帯雨林気候になるので、1年を通して寒暖の差が少ないようです。雨季(11月~3月)と乾季(4月~10月)の2シーズンに分かれていますが、雨季でも一日中雨が降ることは少なく、乾季でも夕方には雨が降ることが多いようです。

特に5月は天気が安定していることもあり、登山者が多く訪れるようです。私が滞在したのは5月8日~12日までの5日間でしたが、気温は連日33℃前後あり、湿度はムンムンでした。日中はずっと晴れていましたが、夕方にサッと雨が降ることもありました。

キナバル山は2015年6月の地震で、ロバの耳と呼ばれる岩が崩れ落ち、登山道や山小屋が破壊され、登山者とガイドを合わせて18名の方が亡くなりました。この地震の影響でしばらく入山規制されていましたが、懸命な復旧作業により、半年後の2015年12月に再開されました。世界遺産でもあるキナバル国立公園はマレーシアの重要な観光資源ですが、震災後は観光客が減り、未だに就労の機会を失ったままの人もいるようです。

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マレーシアに着いて感じたことは、英語を話せる人がとても多いということでした。キナバル山は山小屋の予約と登山ガイドの同行が義務付けられていますが、ガイドのほとんどは英語を話していたと思います。私のガイドをしてくれた「ジェームス」はマレー語と英語の他に日本語も話せるので、日本人のガイドになることも多いようで、日本人のことをとても気に入っているようでした。彼はガイド歴20年以上のベテランで、レスキュー隊のメンバーにもなっていて、これから登る山の説明や家族の写真などたくさん見せてくれました。

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彼の片言の日本語と私の片言の英語でコミュニケーションを取りながら色々な話をしました。花にも詳しくて、とてもいいガイドだったと思います。

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登山道を歩いていると、山小屋で使う物資を運ぶポーターがとても多いことに驚きました。日本では歩荷(ぼっか)さんといいますが、30℃を越える炎天下の中、50~60kgほどの荷を担いで山小屋までの6kmの道のりをペットボトル1本持ち、ひたすら歩いていくのです。日本ではヘリを使って物資を運ぶことも多いですが、ここは全てポーターが運ぶそうです。山小屋利用を含めた入山料が高いことも頷けます。

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マレーシアの賃金を調べてみましたが、大卒初任給で2,500RM(約65,000円)ほどのようですが、それを考えると登山ガイドの賃金は決して高くないと思います。ポーターとなればさらに安いでしょう。休憩の時にポーターと少し話しをしましたが、英語が全く分からないようでした。山小屋までの道のりは気温も湿度も高く、樹林帯の中をひたすら登る感じで、見晴らしがいいわけでもありません。英語が話せれば、もっと違う職業を選べたかもしれません。女性のポーターも子供のポーターもいました。

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大きなパネルを運んでいるポーターも多かったです。これは山小屋の補修に使うようです。一番大きなものは水を入れるタンクでした。

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重い荷を背負っている彼等の姿を見ているととても複雑な気持ちになりました。大勢の登山者が入れば、もっと沢山の荷物を運ばなければならないのです。しかし、それが彼らの報酬に繋がるのです。

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予備日を1日設けていたので、下山した翌日はプライベートビーチへ行くツアーを予約していました。しかし、前日にキャンセルの連絡が入って、ノープランになりました。仕方がないので、近くのショッピングセンターへマッサージに行くことにしました。早朝でもかなり暑いですが、午前10時となると炎天下です。黙っていても汗がジリジリ流れていきます。湿度の高さからかレンズが曇っていますね。

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ホテルから10分ほど歩くと、目的のショッピングセンターがありました。

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マレーシアのマッサージはとても安く、客引きも多いようです。だいたい60分で1,500円ぐらいかな。ここで全身マッサージをお願いしましたが、それはもうひどい筋肉痛だったので、私が悶絶する様子を見て笑っていました。施術してくれた女性がやたらと「ゲップ」をするというクチコミがありましたが、ホントでした。(^^ゞ

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その後、海沿いに並ぶマーケットを見ながら、せっかくだから離島へ行くボートがないか調べてみようと、船着場(ジェッセルトンポイント)へ向かうことにしました。

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干物、ナマモノ、雑貨など、あらゆるお店が並んでいました。縫製は雑ですが、デザインは可愛いです。

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皮製の小銭入れを2つだけ買いました。

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マレーシアのフルーツは美味しいのかと思いきや、糖度はそれほど高くなくて、日本のものの方が美味しいと思いました。マンゴーはとても安いですが、青いマンゴーは渋くて美味しくなかったです。

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船着場に近づくと、船に乗らないかと色んな人が声を掛けてきます。

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その時、必死で話しかけてきたのが「チョーイ」でした。若くて可愛い男の子だったので、金額の交渉をしながら色々な話をしました。(^^ゞ

この日で4日目になっていたので、耳が少し英語に慣れてきたこともあり、会話はそれなりに出来るようになっていましたが、色々話しているうちに「日本人は英語が話せないから、全然話を聞いてくれない」と嘆いていました。客引きをする人は他にもたくさんいましたが、彼等は客を取る事に必死すぎて、まくし立てるように話をしてきます。それが日本人にとっては威圧的に感じるのかもしれません。中途半端な日本語を使うのも怪しく感じるポイントだと思います。

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15分ほどで行ける離島はいくつかあって、そこで2~3時間滞在できるようなプランを提案してくれました。ラミネートされたパンフレットを見ながら内容を交渉します。RM200(約5,200円)で交渉成立です。

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水と行動食は常に持ち歩いていますが、チョーイが水の心配をしてくれたので、ミネラルウォーターを買いに行き、ボートの到着を待ちました。どんなボートかと心配しましたが、案外立派でした。

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私は泳げないし、極度の水恐怖症なので、すぐにライフジャケットをもらいました。写真を撮ってくれましたが、金持ちのマダムみたいだな。(笑)

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10分ほどでマムティック島に着きました。白い砂浜で海の色がとてもキレイで、観光客が沢山いました。最初に交渉したときは、マムティック島で2~3時間滞在するという話でしたが、人の多いビーチで過ごすよりもボートに乗っていた方が気持ちが良さそうなので、ドライバーに島巡りに変更してもらえないかと頼んでみました。

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観光客の滞在を待つボートが沢山待機していました。

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ドライバーの名前は忘れてしまいましたが、彼もいい人でした。ずっと同じ場所で待っているよりも、近くの島をぐるっと回って戻るルートは、彼らにとっても悪い話ではないでしょう。プラン変更を承諾してくれて、島の前をゆっくり移動しながら次の島へ移動します。

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すぐ近くにある少し大きなマヌカン島に着きました。すぐ近くなのに、マムティック島とは海の色が違っていました。

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ゆっくりと島を回り、船着場へ戻るのかと思っていたら、ドライバーから「ビレッジを見に行くか?」と提案されました。ビレッジというのが何のことか分からなかったけれど、その提案に乗ることにしました。ボートは進路を変えてかなりのスピードで波に乗っていきます。

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すると、何と言うことでしょう。海の上に家が建っているのです。ものすご~く驚きました。「電気や水はどうしてるの?」「水位は上がらないの?」「何で陸上に家を建てないの?」と、あらゆる疑問が沸いてきました。私の反応があまりに強烈だったのか、チョーイとドライバーは大笑いしていました。

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大人も子供もみんな手を振ってくれます。そして「ワンリンギ!ワンリンギ!」と子供たちは手を伸ばしてくるのです。マレーシアの通貨はRM(リンギット)で、1RMが26円ほどですが、子供たちは手を伸ばしてお金をせがんでくるのです。

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海に飛び込んで、パフォーマンスを見せてくれる子供たちもいました。しかし、彼らに必要なのは目先のお金ではなく「教育」でしょう。

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決して裕福な暮らしには見えませんが、子供たちの目はキラキラ輝いていて、元気いっぱいに遊んでいる姿も印象に残りました。日本ではいじめや進学で悩み、自らの命まで絶ってしまう子供もいるので「教育=幸せ」ではないと思いますが「仕事の選択肢を広げる」という意味では、やはり教育というのは大事だと思います。

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肌の色や住んでいる国が違っても、子供の持つ可能性は計り知れないものがあります。健康で、幸せに育って欲しいです。

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新築中の家もありました。水位が上がることはないようですが「もし水位が上がっても、彼らはグッドスイマーだから問題ないよ」と話していました。(^^ゞ

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ゆっくりとビレッジを過ぎて、船着場に戻っていきます。1時間ほどの島巡りでしたが、思わぬプライベートツアーができて、リゾート気分を楽しめました。

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ルートはこんな感じだったと思います。船着場から、マムティック島→マヌカン島→ガヤ島を回り戻ってきました。

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その後、チョーイは次の客を取るのかと思いきや、私を滞在先のホテルまで送り届けてくれるというのです。ちょうどお腹が空いてきたので、近くのショッピングセンターのおススメのお店に連れて行ってくれました。彼は私よりも20歳も年下ですが、所々で紳士的な対応をするなと感じることがありました。椅子を引いてくれたりとか、些細なことですが、普段からそれが身に付いているんだろうなという感じでした。

チョーイが案内してくれたお店は、ビュッフェスタイルになっていて、好きなものを皿に取っていき、お皿の内容を見て金額を書いたメモをくれるというざっくり勘定のお店でした。見た目はグロイですが、揚げた魚、チキン(ソースが美味しかった)、豆腐、野菜、ライスです。大衆食堂やフードコートで食べる食事はとても安くて、飲み物を付けても300円ぐらいです。

マレーシア滞在中に食べたものは、ものすごく美味しいわけでもないけれど、美味しくなくもない、という微妙なラインのものばかりでした。甘くもなく、辛くもなく、冷たくもなく、熱くもなく、ダシが効いてないというか、何か一味足りないという感じでしたが、ここは美味しかったです。お店のスタッフに日本から来たというと喜んでくれたので、日本人の印象は悪くないようですね。

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私が食べているのを待つ間、チョーイに前日に登ったキナバル山の写真やスマホに入れてある北海道の写真を見せてあげたところ、見るもの全てに感動していました。マレーシア人ならば、キナバル山の入山料が安いのですが、これまでに一度も登ったことはないようです。登山費用がどれぐらいかかるか、日本からのチケットがどのぐらいか、ホテルの滞在費はどのぐらいかなど、金銭的なことを沢山聞かれましたが、金額を話すと驚いていました。富裕層でなければ、海外旅行は夢のまた夢なのでしょう。

同じフロアに私の大好きな「たこ焼き屋」がありましたが、日本人が作っているわけでもないし、美味しそうでもなかったです。しかも、安くもなかったです。(^^ゞ

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ホテルまでは徒歩10分ほどです。私が一人で来ていることがとても不思議だったようで「友達は居ないの?」と心配してくれましたが、好き勝手に動けるので、一人旅は気楽でいいもんです。facebookで繋がっているので、また行く機会があれば、彼にガイドをお願いしようと思います。

滞在先のホテルは、比較的新しく、エアポートバスの停留所が目の前にある「ドリームテルコタキナバル」を選びました。1泊4,000円ほどですが、ホテルのランクとしては平均的なところだと思います。

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バックパッカー向けの安宿ならば1,000円~、プライベートビーチがあるようなリゾートホテルならば20,000円ほどでしょうか。観光地だけあって、ホテルの選択肢は多いです。

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滞在中の情報収集に関してはスマホ頼りでしたが、これがとても役に立ちました。Wi-fiが繋がるので、近況をfacebookにアップしたりしていましたが、バッテリーの消耗が激しいので、モバイルバッテリーをフロントで充電してもらいました。コンセントのタイプは国によって違いますが、USBは世界共通ですからね。

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翌朝、早朝のフライトで帰国するので、タクシーで空港まで行かなければなりません。公共バスならば、トラブルはほとんどないと思いますが、タクシーとなると少し抵抗がありますね。ぼったくられるんじゃないかとか、変な所に連れて行かれるんじゃないかとかね。実際、治安の悪い国では気を付けた方がいいと思います。

チェックアウトの時にフロントで料金を確認したところ、ホテルの前に停まっているタクシーを利用する場合、料金は決まっているようで、ドライバーに聞いても同じ金額でした。10kmほどの距離で、45RM(約1,170円)でした。タクシードライバーは、訛りの強い英語を話す人が多かったように思います。

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初めての東南アジア。決して住みたいとは思わないけど、たまに遊びに行くのにはいいかも。

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帰りの飛行機から見たビレッジ。ここに住む人は雪の中で暮らす私たちを見たら驚くんだろうな。(^^ゞ

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北海道の観光地に行くと、英語を話せる人はほとんどいないように思うし、英語表記の看板などとても少ないですね。もっと海外からの旅行者を受け入れたいのなら、英語が話せないといけないでしょう。

外国に行って、再確認することといえば、北海道の自然の美しさと食べ物の美味しさです。ずっと先の話ですが、将来的には北海道で登山ガイドができるようになりたいと思っていますが、今回の旅行を通じて、外国人も相手に出来るといいなと思いました。

北海道の美しさを世界中の人に見てもらいたいし、それを自分の言葉で伝えられるようになりたいと思いました。

関連レコ

キナバル山トレッキングに関しては、ヤマレコにアップ済みです。とても長いですが、詳細に記録しています。興味のある方はどうぞ。

【夏山スタートは海外で】マレーシア最高峰 キナバル山(4,095m)

ミズキレールのテスト

ヨーグルト(牛乳・豆乳)と甘酒作りが日課になりましたが、ヨーグルトの水分を切って、色々なアレンジをする「水切りヨーグルト」に興味を持ち、水切りをするための器から作ってみようと「ミズキレール」の開発を進めてきましたが、やっと一号機が出来たので、早速試してみたいと思います。

適当に作りましたが、本体とスノコ部分はジャストサイズになりました。

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コーヒーフィルターは業務用のものがセットできるようにと思っていましたが、そこまでの大きさはありません。百均で売ってる大きめのものでちょうどよかったです。(写真は小さいフィルターを使っています)

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ヨーグルトを投入します。このまま蓋をして、冷蔵庫で放置しておきます。寝る前に準備しておけば、翌朝出来上がっている感じです。

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水切りヨーグルトを初めて作ってみましたが、思ったよりも水分が出るんですね。ヨーグルトは3分の2ぐらいまで減りました。出た水分を「ホエイ」といいますが、栄養価がとても高いので、これも料理に使ったり、美白効果も高いので化粧水や石鹸などを作る人もいます。今回はそのまま捨ててしまいましたが、気持ちに余裕が出来たらホエイを使った石鹸を作ってみたいと思います。

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食べ方はいつもと同じで、フルーツソースをかけてそのまま食べてしまいましたが、レアチーズケーキというか、クリームチーズというか、とても濃厚な味になります。サラダのドレッシングとして使ったり、お菓子作りで使ったりと色々活用方法があります。

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実際に試してみて、気になったことがいくつかありましたが、やはり容量が問題だと思いました。このサイズだと一度にたくさん作れません。2カップぐらいが限度かなと思いました。水を切るとヨーグルトはさらに減るので、たくさん作りたいときにはダメですね。あとは、思ったよりも水分が出るので、スノコ部分の高さも足りなかったです。

となると、本体はもっと高さがないといけませんね。あまり大きくなると冷蔵庫のスペースを取ってしまうので、なかなか難しいところです。

午前中は近くの黄金山へ登山行き、午後からは陶芸教室に行ってきました。追加の風鈴、マグ、ミズキレールの改良バージョンを作ってみました。

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一喜一憂の窯出し

ここ2ヶ月の間にぼちぼち作った器たちの窯出し第2弾になります。イメージ通りのもの、気に入ったもの、ガッカリしたもの、玉砕したものなど色々ありましたが、何年やっても窯出しの日はドキドキします。

色や絵柄は良かったのに、ヒビが入ってしまったものもあり、一喜一憂しながらも、少しずつは進んでいるのかなと思います。ホント、歩みは遅いです。

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5月29日(日)に熊本地震の復興支援の為にチャリティワークショップをやりますが、協賛品として作ったマグが無事に焼き上がりました。粘土は同じですが、3種類の釉薬を使い、濃度を変えたり、吹き付けたりしています。左から「白鳳マット」、「白マット」、「チタンマット」です。

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どれも渋い感じに仕上がりました。マグは1,200円で販売します。

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「呉須」で絵付けをした白と青のマグも焼き上がりました。乾燥過程や素焼きの段階で、取っ手が取れてしまったものもあり、取っ手が付いているものと付いてないものがあります。夏らしい色に仕上がりました。

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他の色を使ったものも3点だけあります。微妙。(^^ゞ

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オーダーをもらっていたフリーカップはイメージ通りに出来ました。オーダーは2点ですが、余分に作っておいて、好きなものを選んでもらうようにします。

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同じ色を使ったお皿も少しあります。粘土は「上信楽土」を使っているので、真っ白に仕上がります。これまで何度か使っている粘土ですが、今回、歩留まりが悪かったので、少々凹んでいます。

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内側はシンプルです。

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教室でメインで使っている粘土と「ワラ灰マット」を使った器は優しい色に仕上がりました。

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お友達にプレゼントしようと3枚作ったカレー皿は、乾燥の段階で2枚失敗したので、1枚だけできました。隣の一輪挿しは底にヒビが入り、ドライフラワーしか挿せません。(^^ゞ

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「白マット」を掛けた超シンプルな器も少しあります。

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水切りヨーグルトと豆腐の水切りをするための「ミズキレール」も出来ました。自分用に作ったものなので、真っ白でいいやと思っていましたが、呉須で絵付けをしました。蓋をした状態で焼かなかったので、本体と蓋のフィット感が悪くなり、売り物にするには不合格でした。色は気に入ったので、絵付けをして良かったです。

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落款部分に赤絵具で色を付けているのがアクセントになっています。

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実際に水切りヨーグルトを作っているところですが、問題点も多々あり、改良が必要なことが分かりました。

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フタモノはやはり難しいですが、やらなきゃ上達しないもんね。本体よりも大きい蓋にして、乗せる感じにすればいいのかな。

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思ったよりも水分が出てくるので、スノコ部分の高さはもっとあった方がいいということが分かりました。

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追加分の風鈴もできましたが、音を鳴らす「舌」の部分が足りないので、組み立ては少し先になります。

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これだけ焼き上がっても、気に入ったものはほんの僅かです。良さそうなものは、今年出展するイベントに持っていきます。器たちを気に入ってくれる里親が見つかるといいな~。

 

今年出展するイベントは次のとおりです。お暇なら来てね。

5月29日(日)砂川ゆう「熊本地震復興支援チャリティワークショップ」

6月26日(日)札幌ドーム「サッポロモノヴィレッジ」

7月9日(土)~10日(日)「えべつやきもの市」