イベント用の器とスープカレー皿

今年に入って、展示即売会などのイベントに出店しています。

3月に滝川の「手作りフェスタ」に出店したところ、小樽のイベント「ナチュラルな器 レトロな生活」の主催者のjojoさんが、私の器の雰囲気がイベントのテーマに合っているという理由で声を掛けてくれました。

他の人があまり使っていない粘土を使っているし、今、白い器ブームの真っ最中なので、とてもナチュラルなんです。

でもね、趣味で始めた陶芸で、素人の域からまるで抜けていないし、自分が気に入ったものもろくに作れないのに、このまま先に進んでいいんだろうか?

このモヤモヤした気持ちを振り払うためには、もっと腕を磨かなきゃ~ならん...と、重い腰をあげ、4月からプロの手ほどきを受けることにしました。今まで積み重ねてきたことを全てリセットして、ゼロ(つーか、マイナス)からのスタートでした。

もうちょっとで3ヶ月になりますが、今では以前の自分がどんな挽き方をしていたか、すっかり忘れてしまいました。

この修行はまだまだ続きますが、イベントまであと1ヶ月ちょっとなんです。jojoさんが気に入ってくれた、肝心のシリーズがまるで出来ていないんですよ。(^▽^;)

手作りの陶器は、いくつかのステップを踏みながら、粘土を徐々に乾燥させていくので、出来上がるまでにそれなりの時間がかかります。自分で窯を持っていない場合は、最短でも1ヶ月ぐらいかな~。他の人の作品と一緒に焼いてもらうので、こちらの思惑通りに進むとは限りません。

さぁ、本気でがんばりましょう。

2時からは先生の手ほどきを受けるので、少し早めに来て、お茶碗やカップなどを挽いておきました。

今までは1箱の粘土を消化するのに何日もかかっていたのに、2時間かからないでなくなってしまうんです。少し前にソーサーを挽く練習をした甲斐もあり、カップ&ソーサーのセットもできそうな雰囲気です。サイズの小さいものは、どんどん壊していくと思うので、ここから生き残るのはさらに減ると思いますが、半年前とは見違えるほど早く挽けるようになりました。

天気が良かったので、外で乾燥させます。直射日光を浴びないように注意しないといけませんが、すでに当たってるし...

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先生が来てからは、先週の「新十津川陶芸まつり」の話題で盛り上がりました。私は窯元リストを作って、窯の名前、作家さんの名前、市町村ぐらいは覚えているし、気になっている作家さんのことはネットでマメにチェックしているので、私の方がずっと窯元の情報には詳しいので、色々教えてあげるんです。

「新十津川陶芸まつり」はアマチュアの出店は受け付けていないそうですが、「アマチュア部門があってもいいよね~」っていう話をしていました。私も1年後には、もうちょっとマシになってると思うので、ぜひアマチュア部門作ってもらいたいところです。

今日は深めで片口のお皿にチャレンジです。「片口」というのは、とても便利だと思います。スプーンを引っ掛けておくのにもいいし、汁を注ぐときにもいいし、何といっても丸い器よりもグンと雰囲気がよくなります。

思っていたよりも大きくなってしまいましたが、これは「スープカレー」を食べるのにぴったりだと思います。

赤粘土を使用しているので、粉引きにする予定です。

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ママズに置いてくれないかな...冷凍のスープカレーとセットでどうですか、オーナー。(私信)

 

30個のソーサーを削る

昨日、へんな時間に寝てしまったので、朝3時に目が覚めたんですよ。いつもなら、二度寝するところですが、100キロウォークのスタートを見に行きたかったので、そのまま起きてました。

朝型人間になろう...と思って、毎日5時に目覚ましをかけてるんですが、聞こえてても無視しちゃうんですよ。起きる気まるでナシだな~。

しかも、いつものリズムと違うので、すでに眠いんですよ。

今日と明日は「新十津川陶芸まつり」です。天気が良ければ午後から見に行こうと思って予定をしていましたが、あいにくの雨だったので、明日行きたいと思っています。

師匠も出展しているので、今日の陶芸教室は自習です。

先週挽いたソーサーのうち、30個を残してあったので、今日は削りの行程です。

ソーサーも湿台を使って削るようにしています。左回転の削りにも少し慣れてきたかな~。ダメなものはどんどんボツにして、生き残ったのは21点です。

重ねているのは、大きさがほぼ揃っています。本当はもっと大きなサイズで挽きたくてもまだ出来ません。

これまで、ソーサーをロクロで挽くことが難しくて、タタラで作ることが多かったんですよ。こうやって見てみると、それなりに上達しているのかな~。

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乾燥が進んだら、カップと合わせてみて、座りの悪いものはどんどんボツにしていきます。

明日は、午後から天気が良さそうなので、陶芸まつりに顔を出してきたいと思っています。

 

ソーサーの練習

本州方面では梅雨時期だと思いますが、これから北海道はとてもいい季節になります。鮮やかな緑に囲まれていると、自然の力をめいっぱい感じます。

私は田舎暮らしが性に合っています。

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今日こそは、お出かけしようと思っていたんですけど、天気もイマイチだったので、また陶芸です。

カップ&ソーサーの「カップ」はかなりの数になっているので、数を合わせるためにソーサーを挽いていきますが、平らなものをロクロで挽くのは結構難しんですよ。手びねりの方がずっと効率がいいような気がしますが、ロクロのトレーニングを兼ねているので、今日はひたすらソーサー作りです。

ロクロを挽き始めるときは、基本の「湯呑み」を忘れないようにするために、「湯呑み」→「小鉢」→「お茶碗」のような流れで、何点か挽いた後に、目標のものを挽くようにしています。

真っ直ぐに挽いた湯呑みは、半分に割って、断片をチェックします。

最初の頃よりはよくなっていますが、まだ内側の腰のあたりに丸みがありますね。

で、肝心のソーサーはどんな感じかというと、イメージしたサイズに広げられなくて、何度もやり直しました。

ちょっと小さいかな~と思うんですが、それなりの数になりました。お皿類は無駄に場所を取るので、保管が大変です。発泡スチロールに入れたら、6箱になってしまいました。全部で30点残しています。次の土曜日は先生がお休みなので、自習になりそうです。

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取っ手は寿司ネタのように

3月11日の大地震から、3ヶ月が経ちました。被害に遭われた沢山の方々は、今でも不自由な生活を送っていると思います。ぐっすり眠れる日はあるのでしょうか...先の見えない生活は不安でいっぱいでしょう。

今、日本だけではなく、地球規模の異変が起こっています。

地球が「もう、限界だよ」って言っているような気がしてなりません。

被災地の一日も早い復興を祈っていますが、津波を防ぐために、今までよりも高い堤防を築いて欲しいと思っているわけではありません。自然の力を人類が防げるとは思えないのです。

自然は厳しいけれど、色んなことを教えてくれます。

今年は体調を崩す人が多いような気がします。私の周りにも何人かいますが、私も5月は結構きつかったです。パソコンを使いすぎると、体中が緊張して、肩が凝って、目がギラギラして、眠れなくなるんですよ。

何事にも「表」と「裏」があります。

パソコンが使えると便利で仕事も進むけど、漢字が書けなくなるし、目の疲れや肩凝りなどの症状が出てきます。

便利で豊かであることが、ベストとは限らないのです。

私のできる範囲で、世の為、人の為、そして自分の為になるようなことをやりたい思っています。

気に入って、長く、大切に使ってもらえる器を作るために、4月からプロの手ほどきを受けています。

新しいことを覚えるためには、そのための「時間」と「環境」を作らなければなりません。

なので、先生の手ほどきが受けられる土曜日の2~4時までは「陶芸教室」という時間と環境を確保しました。

私が行く日は、たいてい「雨」です。それまではピーカンだったのに、教室に着いたら「雨」が降るんです。

そして、今日は「雹」が降りました...orz

どんだけ、雨女なんだ?

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今日は窯出しが済んだ作品がありました。ここに通い始めてから、初の窯出しになります。いや~、長かったです。

窯出しが済んだ作品は受付の横に展示されているんです。その中から、自分の作品を計量してもらって、精算します。

粘土代や焼成料の精算方法は教室によって異なりますが、大きく分けると2種類あります。

「粘土購入時、先払い」と「焼成後、後払い」です。

今までは前者ばかりでしたが、ここでは後者です。

素焼き前なら土に戻すことができるので、私のように「挽いて→壊す」を繰り返す人には、最適な環境です。

私の作品は、全部で「9点」ありました。最初の頃に作った、花器やお茶碗などです。

底や腰にヒビが入っているのもありましたが、釉薬で埋まったので、水漏れの心配はありません。それにしても、ヒビが入るのは問題ですね。粘土がきちんと締まっていないか、削りの厚みに問題があるんだと思います。

今日は先週削れなかった作品が沢山たまっているので、ひたすら削るのみです。もう、何が何個あるかなんて、数え切れないし、削りも失敗することが多いので、どんどん減っていきます。

でも、今までとは違う「焼成後、後払い」で、感じたことがありました。

失敗した作品にお金を払うのは、とてつもなく「もったいない」んです。「粘土購入時、先払い」のときには、最初にお金を払ってしまい、その後は支払いが生じないため、それほど感じなかった感覚でした。

最終的な印象は、色の出方で大きく左右するので、形がよくても色で失敗するということもありますが、削り終わった段階で、形状が気に入らないものや不安があるものを、先に進めてはいけないな~と感じました。

気を取り直して、今日のレッスンです。先生がお手本を見せてくれますが、ロクロは左回転、鉄板を曲げただけのでっかいカンナ1本という慣れない環境で削っているので、まだまだうまくいきません。

湯呑みはかなり作ったので、取っ手をつけて「カップ」にしようと思っている作品がいくつかあるんですが、私が真剣に削っているほんのちょっとの間に、先生が「取っ手」をつけ終わってるんです。

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私は取っ手を付けるときには、7ミリにしたタタラを1時間ほど寝かせて使うようにしているので、やたらと時間がかかるんです。それが、ちょっと目を離した隙に付け終わってるんです。

「先生、取っ手の付け方を教えてください。」

実は、取っ手の付け方というのは、習ったことがなくて、他の人のやり方を真似したり、本を参考にしてたんですよ。でも、先生のやり方はとても早いんです。

左右の太さが少し違う棒状の粘土を用意して、トントントントンと潰して、寿司ネタを持つようにして、水で接着面を濡らした本体にギュッとつけて、グッと押して、下の方もつけるだけなんです。

私のはまだ下手なんですが、結構な数になりました。ドーナツ型にしてみたり、本体の形に合わせて、ちょっとずつ変化をつけています。単体で使えるマグサイズのものもありますが、やはりソーサーとセットになっている方がいいと思うので、これからソーサーも大量に作っていきます。

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行楽日和、陶芸日和

朝から天気が良くて、とても気持ちがいい日でした。思いっきり行楽日和ですが、私は朝から陶芸です。

私はあちこちの陶芸教室に顔を出していますが、ロクロの技を磨くために通っている今の教室は、2時間毎に使用料がかかります。粘土は使い放題だし、使い終わった粘土はドレン機に戻せばすぐに再生できるので、トレーニング目的ならば最適な環境だと思います。

素焼き→施釉→本焼きしてもらった作品は、重さで料金が発生するようになっています。今のところ、焼き上がった作品は一つもないんですが、スタンバイしている作品が結構あるので、この先、どのぐらいのお金がかかってくるか、ちょっと心配です。(^▽^;)

万単位の重いボディブローがくるかもしれません。ボスッ。

今回出品する作品の売上金は、全額寄付しようと思ってるんですけど、我が家の家計のこともあるので、かかっている費用は結構シビアに計算しています。

数年前までは、「どんぶり勘定」どころか「ザル」だったんですけど、うきうき家計簿 をするようになってからは、残高が1円でも狂うと嫌で、毎日きっちり家計簿をつけているんですよ。科目ごとの細かな分析は、テキスト形式に出力したものを使って、エクセルで分析・集計しています。

さて、今日もがんばりましょうか。この時期は、団体で陶芸体験に来る人が多くなり、窯はフル回転だそうです。素焼きを待つ作品が棚いっぱいに並んでいます。

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先週、挽いた湯呑みなども乾燥具合がイマイチなので、外に出しておきました。日光が当たってしまうと、一気に乾いてくるので、日陰に置くようにします。ちなみにコレ(↓)全部私の分です。(^▽^;)

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左回転で削る練習をしていますが、あまりうまくできません。まだ削り過ぎる傾向にあります。なかなか直りませんねぇ~。時間を掛けていないものの方がうまくいっているような気がします。

「挽く時間の半分の時間で削るように」と先生から言われていますが、何倍もかかっています。

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削れなかった作品は、次回へ持ち越します。削りの猛特訓ができそうです。

湯呑みとお茶碗など(↓)

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取っ手を付けて、コーヒーカップにしようと思います。(↓)

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こちらもお茶碗とコーヒーカップかな。(↓)

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先生が挽いてくれたお手本のソーサーも入っています。(↓)

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結局、どのぐらい残しているのか、自分でもよくわからなくなってきましたが、あと少しでおびただしい数の湯呑みが焼きあがるような気がします...(ノ´▽`)ノオオオオッ♪

 

ソーサーを挽く

新しい先生に手ほどきを受けてから、自信がついたこともありますが、どちらかといえば、その反対の方が多いような気がします。今まで積み重ねてきたことが、ガラガラと音を立てて崩れ落ちるような感覚になりました。

自分の技術の未熟さを感じ、こんなんで展示会なんて出していいんだろうか...と、すっかり自信消失しています。

でも、もう申し込みも済ませたので、体一つで会場入りするわけにはいきません。やれるだけのことはやりましょう。

やるしかありません。はい。

湯呑みばかり持っていく訳にもいかないので、「カップ&ソーサー」を作ろうと思っているんですけど、「ソーサー」をロクロで挽くのは結構難しいと思うんです。深すぎると、取っ手にぶつかってしまうし、浅すぎると口が倒れてしまうこともあります。

なので、カップはロクロで挽いて、ソーサーはタタラで作ってしまうことが多いんです。

「先生、湯呑みは千個ぐらい挽いたので、ソーサーの挽き方を教えてください。」

「千個?千個なんて、挽いたうちに入らないよ。」 バッサリ。

やっぱ、厳しいな...

そんなやり取りをしながらも、きちんと教えてくれます。

見本を挽いてもらいましたが、多めに土取りをして、腰のあたりはかなり厚めにしています。そうしないと広い口を支えきれないですもんね。

先生とおしゃべりしながら、お茶碗なども適当に挽いておきました。ソーサーっていうのは、結構場所取るんですよね。発泡スチロールを何箱も使っています。

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初施釉、窯入れ。

一日中パソコンいじりするのもどうかと思うので、気分転換に陶芸に出かけました。先生は不在ですが、素焼きが終わった作品もあるので、薬掛けの作業が残っているんです。

次回、削りの練習をするので、それなりの数を準備しておかなければいけないので、最初にロクロ挽きをしました。挽いては壊し、挽いては壊しを繰り返します。これがとても気持ちがいいんです。

ロクロ目を意識してみたりしたけど、意識すればするほどダメですね。

よさそうなものを11点残しました。

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残った時間で、素焼きが終わった作品に釉薬を掛けていきます。同じ釉薬でも教室によって、色の出方が結構違うんですよ。

何の釉薬を掛けたか忘れない為に、釉薬と作品を一緒に撮ることにしました。

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↓は、海鼠(なまこ)を全体に掛けてから、口の部分には、白萩を掛けてみました。

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陶芸体験が増えるこれからの焼成サイクルは、月に1~2回だそうです。再来週あたりには、窯出しできるかもしれません。

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左回転の削り[動画]

天気予報に反して、朝から天気が良くて、青空でした。市内のあちこちの学校では、運動会が行われていました。週末はぐずついている日が多かったので、とても気持ちがいいです。
どこかに出かけたい気分ですが、7月の展示会に自信を持って出せるような作品を作るために、猛特訓しています。あと2ヶ月しかないので、間に合うか微妙なところです...どうしよう。(汗)

湯呑みしかないかも。(笑)

「ナチュラル」と「レトロ」がテーマのイベントなので、シンプルでナチュラルな風合いの「カップ&ソーサー」や、普段使いの食器類にしようと思っているんですけど、まだ全く取り掛かってないんですよ。焦って変なものを作ってしまっては、習いに来ている意味がないので、今は焦らず、腕を磨くことに集中しています。

今日は「左回転の削り」をしっかり学ぶために、ビデオ持参で参りました。

乾燥がやや進んでいて、ちょっと削りにくいかな~という状態でした。

「先生、一つお手本をお願いします。」

貴重な映像が撮れました。削りまくってしまう人には、とても参考になると思います。湿台がうまくセットできていなくて、先生が付け直してくれました。湿台を付けられない人って結構多いらしいです。

ねっ、ものすごく早いでしょ。ロクロの回転を逆にするということは、「右利きを左利きに変える」ぐらい難しいと思うんですよ。底や腰が厚いのも多いし、まるっきり「振り出し」に戻った気がしますが、とにかく数をこなしていきたいと思います。

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削りの練習をするためには、削れる作品がないといけないので、残った時間で、また湯呑みを挽きます。今日もトンボを使って、大きさを揃えていきますが、全然揃ってないし...(^▽^;)

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先生もいくつか挽いてくれたんですが、先生のロクロ目はとても美しいです。ロクロ目がついているのが好きな人もいるし、嫌いな人もいるようです。今の私はつけたくて仕方ないんですけど、つけ方がわかりません。

しっかりロクロ目がついたカップを作りたいな~と思っているので、先生に聞いてみました。

「先生、ロクロ目を付けるのはどうしたらいいですか?」

「う~ん、10年早いかな~。」とバッサリ。

そもそも「ロクロ目」と「指目」は違うものだそうで、「ロクロ目」というのは、粘土が上に上ろうとするのを助けてついた自然な指の痕で、「指目」は装飾のためにわざと付ける痕のようです。「指目」は1本ずつでも付けることができ、こちらは簡単だそうです。

下の写真の左が「ロクロ目」、右が「指目」です。ロクロ挽きした螺旋状の模様のことは何でも「ロクロ目」っていうのかと思っていたら、厳密には違うそうです。確かにここまでやると大げさな感じがしますね。

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先生の手さばきを見てたら、魔法みたいです。どんなものでも、あっという間に作ってしまうんですよ。

右回転で挽き、左回転で削る

2週間ぶりに先生の指導が受けられるので、内職の合間を見て陶芸教室にやってきました。最近、週末になるとやけに天気が悪いような気がします。首都圏では夏日だったようですが、こちらは雨模様でした。

今日は「削り」について学んだんですが、衝撃的なことばかりで、何も出来なくなったような気がします。

先週の土曜日に「25個」残した湯呑みですが、翌日の削りでことごとく失敗したんですよ。「1個」だけ次の段階に進み、あとは壊してしまいました。残っている数を数えたら、「15個」しかないんですよ。ということは、先週「9個」も失敗したようです...orz

残った15個の最初の1つを削り終わったとき、先生が「ロクロの回転が反対」って言うんですよ。

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地域によっては多少違いがあるようですが、日本では「右回転」が基本じゃないの??? と思いました。それに、これまでの先生にはそうやって教えてもらいました。間違って左回転にしたもんなら、すぐに指摘されたもんですよ。

でも先生は、「右回転で挽き、左回転で削る」んですって。ネットで調べてみましたが、そうやって削る人もいるそうです。

茶器以外のときは、どっちの回転でもそれほど気にしないみたいですけど、茶器の場合は、左回転で削るように指導しているようです。

ロクロ目の関係だとかって言ってましたが、意味わかりません。??(・_・*)(*・_・)(*~^~)/??

だいたい、回転方向が逆なら、削り方も全く違ってくるんですよ。カンナをどっちの手で持つのかもわからなくなって、まるで削れないんです。

先生がお手本で何個か削ってくれたんですけど、その速さがまた衝撃的で、湿台にセットして、削り始めてからは「15秒」ほどで削ってしまうんですよ。

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「えっ、それで終わりですか?」っていうぐらい、速いんです。

目からウロコが落ちるなんてもんじゃありません。これまでやってきたことが全否定された感じです。

そして、「挽いた時間の半分の時間で削るように」って言うんです。

私は1個削るのにも何分もかかってしまうのに、半分の時間で削るなんて、とても無理だと思いました。

「削りカスを見れば、その人の技量が分かる」とも言ってました。

Σ( ̄[] ̄;)!ホエー!!

この中(↓)に先生が削ってくれたのが「5個」ぐらいありますが、私が削ったものは、それはもう不揃いなんですよ。中心が取れてないのもあるし、「腰」を削り過ぎてるのもあるし、歪んでるのもあります。

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負けん気の強い私のことなので、「どっちだって、できるようになってやる!」って感じですが、正直、こんなところから矯正させられるとは思ってもみませんでした。

まぁ、でもね、削りにかかる時間はかなり短くなってきて、これまでの時間と比べれば、グンと短縮できているので、そこがプロの手ほどきなんだと思います。

そして、今日もまた挽く時間が残ってるんです。

今日は「トンボ」を使って、大きさの決まった湯呑みを挽く練習をしました。

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口の方が開いてしまったものがいくつかあって、先生からOKがもらえたのは、たったの「1個」だけでした。

き、厳しいな。

削りの練習も相当しなければいけないので、ある程度の数は残しておかなければいけません。

歪んでしまったものは、ボツにして、結果、7個残すことにしました。

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削りのタイミング

今日はとても天気がよくて、気持ちいいです。写真はな~んにも撮ってませんが、我が家のすぐ近くの公園も桜がずいぶん咲いてきました。

今年からは展示即売会などに出展していますが、陶芸以外の活動もわりと忙しくなってきているので、今までのようにのんびりやっている時間もなくなってきました。

私が作るものといえば、ロクロ作品が主で、ほとんどが食器やカップ類です。オブジェや人形みたいな造形モノはまるでダメで、タタラも苦手です。なので、今はロクロの技術を向上させることを課題にしています。

そもそも「売り物にしていいのか?」という根本的な問題もあるので、プロに指導を受けて、本格的に修行しながら、夢の女流陶芸家に向けて、歩き始めたところです。

これまでとは違うロクロの挽き方を習い、今はひたすらそればかり練習していますが、これまでに1,000個以上挽いたんですけど、挽いては壊し、挽いては壊しを繰り返していたので、結局、1個も「削り」の作業までいってないんですよ。

昨日、25個の湯呑みを残してあるので、それを削ろうと思っていて、そのまま教室内に置いておきました。

この作品を「削る」タイミングというのは、わりと重要なんですよ。柔らかすぎてもダメだし、硬すぎてもダメです。表面だけ乾いていて、まだ中の方は柔らかいことも多くて、ゆっくり乾燥させていくのがベストだと思います。

口の方はかなり乾燥が進んで硬くなっていましたが、底の方は柔らかいという状態で、特に内側の底の部分は、まだ水分がある状態でした。

最初は、湿台(シッタ)を使って削っていきましたが、腰を削りすぎてしまい、厚さが均等にならず、次々と失敗...次は、ロクロに直接セットしてやり直しました。それでも、ものすごく調子が悪くて、このままだと、25個全部失敗するんじゃないかっていう勢いでした。

こういうときは、続けてもいいことはありません。発泡スチロールに入れて、ゆっくりと乾燥させることにしました。

6~7個削ったんですけど、結局1個だけ残すことにしました。それでもなんかちょっと歪んでるし...(^▽^;)

まっすぐで、やや細身で、新しい挽き方で作った初の湯呑みです。やっぱり嬉しいです。

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時間が少し残っていたので、花器とどんぶりをササッと挽いておきました。このぐらいなら、5分で挽けるんですよ。これまでと同じようなものを作ると時間がものすごく短縮されているのがわかります。これは、すごい進歩ですよ。残すかどうかはわかりませんが、来週まで置いておきます。

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「焼き上がったのが見たい」と言ってくれる人もいるし、釉薬の確認もしたいので、そろそろ焼いてみたいな~と思います。

来週ぐらいには、窯入れできるかもしれません。

7月31日には、小樽のイベント「ナチュラルな暮らし レトロな生活」に出展します。その時に出品する作品のイメージは、頭の中で出来上がっているんですが、それが作れるかどうかは微妙なところです。

結局、技術が身に付かなくては、イメージしたものも作れないと思うので、今は焦らず、技術を磨くことに専念したいと思っています。