世界にひとつだけの器たち

私が陶芸をするためにメインで通っている「新十津川町文化伝習館」は、陶芸の他に織物や染物の講座もやっているし、キャンプ場を併設しているので、これからの時期は色々な人が出入りするようになります。

窯出しが済んだ作品は、教室の入口に並べてあり、誰でも見れるようになっています。持ち帰るときは、計量してもらい、精算を済ませなければなりません。あったりまえですが、失敗したものや残念な色になっていても精算しないといけません。

水曜日あたりに窯出ししたと思うので、ここに飾ってあったのは、3~4日だったと思いますが、私の器を欲しいと言ってくれる人が何人かいたようでした。これまで何度も窯出しをしていますが、こんなにリアクションがあったことはなかったと思います。ここでは使わない粘土を使っているものもあるし、ひとつひとつ化粧土でデザインを変えていたので、珍しかったのかもしれません。偶然その場にいた他の曜日に通っている人からは「どうしてこんな色が出るの?」と質問されましたが、私も最初の頃は全く同じでしたね。粘土も釉薬も色んな種類があるし、何種類かを重ね掛けしたり、濃淡を付ければ、その組み合わせは無限に広がります。

イメージ通りのもの、ガッカリしたもの、予想よりも良かったものなどありました。マグやスープカップに関しては、行き先が決まっているものではなかったので、気に入ってくれる人にその場で販売しました。いつも思いますが、私があまり気に入らなかったものでも、気に入ってくれる人がいるんですよね。そんな人に使ってもらえるのが、器にとっても最善だと思います。

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すでに手元に残っていないものもありますが、写真だけは全部撮ってあるので、粘土や釉薬の組み合わせを記録しておきます。

まずは、大きめのマグから。粘土は「信楽赤土」を使っていますが、飲み物の色が見える方が好きなので、白化粧土で装飾をしているものが多くなっています。化粧土が剥離するのが心配だったので、口の部分は釉薬のみです。

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反対側はこんな感じです。三角の内側には、桃化粧土を塗っていますが、白化粧土との違いはあまりないようです。

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途中経過の写真を撮っていても、きちんと記録を残していないとすぐに忘れてしまいます。仕上がりの色を見ると、桃色ではなくて黄色の化粧土を使ったかもしれません。こちらは、上のマグとセットで里親が見つかりました。

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上半分に「ワラ灰マット」を掛けてから、全体に「透明」を潜らせたと思います。

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過去の写真を振り返ることがありましたが、よくあの出来栄えで、ここまで続けられたなと感心することがありました。それぐらい私の作品(と呼べるものではなかった)は、ひどかったんです。でも、作るのが楽しくて楽しくて仕方なかったですね。

色々な粘土や釉薬を試し、教室をハシゴし、師匠を変え、窯を変えてきました。山に登るようになってからは、粘土に触れる時間はめっきり減ってきましたが、こうして10年続けていれば、それなりのものが作れるようになるんだなぁ~と思いました。色々やっているように見られますが、スイッチが入っている事柄に対して、すごく集中しているのだと思います。

形が良くても、色がダメというのは結構あります。ネットで粘土や釉薬の組み合わせを調べても、思い通りにならないことが多いです。きちんとデータを取り、経験値を積み重ねていくしかないんだと思います。私は何をするにもとても飲み込みが悪いタイプですが、奥が深いものほど長く続けられると思います。

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形は好きなんだけどね。ベースが濃い赤粘土なので、その上に桃色の化粧土を使っても保護色にしかならないということがわかりました。縄文式かな。

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ツルツルした素地が好きな人の方が多いような気がしますが、私は断然マット派です。どこの教室でも「白マット」は用意してくれていますが、ここの釉薬はあまりマット感が出てこないんです。濃度の違いなのか、温度なのか、釉薬のメーカーの違いなのかもしれません。

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やっと末広がりの形が安定して挽けるようになってきました。

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こちらも上のとほぼ同じですが、白化粧土を刷毛で塗った後で、格子状に掻き落とし、適当に色化粧土を塗っています。白マットを掛けると、白が強く出てくるので、色化粧土を使っている部分はうっすらと出ているだけです。

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掻き落とす理由のひとつに軽量化ということがあります。300cc以上入るような大きめのマグは、やはり全体的に重くなります。胴から下の比重を軽くすれば、同じ重さでも持ち上げたときに軽く感じるんですけど、なかなかその形も挽けないでいます。

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こちらは色も形も評判がよかったんですが、釉切れしてしまって、処分品になりました。とても気に入ってくれた人がいたので、そのまま寄贈しました。ポンスでキレイな丸を付けて、その中に色化粧土を塗っていますが、釉薬でほとんど見えなくなっています。

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ポンスを使って、凹みをつけた部分の釉切れが目立っていたので、カンナや剣先で掻き落としていった方がいいのかもしれません。

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次はカップ&ソーサーです。こちらの粘土は「半磁器土」を使っています。「透明」を掛けても仕上がりは真っ白になりますが、流れやすい「ワラ灰マット」を使ってみました。

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点々の部分は、黒化粧土をドット状に書いていますが、やはり流れていますね。発色は黒ではなくネイビーに近いです。桃化粧土はとても淡い色になりました。

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こちらは「透明」を全体に掛けています。黒化粧土の点々がクッキリと出ています。黄化粧土の発色がイマイチでした。濃度の問題なのかもしれません。

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半磁器土を使ったカップは取っ手を付けるのにとても苦労しました。

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他の色化粧土と違い、空化粧土は不思議でした。「白マット」を掛けてもかなりキレイな空色に発色しています。

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掻き落とした模様は三角です。

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こちらは「透明」を掛けたものです。化粧土の発色はとてもいいですね。個人的には「呉須」の方が好きですが、キレイな空色になります。

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写真では分かり難いですが、ソーサーにヒビが入ってしまいました。

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何度も失敗して、結局、取っ手を付けなかったものが4点ありました。こちらは、黄色と空色の化粧土を使いました。気に入ってくれた人がいたので、すでに販売済です。

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掻き落とし具合が自由な感じです。せっかくの手作りなので、それでいいんだと思うようになりました。窪みがあるので、持ちやすくなっています。

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上と同じ組み合わせですが「ワラ灰マット」を掛けると、化粧土の色がほとんど消えてしまいました。

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これも取っ手はありません。

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化粧土を掛けて掻き落としている時には、このデザインがとても気に入っていましたが、こちらも取っ手がうまく付かなかったです。とても可愛らしい感じの色になりました。

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気に入ってくれる人いるかな~?

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桃化粧土の発色もなかなかキレイでした。こちらも取っ手が付かなかったので、苦戦した痕跡が残っていました。

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乾燥が進みすぎた半磁器土は本当にやっかいでした。

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次は、スープカップです。大きさを正確に計って挽いているわけではないのですが、取っ手の位置を上の方にしているので、それなりに重ねられます。スープでもサラダでもドレッシングでもヨーグルトでも何でも使えるように少し大きめです。レンジでチンしても取っ手までは熱が伝わらないので、案外使い勝手はいいと思います。

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粘土は教室でみんなが使っている「信楽並土」です。萩土を混ぜて再生することもあるので、同じ釉薬を使っても、仕上がりの色味はその時によって少し違うかもしれません。「イチゴみたいで可愛い」と気に入ってくれた人がいたので、そのまま販売しました。

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こちらも「透明」かな。空化粧土がキレイに出ているし、粘土の色も出ています。

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こちらは黄化粧土と「透明」の組み合わせです。黄色の発色が良かったです。

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空化粧土を先の細い刷毛で適当に描いて、ポンスで丸く印を付けたものに色化粧土で丸の中を塗っています。白マットを掛けても、空化粧土の発色はいいですね。

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こちらは色化粧土3色を使って「白マット」を掛けています。

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三角の下地に黄化粧土を使っていますが「ワラ灰マット」で完全に消えたようです。

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こちらも「ワラ灰マット」の色が強くて、色化粧土はうっすらと残っているだけです。

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半年前に素焼きが終わっていたお茶碗も焼けました。右側のが底にうっすらとヒビが入っていたので、廃棄しようと思ったら、全部欲しいと言ってくれる人がいたので、2つは販売し、1つはプレゼントしました。以前は丸いフォルムのお茶碗が好きでしたが、今は真ん中のがいいかな~と思うようになりました。高台の好みも変わってきました。

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風鈴も焼き上がりましたが、まだ組み立てが終わっていないので、後日アップします。

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フタモノ。

ヨーグルトと豆腐の水切りができる「ミズキレール」の開発をしています。市販されているものもあるし、コーヒーフィルターやキッチンペーパーを使って水切りをしている人もいますが、自分で作れるなら作ってみようかなと思いました。ヒマ人なんだな~。

ちなみに市販品にはこんな感じのものがあります。千円ぐらいなら買ってもいいんじゃないかって? まぁ、そうなんですけど、やっぱりヒマ人なんだと思います。

水切りにはそれなりの時間がかかると思うので、衛生面のことも考えて、やはり蓋があった方がいいかなと思いますので、久々のフタモノでございます。削りで失敗することを考えて、本体4個、蓋を少し余分に挽いておきました。すると、何と言うことでしょう。

本体がひとつも失敗しないで、削れたんです。乾燥が進みすぎちゃったかな?というぐらいになっていましたが、ちょうど良かったのだと思います。腰や胴の部分はやや厚みがあるので、重量感はありますが、あとは掻き落としで何とかなるんじゃないかと思います。しかも、蓋がピッタリと合うのです。「沢山作っておけばどれか合うかな~」という超ざっくりな性格が功を奏したようです。

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手前の小さいお皿は、穴を空けて水分を下に落とすスノコとして使うつもりでしたが、水切りヨーグルトは水分がかなり出てくるようなので、高さが足りないような気がしてならないので、タタラで作り直すかもしれません。そもそも「水切りヨーグルト」というものを作ったことがないので、どのぐらいの水分が出るか分からんのですよ。(^▽^;)

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そして、こちらは水曜日のサークルで挽いておいた小ぶりな風鈴です。家に持ち帰って削りのタイミングを合わせる予定でしたが、なかなか乾燥が進まなかったです。1個失敗して、9個残すことにしました。このぐらいのサイズがちょうど良いんじゃないかと思うようになりました。次回、紐を通す穴を空けて、化粧土を使って装飾を施していきます。

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発泡スチロールに入れて、乾燥が進み過ぎないようにしっかり蓋を閉めておきます。

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この後、ビュ~ンと富良野の「楽葉窯」の窯焚き見学に行ってきました。作家の恒枝氏は、ふらのクリエイターズマーケットの実行委員長をされていましたが、昨年後半から色々とあり、とうとう北海道を離れることが決まったようなので、ここでの最後の窯焚きになります。ここに来たのは2度目になりますが、色々お話を聞けたので、窯元巡りの記録として後日書こうと思っています。

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ロクロ挽きと薬掛け

北海道は冬に逆戻りしたお天気で、朝はアラレが降っていました。しばらく運動していないので、体力作りのために少し走ろうかと思ってたんですけど、寒くて全然ダメですね。冬が好きなくせにこの時期の寒さは堪えます。(^^ゞ

今日と明日で終わらせなければならない作業があるので、今日も朝から陶芸教室にやってきました。

まずは、先週挽いておいた「ミズキレール」の乾燥チェックです。昨日、電話をして発泡スチロールの蓋を開けておいてもらいましたが、まだ削れるほど乾燥が進んでいなかったので、このまましばらく置いて、また元に戻しておきました。

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急ぎで作りたかった分が終わり、一区切りついたので、私の器を使っていつも美味しそうなカレーを作っているお友達へ新作をプレゼントしようと突然思いつきました。きっと彼は将来、カレー屋さんでもやるんじゃないかと思います。

何年か前の器をヘビロテしてくれていますが、私の技術も少しは上がってきたと思うし、器が違うと気分も変わると思います。いつも使ってくれるのは私も嬉しいし、何より器冥利に尽きるじゃないですか〜。

粘土は教室でメインで使っている信楽並土を使いましたが、最初は粘土が柔らかくて、何度も失敗しました。

土練機にかけて、石膏板の上で練り直して、やっとペースが上がってきました。大きさはあまり意識しないで、スタッキングしやすいようにフォルムを合わせるようにしています。口が薄くて、腰が厚いと見た目よりも重く感じるので、口をやや厚めにしています。同じ重さでも、重心を上にした方が軽く感じるようになります。

粘土の状態がベストだと、1時間もあればこのぐらいは挽けるようになりました。教室の粘土を使えば、自分で粘土を再生する手間も掛からないので気楽に挽けます。これを全部発泡スチロールで保管するとかなりのスペースを取るので、乾燥棚の下段でそのまま乾燥させて、明日タイミングが合えば削りたいと思います。シンプルな方がお料理が映えるので、色柄はシンプルにしようと思っています。

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次は素焼きが終わった作品の薬掛けです。赤粘土を使ったマグが6点、お茶碗が3点、信楽並土を使ったスープカップが7点、半磁器土で大苦戦したカップ&ソーサーが8セット、風鈴が23点ありました。ほとんど、白化粧土や色化粧土で装飾を施しているので、色の濃い釉薬を使うと、装飾が見えなくなってしまうので、透明に近いものを使っていきます。

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使う色は「透明」と「ワラ灰マット」と「白マット」の3種類にして、それぞれ分けてみました。白マットは下地の装飾が消えてしまうかもしれませんが、呉須を使った場合は、うっすらと出てくるので、色化粧土がうっすら出てくるのではないかと思ったので、試してみることにします。

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上から見るとこんな感じです。使った色は満遍なく分けたので、色見本としては十分な結果が得られると思います。こうやって最初に分けてしまえば、薬掛けはあっという間に終わります。

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お茶碗は半年前に素焼きが終わっていたものです。こちらは「海鼠」や「白萩」などの釉薬を掛け合わせたりしていますが、どんな組み合わせだったかは定かではありません。(^^;)

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高台についた釉薬を拭き取り、棚に乗せておきます。

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そうこうしているうちに先生が窯詰めをしてくれました。まだまだスペースはありますが、これで本焼きになりそうです。私の器たちは3段ぐらい使ってるかな~。来週には焼き上がりますが、支払いも待っています。

聞いた話によると、精算金額の一番多い人はダントツで『私』だそうです。1年の半分ぐらいはお休みしてますが、やる時はやるからね。(^^ゞ

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今日で3回目になる親子は、お兄ちゃんが増えて、削りの工程に入っていました。先生の補助はありますが、子供たちはロクロ挽きが驚くほど上手なんですよ。心が真っ直ぐだからかな~。これからは焼成の間隔も短くなってくるので、それほど待たなくても焼き上がると思います。自分で作った器が出来た時はとても感動するし、今でも窯出しはワクワクします。モノ作りってホントいいですね~。

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まだまだやることが残っているので、続きはまた明日。

小さな風鈴

年末までの予定をざっくりと立てたので、それに向けてコツコツと準備を始めています。趣味といえばお金がかかるものが多いですが、陶芸はとても優秀な趣味だと思います。自分で窯を持つところまでいかなければ、粘土と手ロクロとちょっとした道具があれば十分だし、それほど力もいらないので、歳を取っても続けられます。手先を動かしたり、考えたりすることは、脳にもいい刺激がありそうだし、自分で作った器は実用的に使えます。さらに技術や個性が身に付いてくれば、買い手がつくようになるかもしれません。

私が陶芸を初めてから、今年でちょうど10年目になりますが、それまではずっとパソコン漬けの毎日でした。常に昼夜は逆転していましたが、30歳を過ぎた頃から身体に色々な症状が出てきました。寝ようと思って目を閉じても眠れず、目の奥が痛み、頭の中がずっとギラギラしていました。食べない、寝ない、外に出ない・・・という生活スタイルを10年ほど続けていたので、不健康そのものだったと思います。

今は、スマホブームで同じような症状で苦しんでいる人がいるかもしれません。電磁波は身体に蓄積していき、ゆっくりと心身を蝕んでいきます。何事にも表と裏があります。デジタル機器はとても便利なものですが、それと引き換えに失うものもあると思います。

自然なものに触れることで、身体に溜まった電磁波は抜けていきます。

色々な出会いときっかけがありましたが、陶芸や登山を始めるようになったのは、身体がそれを求めていたのだと思います。何かを始めたことも、辞めたことも、それらは偶然ではなく必然だったのでしょう。

動く時は動く、休む時は休む。効率よく仕事をして、終わったらスイッチを切り替える。何事もバランスを取ることはとても大切なことだと思います。

4月からは月曜日のパソコン教室も始めたし、火曜日の【えびす】も復活したので、連日タイトなスケジュールを入れていますが、だからといって忙しいというわけではありません。やりたいことを実現するための必要な準備であったり、必要な人と会う時間であったり、自分がやりたいことをやっているだけです。

結局は、自分が楽しく生きるために動いているだけなので、全ての行動と経験は自分の糧となっていきます。今までは、家に帰るととりあえずテレビのスイッチを入れて、さほど興味もないのにダラダラ見ていることが多かったのですが、今はテレビもあまり見なくなりました。ダラダラする時間を減らすと、色んなことができるようになりました。

仕事が終わってからもパソコンに触れる時間が長くなってきたので、目の疲れや肩凝りなど、少しずつ疲労が溜まってきますが、そんな時はこれまでよりも粘土に触れる時間を長くしたり、ゆっくりお風呂に入ったり、バランスを取っていきます。日々の生活の中でも、オンとオフのスイッチを切り替えるようにして、メリハリを付けるようにしています。

今日は他の予定がなかったので、陶友会に行ってきました。前回行ったのが1ヶ月ほど前になりますが、水曜日の夜は他の予定を入れることも多いので、ここでは「ロクロで挽く」という工程だけをすることになります。

削りカスを再生した「半磁器土」を使って、小ぶりな風鈴を挽いておきました。マグやお皿は、好みの大きさや深さがありますが、風鈴に関しては、音色とデザインが決め手になると思います。吊り下げるものなので、小さい方が多少は軽くなるし、片付ける時にも邪魔になりません。

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削りのタイミングを合わせるために、持ち帰って養生します。この状態を保ったまま持って帰るのが最大の難関です。

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1ヶ月前に挽いたマグも持ち込んでおきました。色化粧土を掛けて掻き落としたものです。来月になったら、素焼きと本焼きが出来そうですが、タイミングが合わず、薬掛けをお願いすることになるかもしれません。

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皆さんおしゃべりをしながらも、手を休めることなく、作品作りに集中しています。板さんはヤル気ないみたい。(笑)

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前にキャンドルポットを作るために仕入れたテラコッタ粘土が残っているので、ガーデニング用の鉢やオブジェを作ってみようと思いました。今から作っておかないとお花の季節に間に合わなくなっちゃう~。ガンバロー。

絵付けと「ミズキレール」の試作

前日の付かない取っ手が気になっていたし、残した作業も多かったので、朝から陶芸教室に来ました。恐る恐る発泡スチロールの蓋を開けると、8個のうち、4個がダメでした。やり直しているうちに、さっきまで大丈夫だったマグの取っ手が取れたりして、結局、昨日と同じことをやり直しました。

同じことを繰り返している時、何故こんな風になってしまったのか考えました。

マグ本体の乾燥が進みすぎていて、通常ならば接着剤の役目をするドベが全く役に立たず、接着のために本体に付けた傷はどんどん深くなってしまいました。やり直しをしてからも、根本から外れてしまったものもありました。取っ手に使っている粘土は、削りカスを再生させたものだったので、それが原因だったかもしれません。まだ粘り気が足りなかったので、乾燥が進むにつれて、亀裂が入ってしまうのでしょう。

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しかし、マグに時間を掛けてばかりはいられないので、他のことを先に終わらせることにしました。それなりに重なるスープカップの絵付けが残っていたので、色化粧土3色を使って適当に掻き落としました。どんな色味になるか仕上がりを見てから、少しまとまった数を作ろうと思っています。取っ手を上の方に付けているので、こんな風にそれなりに重なります。

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次は風鈴の絵付けです。今年は全部違うデザインにしようと思っているので、夏っぽいイラストが描けたらいいな~と思いますが、それを考えているだけで、とてつもない時間がかかるので、|と○と△と□と×を組み合わせたものが多くなっています。こうやって使うパターンを決めておくと、案外ペースよく進んでいきます。

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大きすぎるもの、重すぎるものはボツにして、23個残すことにしました。写真では渋めに見えますが、このまま透明釉を掛けると、かなり鮮やかな色になると思います。来週までに素焼きが上がっていると思うので、透明系の釉薬を何種類か使って試してみたいと思います。風鈴は沢山飾るものじゃないので、全部違うっていいじゃないですか~。

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そして、残った時間で「ミズキレール」の試作品を作ってみます。業務用のコーヒーフィルターでヨーグルトと豆腐の水切りができるような2WAY使用のものを考えています。自分用に作っているだけですが、リクエストがあれば一緒に作りますよ。

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そして、昨日から苦戦していたマグは、結局4個ダメでした。こんなに取っ手を付けるのを嫌がられたのは初めてです。(^^ゞ

嫌がってるものを無理に付けてもダメなので、取っ手を外したフリーカップにしました。ロックグラスとしてもいいかもしれません。

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来週は薬掛けで、再来週には窯出しができると思います。焼き上がりの雰囲気はガラッと変わると思いますが、いい雰囲気に焼き上がればいいなぁ~。

付かない取っ手

今年もあっという間に4月に突入しました。GWあたりからは課外活動に繰り出そうと思っていますが、今は制作に集中しています。天気がいい日は、スノーシューでハイキングするのもいいなぁ~と思いますが、ここ数年の傾向として、その時期が来たら自然にスイッチが切り替わることが分かりました。(^^ゞ

先週、絵付けができずに残しておいたマグが8個あり、乾燥が進み過ぎないように発泡スチロールに入れておきました。絵付けをしようと蓋を開けてみると、何と言うことでしょう!

取っ手が折れていたり、根元から取れているものがありました。

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本体の部分に残った粘土をキレイに削って、再度、ドベを用意して、取っ手を付け直しました。本体はかなり乾燥が進んでいて、取っ手の部分はまだ柔らかい状態だったので、再度、発泡スチロールに入れて養生しました。待っている間に、問題なさそうなものは、色化粧土で絵付けをしていきましたが、次から次へと取っ手に亀裂が入っていくのです。

粘土は「半磁器土」を使っていますが、どうもうまくいかないのです。順調にいったのは、先週のうちに、絵付けを終わらせたものだけでした。それ以外の7個は全部付け直したと思います。何度も取れたものもありました。壊して粘土に再生しようかと思いましたが、色化粧土で絵付けをしてしまったので、このまま再生すると、粘土に色が混ざってしまいます。

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空化粧土を使って掻き落としたものですが、化粧土の部分は鮮やかな青になると思います。右側のが気に入ったんですけど、何度も何度もやり直しました。写真ではうまく付いているように見えますが、乾燥が少し進むと真ん中から亀裂が入ったり、根本から取れたりします。

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こちらは、黄化粧土と空化粧土の2色使いです。一応、ソーサーも合わせています。

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こちらは、黄化粧土と黒化粧土です。先週来ていた女の子が時々様子を見に来るんですけど、色使いのアドバイスをしてくれます。(^^ゞ

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先週作っておいた風鈴の「舌」もいくつか亀裂が入っていたものがありましたが、大丈夫そうなのを残すことにします。かなり歪なものもありますが27個残します。風鈴本体は釉薬を掛ける予定ですが、こちらはそのまま焼き締めます。

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取っ手の付け直しに時間を取られてほとんど作業が進みませんでしたが、まぁこんな日もあります。風鈴の絵付けを残したままなので、また明日もがんばります。

大切なこと

天気のいい週末になりましたが、今日も朝から陶芸です。3月に入ってからは体を動かすことも少なくなってきたので、筋肉が落ちて、ダルダルな体になってしまいますが、色んなことを同時にやるとどれも疎かになってしまうので、今は陶芸に集中しています。山の計画もぼちぼち決めているので、4月に入ったら、登り筋を付けるために少しずつ運動を始めようと思います。

貧血が改善されてからは、目覚めがとても良くなって、毎朝5時半ぐらいには自然に目が覚めるようになりました。この時間から起きていると仕事に行くまでに結構な時間が取れるので、朝起きたらヨガをやろうかな~と思って、新しいヨガマットを準備しました。若い頃は完全な夜型で、夜中はずっとパソコン漬けでしたが、今では日付をまたぐ前に眠ってしまう方が多いかもしれません。以前の私を知っている人は私の変わりように驚きますが、一番驚いているのは私自身だと思います。人って変わるもんだな~。

先週、絵付けや掻き落としをしようと思って持ち帰った「風鈴」と「カップ」がありましたが、結局、何もせず・・・そのまま教室へまた運びました。やはり、教室の方が設備が整っているし、他のことに気を取られることもないので、こうやって足を運ぶ方が向いてるんだと思います。何かに取り組むときの向き合い方は人それぞれですが「向き合う時間を作る」ということは、とても大切だと思います。

乾燥が進みすぎて、ちょっと固くなってしまった風鈴は、ポンスで紐を通す穴を空けておきました。去年は釉薬を使わず、焼き締めたものがほとんどだったので、穴がふさがることはなかったんですが、今年は釉薬を掛けようと思っています。あまり小さい穴だと釉薬で塞がってしまう可能性もあるので、注意しないといけません。ちょっと重いのもあるし、微妙な形のもあるので、さらにボツにするものがあるかもしれませんが、初回ロットとして20個ぐらいは残そうと思います。釉薬で迷う必要がないように色化粧土を使って、絵付けや掻き落としをしようと思っていましたが、とてつもなく時間がかかりそうだったので、来週に持ち越しです。

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次にクレイガンを使って「舌」の部分を作っていきます。先端に好みの型をはめて、粘土を入れて、注射器のようにブシューっと絞ると出てきます。

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去年は、三角やハートなどの形も作ってみましたが、今回はほとんど雫型にしました。大きさは「沢山作ればどれが合うでしょう~」という相変わらず適当なやり方です。まだ粘土が柔らかいので、発泡スチロールでしばらく保管しておき、ほどほどになったらキレイに成形します。こちらも来週に持ち越します。

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お次は、昨日挽いておいたソーサーを削ります。昨日、乾燥棚にそのまま置いておきましたが、表面だけ乾燥しているかと思いきや、午後になるとちょうど削り頃になっていました。ひとつもロスすることなく削れましたが、薄く削りすぎたものもあったので、ひょっとすると来週になったらヒビが入っているかもしれません。

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水切りヨーグルトを作るための「ミズキレール」の開発中ですが、水を切るための穴をポンスで開けていきましたが、まだ底の部分は柔らかくて、しかも薄かったので、底に大きな亀裂が入ってしまいました。これは完全にアウトです。蓋も作りましたが、サイズも合っていなかったので、どちらもボツにしました。本体に直接穴を空けるのではなく、本体と水切り用のすのこ状のものにした方が使い勝手がいいような気がしたので、次回作ってみようと思います。

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そんなこんなで、掻き落としもほとんど進まず、カップ&ソーサーはひとつだけ出来ました。黒化粧土、桃化粧土を使っています。化粧土が乾いたところで、先の細い剣先などで掻き落としていきます。今年はすべて違うデザインにしようと思っているので、これが結構時間がかかります。粘土は半磁器土を使っているので、焼き上がりは真っ白になります。腰より上は削らないようにしているので、ちょっと重いかもしれません。半磁器はコシが弱いので、できるだけ手数を掛けずに挽かなければいけません。

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昨日削って取っ手を付けたスープカップは、スポンジで取っ手を整えていたら、ポキッと取れてしまったので、化粧土を掛けて掻き落とししてから、再度付け直しました。粘土は信楽並土を使っているので、ベースは白系になります。白化粧土を掛けてけて、掻き落とした部分に桃化粧土、黄化粧土、空化粧土を塗っていきました。丸と三角と四角しか描いていません。(^^;) あと5個残っていますが、こちらも来週に持ち越します。

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今日は先生の講座の日ではないのですが、先生が覗きに来ました。すると、見学に来た人も何人かいて、手ロクロで陶芸体験していかれました。雪が解けてきて、もうすぐで北海道も過ごしやすい季節がやってきます。私は冬が好きなので、雪がなくなるのはとても寂しいですが、春は色んなことが動き出す感じがしますね。土に触れることは、精神衛生上とてもいいことです。機械化で大量生産が進んで、何でも安く手に入る時代ですが、自分で使うものを自分で作れるというのは本当に素晴らしいことです。作ったものを大切にするし、創造力が育まれます。

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私もこの歳になって、やっと大切なものが分かってきたような気がします。モノ作りを通して、技術だけではなく、思考や感性など色々なことが育てられていきます。外でアクティブに過ごすのもいいですが、こうやって自分の内側の感覚を感じながら、じっくり取り組むのもいいものです。

気持ちを込めて、てまひまを掛けて、大事に作ったものは、きっと使い手にも伝わるのだと思います。

それなりに重なるスープカップ

午前中はパソコンのメンテナンスのお仕事があり、数台のパソコンと格闘していましたが、昼過ぎに終了したので、陶芸教室に向かうことにしました。土曜日の午後からは先生の講座があるので、予約がいっぱいで入れないこともありますが、今日は滑り込むことができました。

先週、削り残したスープカップがカチコチになっていやしないかと心配していましたが、ベストな状態で削ることができました。タイミングが合うと、時間もかからないし、とても気持ちよく削れます。7個を15分ほどで削れたので、1個2分ぐらいでしょうか。私にしては上出来です。ロクロ挽きと削りに関しては、できるだけ手を掛けず、時間を掛けないのがベストだと思います。

それなりに重なるように取っ手をつけているので、カップの口よりも取っ手の方が高い位置にきちゃうんですよね。取っ手部分の粘土が安定するまでは、逆さまにしていますが、発泡スチロールの蓋の端を使って、こんな風に置いています。

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取っ手部分の粘土がそれなりの固さになったら、イメージの形に整えておきます。この段階では、カップ本体と取っ手部分の粘土の乾燥具合が違うので、すぐに乾燥棚に乗せずに一晩ぐらいは発泡スチロールの中で養生した方がいいと思います。化粧土を掛けたり、掻き落としたりするならば、取っ手を付けるのは、その後でもいいと思います。

トンボを使って正確に同じサイズで挽いているわけではないので、大きさやフォルムはちょっとずつ違いますが、取っ手がこの位置に付いているので、それなりに重ねられます。しかも、電子レンジでチンした場合に、取っ手の部分までは熱くならないので、なかなかの優れものなんですよ。

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残った時間で、先週削った半磁器土のカップに合わせるソーサーを挽いておきました。久々のソーサーでしたが、ほぼ同じサイズで挽けました。つーか、このサイズでしか挽けないのか~。(笑)

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こちらは試作品ですが、水切りヨーグルトを作るための器「ミズキレール」を作ってみようと思います。業務用のコーヒーフィルターがセットできるぐらいのサイズがいいかな~と思っています。

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続きは明日~。

修復できないヒビ

3月中旬を過ぎると、山の様子はガラッと変わってきます。気温が低く風が強い日はカリカリになり、天気が良くなるとバシャバシャのザラメになり、天気によってすごくバラつきがあります。今日はスノーシューで、のんびり山を歩くスノーハイクの予定でしたが、朝から生憎の雨だったので急遽中止にしました。冬期間の雨は雪よりもやっかいで、風が強ければ一気に体温を奪っていきます。やはり冬山を楽しむには1月下旬~2月が安定しています。

そんなわけで、予定を変更して陶芸教室に向かいました。2週間前に挽いたマグの削りと化粧掛けをしていきます。

私の場合、陶芸スイッチが入っている期間でも、週に1度か2度のペースなので、ロクロで挽いた粘土は、発泡スチロールに入れて、1週間ほどかけてゆっくりと乾燥させていきます。1週間、蓋を閉めっぱなしにしたままだとほとんど乾燥が進まないので、時々先生に様子を見てもらい、削るタイミングを合わせていきます。

急いでいる時は、土曜日に挽いて、翌日に削るということもありますが、冬期間の暖房の効いた室内では、一晩蓋を開けっ放しにしていると、口の部分の乾燥が進みすぎてしまうことがあります。

挽いたままの粘土は歪んでいることもあるので、削る時にそれを修正するために手でギュッと押すことがありますが、そんな時は確実にヒビが入ります。私はこれが非常に多いです。多分、性格の問題なんだと思いますが、水に潜らせて、発泡スチロールに戻して、しばらく置いておけば、柔らかくなるのにね。(^^ゞ

こうなった時にはどうやったって、元には戻りません。何とかして修復できないかと、色々試みましたが、全体の乾燥が進むにつれて亀裂はさらに広がっていきます。気に入っている形だったりすると余計に何とかしようとするんですが、結局は時間の無駄になるので、潔く諦めて粘土に戻した方がいいです。素焼き前なら、何度でも再生できるんだから。

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最初に挽いたのは8個でしたが、残ったマグは6個になりました。まだまだ削りの感覚も戻っていなくて、結構時間がかかっています。化粧土を掛けて、掻き落として・・・という作業を繰り返していると、あっという間に何時間も経ってしまいます。

使っている化粧土は教室にあった「白化粧土」の他、自分で仕入れた「桃色」「黄色」「空色」の4色を使っています。細かい作業はとても苦手なんですが、ひとつひとつ気持ちを込めて作ることを心がけています。大きめのサイズなので、重さも気になるところです。軽量化のために苦し紛れで、鎬(しのぎ)を入れることもあります。

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飲み物の色が見える方が好きなので、内側にも白化粧土を掛けていますが、このまま「透明」の釉薬を掛けると、粘土の赤が強く出ると思います。「白マット」だと化粧土を掛けた部分が隠れて全体的にグレーになると思うので、最終的な色は釉薬でかなり違ってくると思います。

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午後からは先生の講座があるので、久々に先生や他の生徒さんと会いました。半年ぶりぐらいかな?(笑) 先週、挽いておいた風鈴の削りに取り掛かりましたが、やはり重さが気になり、底を抜いてしまったものもいくつかありました。かなり残してしまいましたが、失敗しながらも翌日に全部削りました。

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こちらも翌日に持ち越した半磁器土を使って挽いたマグです。こちらはサイズが小さめなので、ソーサーも挽いてセットにしようと思います。

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取っ手や化粧掛けは間に合わなかったので、持ち帰って作業することにします。

テーマを決める

厳寒期が過ぎて、春の暖かい日差しが差し込む季節になりました。今日はとてもいいお天気だったし、前日にはかなり雪が降ったエリアもあったので、パウダースノーを楽しめたかもしれません。最高の山日和だったと思います。朝一番で陶芸教室に向かう途中に見える樺戸連山がとても美しかったです。ちょっとだけ羨ましくも思いましたが、今は気持ちを集中させて陶芸一筋でいこうと思っています。

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再利用できる粘土が残っているので、何も買わないつもりでいますが、特殊な粘土だけはどうしても準備しないといけません。陶芸.comでポチッと「半磁器土」を仕入れておきました。「半磁器土」はこれまで何度か使っていますが、吸水性が一般の陶器より小さく、磁器に近い性質を持った白色の粘土です。

去年は主に「風鈴」で使いました。風鈴作りに関しては、自分なりにかなり研究したし、肝心の音色も良かったので、今年も風鈴を作ろうと思っていました。北海道では風鈴を飾る習慣はあまりないし、飾る期間も短いですが「音で涼をとる」というのは、日本独自の文化だそうです。そういうのって何だか素敵じゃないですか~。

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昨晩届いたばかりの粘土を車に積んだままにしておきましたが、封を開けると表面の水分がシャリシャリに凍っていました。粘土は凍らせるとよくないので、冬期間の保管は慎重にしなといけません。冷え冷えの粘土を4等分して菊練りをしていきます。とても冷たかったので、ざっくりしか練れていません。

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吊り下げるので、重さを考えて、小ぶりな方が安心かなと思っていますが、風鈴の形、厚さ、大きさによって音色が変わると思うので、色々な形を挽いてみました。半磁器は一般的な信楽の土よりもコシがないので、手を掛けすぎるとすぐにヘタっていきます。薄く挽こうと意識しすぎて、何度も手を掛けたものもありました。ダメだと思ったものを何とか修正しようとして時間を使うぐらいなら、次の1つを挽いた方がいいです。

とりあえず風鈴30個作ろうと思ったので、33個挽いておきました。削りで10%は失敗するでしょう。(^^ゞ 残った粘土でマグも8個挽いておきました。

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上から見ると、歪みがひどいのもありますが、半乾きの状態になったら修正が効くので、今はこのままにしておきます。これでちょうど10kg分の粘土を使いましたが、削りの行程で半分以上削ぎ落とされると思います。

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タイムリミットを決めて作業をしていますが、残り時間が20分ほどあったので、教室の粘土を使ってスープカップを挽いておきました。それなりの大きさと深さがあり、ヨーグルトやスープなど、色んな場面で登場するので、私の中ではヒット商品です。

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先生が時々粘土の様子を見てくれるので、こちらで保管してもらいます。発泡スチロール5箱とはなかなかの気合いです。(笑)

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こちらは前日の土曜日に1時間だけ時間があったので、赤粘土で挽いておいたものです。こちらも取っ手を付けて、マグにしようと思っています。

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上から見ると歪んでいるが分かりますね。久々のロクロ生活はまだ本調子ではありませんが、3月中にできるだけ成形をしたいと思っています。

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蓋を開けたまま一晩置いたら口の部分がすっかり乾燥していました。無理に歪みを直そうとしたら、ヒビが入ってしまったので、半分に割って厚さのチェックをしてみます。「口」と「腰」を比べると、若干「腰」の厚みはありますが、まぁまぁじゃないですかね~。(^^ゞ

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ダメ元ですが、6月下旬に札幌ドームで行なわれる「サッポロ モノ ヴィレッジ」にエントリーしようと思っています。道内各地からレベルの高いクリエイターさんが沢山集まると思うので、微妙なものを色々出しても、箸にも棒にも掛からないと思いうので、テーマをギュッと絞っていきたいと思います。エントリー資料は写真1枚のようなので、あとは写真の腕が鍵になるかなと思います。(^^ゞ

次回は削りに集中ですね。がんばろー。