紙袋がアートになる日

15回目を迎えるたきかわ紙袋ランターンフェスティバルに行ってきました。毎年この時期に行われていますが、1日限り、しかも点灯時間はたった3時間というイベントです。

たきかわ紙袋ランターンフェスティバル

平成15年から行われている、市民参加型のイベントです。
材料は至って簡単な、普通の紙袋。

毎年市民の方々が切込み模様を入れたり絵を書いたりした紙袋が、滝川駅前商店街から滝川市役所にかけて立ち並びます。
第14回は、約14,000個の滝川市民と支援者の皆さまが製作した紙袋ランターンが滝川の街中を彩り、約16,000名の皆様にご来場いただきました。

屋外のイベントはなんといっても天気の心配があるので、かなりリスクが高いと思いますが、実行委員会と大勢のボランティアスタッフに支えられ、素晴らしいイベントになってきてますね。天気予報では荒れるんじゃないかと思いましたが、風もなく、寒すぎず、ほどよく雪もあるというベストコンディションだったと思います。

週末は地元にいないことが多いので、タイミングが合えば見に行くという感じですが、年々規模が大きくなっているようで、今年のランターンの数は1万5千個ほどあったようです。会場に着いたのは終了間際だったので全部は回れなかったんですが、きちんと写真に残したいなーと思って、一眼レフ&三脚を持って行ってきました。

1年間、地域の人々がワークショップなどを通じて作った紙袋ランターンが一斉に輝く日です。

メイン会場の太郎吉蔵に着いた時、終了時間の20時になりました。ボランティアスタッフの方々が一斉に片付け始めました。

一ヶ月の成果

1ヶ月前から取り組んでいたマグ作りも今日が最終段階になります。朝、早い時間に先生からの「薬掛け早めにしておいて」とLINEメッセージが届いたので、乾燥棚に乗せた器たちの素焼きが無事に終わったようで、ホッとしました。あとは、釉薬を掛けて窯に詰めて本焼きをすれば、3日後ぐらいに窯出しできます。

教室に着くと、まだ窯の扉は閉まっていました。窯詰めや窯出しといった作業はほとんどやったことがないので、とても緊張しますね。自分の作ったものなら割れてもへっちゃらですけど、他の生徒さんのもありますからね。窯の温度はまだ100℃あって、そっと窯の扉を開けてみました。

上段には少し余裕があるものの、見事に窯いっぱいに入っていました。取っ手のあるスープカップは重ねて詰めていなかったので、いい感じで窯のスペースを占有しています。まだ素手で触るには熱いので、耐火用の手袋をはめてそっと出していきます。

私のでこのぐらいになりました。教室に通ったのは5回でしたが、なかなかの量になりました。イベントの出展予定があるわけでもないのに、よくもまぁ作ったなという感じです。

お友達に頼まれていた焼酎カップは「チタンマット」を吹き付けることにしました。赤粘土にチタンマットを使うとなかなか渋い発色をするので、気に入っています。大きな発泡スチロールと小さなロクロで簡易スタジオを作って、フーッとやりますが、肺活量がアップするような気がしますね。

吹き付ける濃度を変えたり、マスキングテープを使って、少し変化を付けてみたりしました。いい感じに仕上がるといいんだけど。

マグ1個のためにここまで作りましたが、お目当てのマグには呉須と絵の具で絵付けをして「白鳳マット」を掛けておきました。うまく仕上がるか分からないので、1個のためといっても4~5個は作ります。

午後から札幌に行く予定があったので、残りは全て「白鳳マット」を掛けていきました。ナチュラルなアイボリーに焼き上がると思います。

時間切れでスープカップは10個だけ掛けておきました。

乾燥の過程で取っ手が取れてしまったものが2個ありました。素焼き前のものなので、このまま壊して粘土に再生できます。

上の段がすべて埋まりました。他の方の作品もあるので、多分これぐらいあれば、窯いっぱいになると思います。

午後からは、ビューンと高速バスで札幌に行きましたが、前日の大雪の影響で除排雪が追いつかず、市内に入ると大渋滞が続いていました。クリスマス・イブだし、年の瀬だし、札幌はすごい人ですな。都会は便利だけど、私は田舎暮らしが性に合っています。

窯出しは水曜日の予定です。私は仕事なので、お母さんが取りに行ってくれます。イメージ通りに仕上がるといいな。

隙間を埋める

今年中にマグをひとつだけ作りたくて、久々に教室にやってきたのが11月27日のことでした。ちょうどこの日に本焼きのスイッチが入っていて、乾燥棚に乗っている作品はほぼなくなっていました。冬期間は団体さんの体験講座もほとんどないので、焼成サイクルはグンと落ちてきます。当然、年内の焼成予定もありませんでした。

もちろん共同で使っている窯なので仕方がありません。何か作りたいものがあるなら、最低でも2ヶ月前から取り組むのが基本です。それが嫌なら自分で窯を持つしかありません。

「沢山あったら焼くよ」と言われましたが、期限は1ヶ月しかないし、半年以上も粘土に触れていなかったので、どれぐらい作れるかは分かりませんでした。負けん気の強いタイプだし、自分を追い込むのが好きなので「本気でがんばったらどのぐらい作れるんだろう?」と素朴な疑問と妙な闘志が湧いてきました。

頭の中で窯出しまでの日程をザックリと逆算して、ギリギリ間に合うかなと思い、取り組み始めました。こういう時の集中力はハンパないですね。自分でも驚きますが、終わってみると記憶がないこともあります。(笑)

そして、何とか終わりました。順調にいけば次の週末あたりには薬掛けができると思います。

スープカップ26個。取っ手を上の方に付けているので、それなりに重なります。

ひょっとしたら足りないんじゃないかと思って、今日になってタタラのお皿を急遽作りました。楕円が6枚、ボート型が5枚あります。

友達に頼まれた焼酎カップが4個。焼き締め希望ですが、ある程度任せてくれているので、変化を出すためにチタンマットを表面に吹き付けようかと思っています。

3日ほど前に先生に連絡を入れて、乾燥のタイミングを合わせてもらうように調整していましたが、乾燥が進みすぎていました。冬は暖房を入れているので、乾燥が進みすぎることがあります。少し戻そうと水に潜らせて、口を下向きにして保管していたら、口の部分が溶け出してしまいました。普通ならボツにするところですが、スポンジで滑らかにしてこのまま焼くことにします。まぁ、これもアリかなと。小ぶりなものや尖ったフォルムのものは飯碗にしようと思って、高台を普通に削っています。これで6個あります。

先週までに終わっていたお皿が7枚、マグが13個。マグだけは絵付けをしようと思っていますが、他は全部白鳳マットにするかもしれません。

取っ手を付けてしばらく養生しておいたスープカップも棚に乗せて、全部で67個になりました。完全に乾燥するまでにヒビが入ってきそうなものが何点かあったので、少し減るかもしれませんが、棚がいっぱいになりました。マグ1個を作るのに、ここまでやるのもどうかと思うけどね・・・。(^^ゞ 素焼きは重ねられるので、一度にたくさん焼けますが、本焼きは一つずつ並べるので、素焼きの半分ぐらいかな。

ロクロの腕は落ちていますが、予定通りに作業できていて、終了時間にも余裕が出てきて、これは大きな進歩だと思いました。来年は出たいイベントがあるので、自信に繋がりました。

私の圧力を感じたのか、先生が窯詰めをしてくれましたが、熱線が切れてるというんです。(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ…

次の土曜日には素焼きが上がっていると思うので、絵付けと薬掛けをする予定です。大丈夫かな~。

朝から通しで教室に来るときは、コンビニでおにぎりやパンを買ってくることが多いんですが、どうしても野菜不足になるので、今日は気合いを入れてお弁当を作ってきたんです。冬場は汁物を毎食のように食べるので、スープジャーを持つようになりました。おからサラダとひじきサラダも美味しくできました。

年末まで予定が山積みですが、ひとつずつ確実にこなしていきたいです。

ロスのない削り

土日の2日間で上級救命講習(8時間)を受けてきました。普通救命講習は以前受けたことがあったんですが、心肺蘇生とAEDの使い方が主な内容だったと思います。今回は時間が長いこともあって、怪我をした時の止血法や搬送方法など、災害時やアウトドアなどで怪我をした時に役に立ちそうなことがたくさんあって、とても為になりました。2日目には一応、実技試験と筆記試験がありますが、落とすような内容のものではないので、無事に終了しました。

午後からはまっすぐ陶芸教室に向かって、2週間前に挽いておいたお皿とマグの削りをしました。久々の削りだったので、かなり失敗するんじゃないかと思っていましたが、乾燥具合がちょうどよくて、ロスもなく、スムーズに削れました。乾燥のタイミングが悪いと時間もかかるし、失敗することも多いですね。

何も考えないで挽いたので、大きさは適当ですが、大きいもので25cmぐらいあります。焼き上がりで15%ぐらいは縮むと思います。

高台の好みはその時によって変わりますが、最近はこんな感じにすることが多いです。碁笥(ごけ)底とはちょっと違うかな。

マグは13個ありましたが、こちらもロスなく削れました。ちょっと厚みのあるものは鎬(しのぎ)を入れておきました。取っ手を付けた後は下向きで置いておきますが、少し時間が経つと粘土が固くなってくるので、好きな形に整えます。今日はとても調子が良くて、削りが2時間、取っ手付けと仕上げが1時間ほどでした。

時間がないときは、このまま乾燥棚に並べてしまうこともありますが、マグ本体の乾燥具合と取っ手部分の乾燥具合が違うので、乾燥過程で取っ手にヒビが入ることもあります。もう一週間時間があるので、発泡スチロールに入れて、保管しておきます。先週挽いたスープカップが大量に残っていますが、来週まとめて削ります。全部削ればまとまった数になりますが、年内に焼いてくれるかは微妙かな。まぁ、出来る限りのことはやってみようと思います。

午後から大雪でしたが、帰る頃には少し落ち着いていました。あちこちのスキー場がオープンしています。例年よりも積雪量も多いかもしれません。年内は陶芸と本作りで終わるかもしれませんが、年が明けたら、たっぷり滑りに行きたいです。

 

山と言霊 ~第三章~

登山をするようになってから、7年経ちました。そのうち最初の3年は通算でも10回ほどしか登っていないし、そもそもベテランの後をがむしゃらについて行くだけだったので、何の知識も持ち合わせていなかったです。

自分の中で変化を感じるようになったのは、4年目以降でした。ソロで歩くことが格段に多くなり、百名山のことを知り、北海道の山のことをもっと知りたいと思うようになりました。ヤマレコで積極的に情報収集をするようになり、自分の記録も残すようになっていきました。気の合う友達が見つかったり、それまで全く知らなかった高山植物について教えてもらうようなったり、一人では到底覚えることのできなかった知識が身に付いてきました。

その頃から私にきっかけをくれたご夫婦に山の本を作って送ってあげたいと思うようになりました。ざっくりとイメージし始めたのが3年前でしたが、カメラを買い替えたり、長文を書くことを意識したりと、少しずつ準備をしていました。

それからは地味に山行を重ねていきましたが、自分の好きなスタイルがだんだんと分かってきました。北海道の色んな山に行きたいという気持ちは強くても、シーズン中に山に行ける日は限られているので、絶対に行きたいエリアを優先していると、新規開拓することなくシーズンが終わっていました。海外遠征を視野に入れ、コツコツ貯金していることもあって、今年は遠出することも控えめにしていました。

夏山シーズンが終了した10月頃から本格的に本作りに向けて、パソコンと格闘していました。フォトブックサービスを使ったものですが、山に篭っていた間にサービスが急激に進歩していて、考えていたよりもずっと安くプリントできるようになっていました。何年か前はページ数が多いものだと1冊作るのにも1万円ぐらいかかっていましたが、今では数百円から作れるようになりました。

本のタイトルはずっと前から決めていましたが「山と言霊」です。処女作なのに、なぜか「第三章」から始まっていますが、自分の中で順番は決まっていて、これから第一章、第二章も作る予定です。スターウォーズみたい。(笑)

本の内容は色んな山の情報を網羅したガイドブックではなく、山を歩いている時に感じたことをそのまま書き下ろした絵日記みたいなものです。ヤマレコには山行記録としてアップしていましたが、9月22日~25日まで3泊4日で大雪山に篭っていた記録を1冊の本にまとめたものです。

写真も文章も用意していたので、すぐに出来るだろうと思っていましたが、モチベーションを保つのが大変で、思ったよりもずっと時間がかかりました。苦節2ヶ月・・・やっと出来上がりました。あらかじめ決まっている仕様に沿って作っているので、文字はとても大きくて読みやすくなっています。

隣のちっちゃいのは、過去のベストショットの他、簡単な自己紹介と言霊を収録した「プロフィールブック」です。プロフィールブックは毎年更新する予定なので、タイトルに西暦を入れています。

本編はA5サイズ、フルカラー、144頁あります。

すでにfacebookのお友達にはお知らせ済みですが、1,800円+送料190円で販売しています。

大雪山は一番好きなエリアです。そこに行ける人は自分の目で見て欲しいし、そうでない人は行った気になってもらいたいです。何でもインターネットで調べられる時代になりましたが、好きなときに手に取って見れるアナログの本ってやっぱりいいと思います。がんばって作ったので、読んでもらえると励みになります。

昨日はヤマレコを通じて仲良くなった533mさんと忘年会をしましたが、誕生日が近かったこともあり、手作りケーキでお祝いしてくれました。Ryo君も駆けつけてくれて、誕生日をこんな風に祝ってもらうのは久しぶりでとても感動しました。

今日で43歳になりました。やりたい事は沢山ありますが、具体的な目標を決めて、コツコツとチャレンジしていきたいと思います。振り返ってみると10年前とは180度違うライフスタイルになりました。これからどんな風になるのか自分でも楽しみです。(笑)

削りカスの再生

陶芸を始めて何年か経つと、他の人の作品も意識して見るようになると思います。特にプロの作品を見ると、自分が普段出している色とは明らかに違う色合いだったり、装飾が施されています。粘土そのものが違うこともあるし、顔料や化粧土、釉薬などの組み合わせかもしれません。

その違いが分かるようになるまで、3年ぐらいかかりました。自分好みの作品を見つけると、何の粘土を使っているか聞いて、同じものを試すこともあります。粘土はそんなに高いものではないので、個人で買う人も多いと思います。私は焼き上がりが真っ白になる粘土を使いたくて、上信楽や半磁器などの粘土を20kg単位で仕入れることがあります。あったりまえの話ですが、自分で買った粘土の管理は、自分でしなければなりませんよね。共同で窯を使う陶芸教室などでは、粘土の持ち込みが不可になっている所もあるので、あらかじめ相談してからチャレンジするといいと思います。

ロクロを使う場合、大量の削りカスが出ます。私の場合、20kg挽いたら、10kgぐらいは削りカスになると思います。素焼き前の粘土は、再生すれば繰り返し使えます。削り終わった直後の半乾きの粘土ならば、水を混ぜてすぐに再生することもありますが、しっかり乾燥させてから再生する方がダマのない滑らかな粘土に再生できると思います。

夏のイベントに向けて作った作品の削りカスを大量に溜めたままにしていましたが、夏場だと天気のいい日は外に出たくなるので、結局何もしなかったです。かなり埃っぽい作業なので、環境が整っている教室でやるのが一番ですね。

ここでは、私がやっている方法を紹介します。作業時間は約5時間でした。

1.しっかり乾燥させた削りカスを粉々にします。(写真ではあまり細かくしていませんが、できるだけ粉々にしたほうがいいと思います)

2.水をたっぷり入れます。(ひたひたになるぐらいでもいいと思います)

3.1時間ほど置いて全体を混ぜ合わせながら様子をみます。水分が足りないようなら補充し、さらに1時間ほど放置します。乾いた粘土が吸水していくのがわかります。(この間にロクロ挽きなど他の作業をします)

4.ぐちゃぐちゃの粘土を石膏版に移して、さらに放置します。石膏版は余分な水分を吸ってくれるので、とても便利です。(素焼きの大きな器などでもいいです)

5.1時間ほど経ったところで石膏版の上で練り返します。最初のうちはぐちゃぐちゃですが、根気よく捏ねていると徐々にまとまってきます。全体量が多かったので半分ずつ練り返しましたが、10分ほど捏ねているとまとまってきました。今回再生した粘土は全部で10kg以上あったと思いますが、この後、ビニール袋で1~2週間寝かせてから再利用する予定です。

粘土を再生している間は他の作業をするのにちょうどいい待ち時間があるので、大量に挽いておきました。

年内にマグを1つだけ焼き上げたいと思っていますが、乾燥棚がガラガラなので、ひと窯埋まるぐらい作ろうと思っています。地味に窯のスペースを取るスープカップにしようかな。(笑)

友達に頼まれた焼酎カップも挽いておきました。大きさが分からないので、サイズ違いのものをいくつか挽いておきました。赤粘土で焼き締める予定です。

先週挽いたものと合わせると60個ほどになりました。団体さんの体験講座も入っているようなので、そんなに沢山作らなくても窯いっぱいになると思います。

来週からは削りと取っ手付けになりますが、ぼちぼち予定が入っているので、年内のうちに間に合うか微妙なところですが、できる限りやってみたいです。こんな風に自分を追い込むのが好きなんです。(^^ゞ

7ヶ月ぶりのロクロ

ブログの更新がずいぶん滞っていますが、今年も残すところ1ヶ月となりました。つい最近、年が明けたような気になっていましたが、1年はあっという間です。初雪の便りと共に夏山スイッチも切れ、今は次の目標へ向けて少しずつ準備しているところです。

えべつやきもの市が終わってからは、陶芸とは無縁の生活をしていましたが、年内に1つだけマグを作りたかったので、久々に陶芸教室に行ってきました。

教室に来たのは5ヶ月ぶり、ロクロを挽くのは7ヶ月ぶりになります。

驚いたのが、ロクロ周りがすっかり変わっていました。つい1週間ほど前に変わったようですが、木の匂いがいい感じでした。前はロクロが作業台の中に組み込まれていたので、ドベ受けがセットできなくて、掃除が大変だったので、とても使いやすくなりました。コンセントも上から取れるようになっているので、配線も気になりません。

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ロクロ挽くには何を用意するんだったかな?というぐらいのど素人っぷりでした。どのぐらい挽けるか分からないので、とりあえず粘土を3kgほど用意して菊練りをしました。よく「菊練り3年」と言われますが、さすがにこれは忘れてないかも。

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年内に1つだけマグを作りたいといっても、共同で使う窯なんだから、窯がいっぱいになるぐらいの作品がなければ焼いてくれません。残念なことに、この日に本焼きのスイッチが入ったようで、棚はガラガラでした。

この棚をいっぱいにするには、相当な数が必要になるね。(´ヘ`;) う~ん・・・

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12月上旬に団体さんの予約も入っているようなので、ダメ元で挽いてみることにしました。当然ながら、腕は落ちていますが、まぁ挽けないわけじゃないかな。ダメなものは壊し、粘土を準備して挽く・・・を繰り返していきます。

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窯をいっぱいにするには、マグよりも大皿の方がいいかなと思って、大皿も少し挽いておきました。マグ1個のために100個ぐらい作ることになるかもしれませんが、久々に粘土に触れてとても気持ちがよかったです。

先月は仕事がピークに忙しく、パソコンの使い過ぎで、頭も目もギラギラしていたので、ずいぶん癒されました。ほとんど時間はありませんが、来週もう一回だけ挽いて、それなりの数を目指したいと思います。

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まだ雨が降ることもあるので、完全な根雪ではないのですが、もうすぐ辺り一面真っ白の銀世界になります。寒いし、色々面倒なこともあるけれど、北海道の冬はとても美しいです。

併設されているキャンプ場は長い冬に備えています。

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記録は撮って残す

2016年5月のGW後半からマレーシア最高峰のキナバル山に登ってきました。あれからかなり時間が経っていますが、感じたことが色々あったので、順不同で書いているところです。まだ入山していないので、このペースだとかなり長引くと思います。(^^ゞ

人生最大級のハプニング

ちょっとしたハプニングは旅につきものですが、それがいい思い出になることもあれば、後々まで尾を引くこともあります。ここでは、山に入るときの装備や旅先で気にしていることなどを書いていこうと思います。

キナバル山トレッキングでは、公園本部までの送迎で人生最大級のハプニングに遭遇しました。

車がパンクしたんです。しかも2回もですよ。(⌒▽⌒;)

初めての国、訛りの強い英語を話す調子のいいドライバー、見通しの悪いカーブ、行き交う車はかなりのスピードで脇をかすめていきました。この時は、嫌な予感しかしなかったです。マジで。

ピックアップは時間通り

山小屋の確保」でも書きましたが、キナバルトレッキングに関しては、日本の代理店を通じて、現地ツアーの申し込みを済ませていました。

私は準備を済ませて、ホテルのフロントに指定された時間に行くだけです。あとはドライバーが公園本部まで送ってくれて、登山ガイドと一緒にトレッキングスタートし、翌朝早朝に山頂アタックして、下山後にホテルまで送ってくれるという内容でした。

朝7時、時間通りに迎えに来てくれました。車もあちらでは高級車と呼ばれるものだったし、ここまでは全く問題はなかったです。

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軽く挨拶をして車に乗り込みますが、訛りの強い英語を話すドライバーでした。車内で色々と説明してくれたけど、ほとんど聞き取れなかったです。近くのバックパッカーの宿で、スイス女子2名をピックアップするということでした。

コタキナバル市街地から公園本部までは約90km、時間にすると2時間の道のりです。タクシーで行く場合は、5,000円ほどかかるようですが、日本で同じ距離をタクシーで移動するとなれば2万5万円ぐらいはかかると思うので、良心的な価格だと思いました。

この日も朝からご機嫌な天気で、時々キナバル山が見えていました。道路は日本と同じ左側通行ですが、市街地の交差点はラウンドアバウト(ロータリー式)が多かったです。郊外に出るとだんだん車は少なくなっていき、信号もほとんどありません。

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スイス女子は何も食べていなかったようなので、途中でガソリンスタンドに寄りましたが、ショップはまだオープンしていなくて、結局、何も買わずに本部まで向かいました。詳しい話は聞きませんでしたが、facebookで流れてくる写真を見る限りでは、彼女達は世界一周をしているようです。私も若いうちにやっておけば良かったと思いますが、これからだって遅くはないさ。(^^ゞ

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1回目のパンク

ホテルを出発してから、ちょうど1時間ほど走ったところで、ドライバーが慌てた様子で車を脇に停めました。恐る恐る車を降りてみると、後ろ側のタイヤがペチャンコになっているんです。決して状態のいい舗装道路ではないですが、すでにタイヤの溝がほとんどないので、時間の問題だったと思います。

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日本ではパンクした車を見るのは珍しいですが、マレーシアでは当たり前の光景のようで、実際、走っている間に故障している車が何台かありました。ドライバーはトランクから工具を取り出し、ジャッキアップしていきますが、飛び出たお腹が邪魔をして、なかなか作業が進まず・・・結局、私が交代しました。日本でもタイヤ交換したことないのに、まさか外国でこんなことになるとは夢にも思っていなかったです。日差しはますます強くなるし、時間はどんどん過ぎていくし、このまま帰るなんてことになったら洒落にならないな・・・と色んなことを考えました。

後で、登山ガイドをしてくれたジェームスにこのことを話したら、マレーシア製のタイヤの品質は悪くて、パンクは日常茶飯事のようでした。ちなみに日本製のタイヤはとても良質で長持ちするそうです。

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何とかパンクしたタイヤは外せたものの、今度は車の下にチェーンで留めてあるスペアタイヤが外せないんです。長い棒を穴に挿して、チェーンをグルグルさせてタイヤを外すようになっているようですが、その長さに届く棒がないんです。困り果てている所、大きなトラックに乗ったインドネシア人が停まってくれて、彼の車にあった工具を使って助けてくれました。復旧までは30分ほどの出来事でしたが、とてつもなく長く感じたし、変な汗が沢山出てきました。

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そして、2回目のパンク

ドライバーは祈りの言葉を口ずさんで、神の御加護に感謝していました。気を取り直して、再出発しましたが、10分ほど走ったところで、またしても車に異変が起こりました。

交換したスペアタイヤに問題があったのかと思い、車を脇に停めて、車から降りて交換したタイヤを見てみると、特に問題はありませんでした。しかし、他のタイヤをチェックしてみると、今度は前のタイヤがパンクしているんです。ワイヤーが飛び出て、完全に裂けているんです。これは酷すぎるぅぅぅ~。

当然、車に積んであるスペアタイヤは1本しか積んでいないので、もう交換するタイヤがないんです。

終わった・・・と思いました。

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人生初のヒッチハイク

しかし、ここからスイス女子の対応が異様に早かったです。ドライバーがどこかに電話を掛けている間に、スイス女子はすかさず親指を立てて、ヒッチハイクを始めました。通りかかる車は何台もスピードを弱めてくれますが、私たちを乗せるスペースが残っている車はないのです。

何度か繰り返しているうちに、ハイエース級の大きな車が停まってくれました。中に乗っているのはドライバーも含めて全員女性でした。事情を説明すると、彼女達も翌日からキナバル山に登るため、公園本部まで向かっていて、座席にはちょうど4名分のスペースが空いているのです。パンクした車を置いて、この車に乗せてもらうことにしました。

後から分かったことですが、この車は公園本部まで行く公共バスのようです。このバスは市内から500円ほどで乗れるようです。

スイス女子はこれまでの経緯を話し、すぐに打ち解けていきました。同乗していた女子達はマレーシア人でクアラルンプールから旅行に来たようです。facebookで繋がれるよう名前を連絡しておき、後で写真を送ってくれました。その国によって人気のあるSNSサービスは違いますが、やはりfacebookは世界共通だなと思いました。

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なかなかのスピードで公園本部に向かい、予定より1時間遅れで到着しました。人生初のヒッチハイクは貴重な経験だったので、面白い土産話になりましたが、パンクした時は本当に不安でいっぱいでした。

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まさかのヒッチハイクからのスタートになりましたが、ここに無事に着いたことで、かなりの達成感が得られましたね。(^^ゞ

これからキナバル山に向けて、トレッキングが始まります。

記録は撮って残す

登山でも旅行でも記録は写真で残すようにしていますが、スマホに頼ってしまうとバッテリーの消耗が気になるので、基本的には一眼レフを使っています。マレーシア滞在中はどこに行くにも常に首から提げていました。治安の悪い国ならば、お金を持っていると思われてる日本人が高価なカメラを首から提げていること自体が危険だと思うので、エリアによっては十分注意する必要がありますね。

要らない写真は後で消せるので、絶景はもちろん、トラブルもひっくるめて、気になるものは全て撮るようにしています。何百枚撮ってもバッテリーは長持ちするし、電源を入れてからの起動時間も早いので、すぐにシャッターを切れるのがいいですね。実際、帰国してから代理店へこの事態の報告をする時に写真が役に立ちました。

私が普段使っているカメラはNikon Dfです。デザインが気に入ったこともありますが、フルサイズの中では最も軽量なんです。それでも、単焦点レンズとカメラ本体と合わせると1kg以上になりますね。コンデジと比べるとずっと重くなりますが、気に入っているカメラなので、どこへ行く時もこのスタイルで行こうと思っています。

山に入るときの装備

初めて登山をした時は、ベテランの後ろをがむしゃらに付いて行くだけで、何の知識も持ち合わせていませんでしたが、今では一人で山を歩く方が圧倒的に多くなり、山に入るときの服装はだんだん落ち着いてきたように思います。

私はとても虫に刺されやすい体質なので、肌の露出は極力少なくし、サングラスで日差しから目を保護します。それでもサングラスの隙間から目元を刺されることも多いです。

上半身は、スポーツ下着+速乾性の高い長袖シャツ+風除けのベストが基本です。スズメバチなどは黒に寄ってくるので、明るい色のものを選ぶことが多いです。

下半身は、スポーツ下着+スポーツタイツ+トレッキングパンツです。山スカートを履いて、カラフルに着飾っていた時期もありましたが、スポーツタイツの上から攻撃してくる虫もいるし、膝を守りたいこともあって、どんなに暑い日でも長ズボンが基本です。

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帽子と手袋は2種類

服装に関してはこれで落ち着いてきたので、山によって使い分けるのは帽子ぐらいです。マレーシアへ出発する前に秀岳荘のセールがあったので、強い日差しを遮れる、風通しが良く、ビーチでも使えそうなものをゲットしていきました。山頂アタックでは気温がグンと下がるので、温かいニット帽も持って行きました。北海道の山でもそうですが、泊まりの時は帽子と手袋は夏用のものと秋冬用のものを持っていきます。1泊2日ならば着替えることはありませんが、下着とソックスの予備も持っています。

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通信機器とGPS

北海道の山は電波が届かないエリアがとても多いです。携帯電話はauのガラケーとdocomo系の格安スマホの2台持ちですが、スマホはバッテリーの持ちが悪いので、入山する時点で電源を切って、山頂に着いた時に写真を数枚撮るぐらいです。データ通信をメインにしているので、通話ではほとんど使いませんが、docomoの方が電波が届くエリアが広いので、最悪の事態に備えて、どちらもカバーできるようにしています。

ガラケーはバッテリーの持ちがいいので、エコモードで電源を入れたまま、トレッキングパンツの太もも辺りにあるポケットに入れています。ザックを丸ごと落としてしまったりしたときに最終的な通信手段だけは残しておくため、体から離さないようにしています。

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マレーシア滞在中は通話機能は一切使っていないので、ガラケーの電源はずっとオフにしていたし、トレッキングを始めるときにはスマホの電源も切って、山頂に着いた時に何枚か写真を撮りました。一眼レフを紛失したり、盗まれたりした時に1枚も写真がないのは寂しいですからね。

トレッキングのログを取るために以前はスマホのアプリを使っていましたが、去年からGraminのGPSを持つようになりました。日本語版は高いので、英語版を日本語化して使っています。

日本版の地図はGramin用に変換して無償配布しているものを教えてもらったので、こちらからダウンロードして使っています。

関連レコ

キナバル山トレッキングに関しては、ヤマレコにアップ済みです。とても長いですが、詳細に記録しています。興味のある方はどうぞ。

【夏山スタートは海外で】マレーシア最高峰 キナバル山(4,095m)

地図で見る世界の物価指数

これから行きたい国の物価を調べていくうちに、物価指数がエリアごとに色分けされている地図を見つけました。2015年のデータのようですが、なかなか興味深いです。シェアできるようソースが公開されていたので紹介します。

ニューヨークの物価を基準(指数100)として、食品、交通、外食、水道光熱費の各カテゴリーの様々なの種目の平均料金を元に比較しているようです。

物価ランキング(高い順)

やはりヨーロッパが高いですね。今後の海外トレッキングの目標としては、ニュージーランドのミルフォードトラックやスイスのツェルマットに行きたいと思っていますが、どちらも上位です。(^^ゞ

1位  スイス
2位  ノルウェー
3位  ベネズエラ
4位  アイスランド
5位  デンマーク
6位  オーストラリア
7位  ニュージーランド
8位  シンガポール
9位  クウェート
10位 イギリス

ちなみに日本は「21位」のようです。アジアでは日本が一番なのかなと思っていましたが、シンガポールの方が上なんですね。

ちなみに「ベネズエラ」も表向きはかなり上位ですが、闇レートなるものがあり、実際には世界最安らしいです。しかし、治安も世界最悪のようです。ベネズエラにはテーブルマウンテンが数多く存在し、その中の「ロライマ山」に登りたいと思っているんですが、色んな意味でかなりハードルが高そうです。

山小屋の確保

2016年5月のGW後半からマレーシア最高峰のキナバル山に登ってきました。あれからかなり時間が経っていますが、感じたことが色々あったので、順不同で書いているところです。1年ぐらい延々と続くかもしれません。(^^ゞ

山小屋の確保

キナバル山のあるマレーシアは、年間を通して寒暖の差があまりないので、雨の多い時期はあるものの、基本的にはいつでも登ることができます。いつでも登れるといっても、中腹にある山小屋を予約しなければ、入山が許可されません。キナバル山に登るための最も困難なハードルといえば、山小屋の確保かもしれません。

写真は私が泊まった「ラバンラタ・レストハウス」です。他の山小屋も歩いて数分の場所にいくつかありますが、ここで受付や食事を行うため、一番人気があるようです。

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色々調べていくうちに、山小屋に泊まらないで日帰りで山頂までピストンする1日4組限定の「ハードコア登山」というものがあることを知りましたが、ここでは一般的な山小屋確保について紹介したいと思います。

すべてお任せ!日本発着のパッケージツアー

航空券、ホテル、山小屋の確保、入山費用などすべて含んだ日本からのパッケージツアーが最も簡単で確実な方法だと思います。成田から日本人のガイドが同行するパッケージもあるので、言葉の心配があるならば、やはりツアーがいいのかもしれません。ツアー日程が数ヶ月前から決まっているし、10名前後の団体行動になるので、気ままな自由行動はできなくなりますが、初めての海外遠征ならば安心だと思います。

HISのパッケージツアーは、成田発で168,000円~299,000円と幅がありますが、有名なガイドが日本から同行してくれたり、ビジネスクラス(往路のみ)利用だったりとメリットがありそうです。北海道からだと成田までの移動にかかる費用が追加されます。

自然と文化の旅(NCT)

http://www.nctravel.co.jp/Kinabalu/

私はこの方法を取りましたが、コタキナバルまでの往復航空券と市内滞在中のホテルは自分で手配して、トレッキングに関する部分(移動交通費用、山小屋宿泊料金、山中での食事、ガイド料金、公園入場料、登山許可料、登山証明料)を日本の代理店で手配する方法です。

航空券に関しては、とにかくコストを抑えたいということもあり、毎日のように料金の動きをチェックしていました。GW中は通常の倍ほどの金額になるので、GWの終盤を絡めたザックリとした日程を想定しておき、それと並行して山小屋の空き状況を確認していました。

初めての海外登山だし、初めて行く国なので、不安要素が沢山ありました。

ネットで「キナバル 現地ツアー」などのキーワードで検索すると上位にヒットするのが「自然と文化の旅(NCT)」ですが、ここのホームページでは、山小屋の空き情報が確認できるようになっていますが、リアルタイムなものではなかったので、希望日に空きがあるかメールで問い合わせをしたところ、ちょうど1名分の空きがあり、そのまま確保という流れになりました。

この問い合わせをしたのは、出発の12日前だったと思いますが、ここからはあっという間に進みました。パスポートのコピーなどはメールでやり取りして、旅程表やガイドブックなど、物理的な書類は出発の3日ほど前に郵送で届きました。

トレッキングにかかる費用は、RM2,100(2016年4月現在)でした。日本円にすると「65,655円(クレジットカード決済手数料込み)」になりましたが、これはコタキナバルまでの往復の航空券よりも高かったです。一人参加の場合は、どうしてもパーティよりも割高になりますが、今回の目的は「キナバル山に登ること」だったので、現地に着いてから行き当たりばったりでツアーを探すといったことは全く考えていなかったです。

出発までのNCTの対応もスムーズで好印象でしたが、現地では登山口まで行く間に「パンク2回」というトラブル(これについては別の記事で書こうと思います)がありました。しかも、現地で起こったことがNCTに伝わっておらず、帰国後1週間ほどしてから痺れを切らし、こちらから連絡を入れての発覚となりました。現地のドライバーやコーディネーターに問題があるようですが、安全・確実なトレッキングを考えて、あらかじめ日本で手配していったのに、この対応の悪さから印象は悪くなりました。

バックパッカーの宿でアレンジしてもらう

日程に余裕があるなら、この方法がいいかもしれません。世界一周をするような旅慣れたバックパッカーは絶景を求めて登山を好む人も多いです。しかし、世界遺産とはいえ、コストにうるさいバックパッカーが1泊2日のトレッキングに6万円を払うとは思えなくて、他にもっと安く行ける方法があるんだろうと思い、帰国してからさらに調べてみました。

下の写真に写っているのは、ホテルまで迎えに来てくれたドライバーと近くの宿でピックアップしてきたスイス女子です。彼女達に幾らかかったか直接聞けば良かったなと思いました。それにしても、軽装すぎるんですけど。(^^ゞ

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2015年の地震の影響で使えなくなった山小屋もあり、今使える山小屋は3つだったと思います。ベッド数は130ほどありますが、ツアー会社がかなり早い段階で確保するので、一旦満室になるようですが、直前になってキャンセルがあったり、ツアー会社からの戻りが出てくるようなので、現地に行ってから直前に手配でも不可能ではないようです。人気のある時期は難しいかもしれませんが、閑散期だったり、私のように一人ならば、空いた隙間にスッーと入れるかもしれません。

この方法ならば、市内からの送迎を合わせても3~4万円で行けるという噂です。

Globetrotters Lodge
http://www.borneogayalodge.com/

Trekkers Lodge
http://www.trekkerslodge.com/

Borneo Backpackers
http://www.borneobackpackers.com/

Masadabackpacker
http://www.masadabackpacker.com/

あとは、山小屋を管理しているステラハーバーのオフィスへ直接行ったり、メールや電話で直接申し込む方法がありそうです。コタキナバル市内から公園受付までの移動が自前になりますが、それを合わせても安宿でアレンジしてもらうのと、ほぼ同額になると思います。

ステラハーバーのサイトでは、オンラインでの予約はできなくなっているので、メールの場合は、コンタクトフォームから問い合わせることになると思います。

http://www.suteraharbour.com/

次にキナバル山へ行く機会があるかどうかは分かりませんが、これから目指す海外遠征のこともあるので、トレーニングと高度順応を兼ねて、2年に一度ぐらいは行きたいなと思いました。そのためにはやはりコスト削減ですね。うまくいけば北海道から10万円以内で行けるんじゃないかと思いました。(笑)

必要なのは少しの勇気と行動力、そして健康な体

行く前に自分で調べたこと、行ってみてから分かったことなど沢山ありました。調べている間はとてもワクワクするし、実際に現地で行動している時よりも夢が膨らむものです。

私は、楽観的で自由奔放なタイプなので、じっくり考えるよりも実際にやってみる方が好きで「やれば何とかなる」という感じで適当にやっています。協調性と社交性に欠けているので、誰かに合わせたり、気を使ったり、使われたりするのがとても苦手です。現地での出会いを楽しみにしていることもあるので、旅に出るときは一人で動くことを好みます。不安も緊張もありますが、一人で知らないエリアに行った時に自分の中のありとあらゆる感覚が使われるのがとても好きです。

今の私に圧倒的に足りないのは語学力です。20年前に英語を真面目に勉強しようと思っていた時期もありましたが、日頃から使っていないと忘れてしまい、今では簡単な挨拶程度しかできません。読むことと聞くことについては理解できることもありますが、書くことと話すことは苦手ですね。滞在中は訛りの強い英語を話す人も多かったし、耳が真剣だったので、短期間でかなり聞き取れるようになりました。その後は、マレーシアで知り合った友達とチャットをしたり、スマホアプリで勉強したり、日常的に英語を使うように心がけています。次の目標はキリマンジャロですが、スムーズにやり取りができるよう最低限の英語は身に付けておきたいです。

もちろん、旅に出る時にはお金がかかります。私はお金以外のことに関しては、かなりアバウトで勢い任せのところがありますが、お金に関してはどこから沸いてくるものではないので、目標金額と期間を設定して、毎月いくらずつ貯めればいいかを逆算してコツコツ貯めるようにしています。

飛行機のチケットやトレッキングにかかる費用はすでに日本で精算済みだったので、家を出発するときの所持金は5万円でした。駐車料金と羽田⇔成田の移動で1万円、現地で3万円両替、1万円はヘソクリです。クレジットカードはAMEXとVISAの2枚だけ持ちました。

初めての場所に行く時、新しいことを始める時、何かにチャレンジする時、新しい一歩を踏み出す時に必要なのは少しの勇気と行動力、何よりも健康な体だと思います。お金がない、時間がない・・・と、できない言い訳を先に並べて、その先にどんな未来が待っているのでしょう。いつまでも若くて健康ではいられないけれど、そのための努力を普段からしておきたいものです。

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北海道の夏山シーズンも到来しているので、色んなジャンルの話が、まだまだ続くと思います。

関連レコ

キナバル山トレッキングに関しては、ヤマレコにアップ済みです。とても長いですが、詳細に記録しています。興味のある方はどうぞ。

【夏山スタートは海外で】マレーシア最高峰 キナバル山(4,095m)